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義経幻殺録



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【この小説が収録されている参考書籍】
義経幻殺録
義経幻殺録 (講談社文庫)
義経幻殺録 (角川文庫)

義経幻殺録の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
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No.1:
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義経幻殺録の感想

当作は芥川隆之介を探偵役に、義経伝説を追う作品。

とはいえ、よくある ”義経=ジンギスカン”説ではない。

「玉牒天潢世系」という古書(ただし、実在するのかどうかはよく分からないが)に記されている義経=清朝始祖説を解明する作品となっている。

この表のテーマが真実であるかどうかは読んでもらうしかないが、これと関係する 裏テーマ、 ロシア ロマノフ王朝や日本の裏社会について、どちらかというと 作家がほんとうに伝えたかったのは こちらではないだろうか。

よくよく考えれば、井沢作品には 表題のメインテーマとは別に、裏に潜む巨大な政治や経済、文化などについての真実の考察の方が、ほんとうに言いたいことなんではないかと。

そう考えて読み直せば、新たな発見が生まれるのではないか、そんな思いを持ちながら、読み耽った作品であった。 了

とも
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