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喪失



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【この小説が収録されている参考書籍】
喪失〔ハヤカワ・ミステリ1866〕

喪失の評価: 5.33/10点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

個性的な捜査官

話が進むうちに、主人公のイメージが段々捉えられるようになっていきます。
「喪失」の捜査官(主人公)の印象は俳優のハーヴェイカイテル.
先週読んだ「レッドドラゴン」の映画版に出ていたハーヴェイがピッタリでした。

小説の内容は最後に近付くにつれて多少尻すぼみ?的な点がありますが
まーこれはこれとしても、警察内部が詳しく書かれてあり、その点が面白かったですね。

この作者の作品は、単にストーリーを追うよりも、緻密に書かれている知識や
今まで知らなかったことを学習辞典のように教えてくれる・・・
そういうミステリーも「アリ!」かもしれません。
もっと男性を主人公にした小説を書いて欲しいなあ~。




ももか
3UKDKR1P
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

喪失の感想

エドガー賞を『容疑者Xの献身』に勝った作品と言うことで、期待度も高く読みました。
順番としてはシリーズの5作目だそうですが、人物描写は巧みで緊迫感もあり非常に面白かったと思います。

西洋の作品を読んでいると、警察の組織の違いとかがわかって面白いと同時に違和感もありますね。日本なら速攻で誘拐事件となり一気に大掛かりな捜査になるだろうと言うような始まりなのですが、イギリスでは違うのでしょうね。最初はなかなか進展もなく警部の苛立ちがそのまま伝わってきます。容疑者が浮上したあたりからは読むのをやめることができなくなりました。

惜しむらくはできることなら1作目から順番に出版して欲しかったなと。これだけ読んでもキャフェリー警部の過去やなんかはある程度わかるのですが、フリー・マーリーやウォーキングマンとの関係が少し唐突過ぎて分かりづらい。1,2作目は出版されているそうですが、3,4を飛ばしての『喪失』なので、できれば出そろった時にもう一度読んでみたいと思います。
シリーズ物は、主人公がどんな変化をしていくのかと言うのも楽しみの一つだと思うので。

たこやき
VQDQXTP1

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