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双孔堂の殺人 ~Double Torus~
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.25pt |
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1作目読書後、文庫化待ちしたまま手に取る機会を失っていました。今年シリーズが完結したとの事で読書。 | ||||
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相変わらずの十和田只人が高等数学の学問的なあれこれを長々と語るシーンが多く、いったいこの本は誰に向けて書かれたものかと首を傾げる思いです。単にページ数を増やすだけで原稿料の水増し請求じゃないのかと勘繰ってしまいます。トリックはネタばれのところで書くとして、前作はオーソドックスな書き方でしたが、今回は十和田只人が犯人として初めに逮捕されます。つまり、彼はアームチェア・ディテクティブの立場になるのです。東京から来た警視が動き回り調べた結果を彼に聞かせ、情報を組み立てた彼が犯人を指摘すると云う展開になっています。前作はハウダニットがメインでしたが今回はフーダニットです。トリックは単純ですが、ストーリーは良く組み立ててあります。彼女はどうやら魔賀田四季博士のような存在に見えます。このあとは主人公の十和田只人をもう少し魅力的な人物にしていくことでしょう。小難しい話ばかり喋る変人のようではついていけません。次回作に期待しましよう。 | ||||
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