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スタート!



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【この小説が収録されている参考書籍】
スタート!
スタート! (光文社文庫)

スタート!の評価: 6.67/10点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

スタート!の感想

自分の作品である「連続殺人鬼カエル男」を自分の作品の中で映画化、その制作現場を描くという中々に面白い作品。
中盤のあのバイオレンスシーンは映像化したらさぞかし盛り上がる事でしょう(笑)

様々な困難に立ち向かいながらも、映画制作に懸ける心意気や熱さ、そしてそこに主人公の成長を描きますが、殺人事件まで起こしてしまうのは正直やり過ぎかと。
普通ならその時点でお蔵入りだろう。しかもクランクアップ後の犯人発覚。
読み手である私の、チームに対する、思い入れも固まった状況。
救済策があるのかと思いきや切り捨て代役とは・・・
世に出す事が、そんなに大事なのかと・・・
ミステリの部分は、あっさりしていて軽く、重きを置かれているとも思えず、それなら正直不要だった。
憲法第三九条をめぐる人権団体との攻防を最大の障害とした方がよっぽどこの作者らしかったと思うのですが。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(7pt)

自作の中で映画化しちゃった

このミス大賞にて「さよならドビュッシー」と同時に最終選考まで残った「災厄の季節」(「連続殺人鬼カエル男」と改題して刊行)の映画化に向けて、その制作現場を描いた青春ミステリ。「ドビュッシー」は映画化が叶ったが、「災厄~」はその描写のエグさ故、不可能となってしまったことをこういった形で「実現」することを思いついた着眼点はさすが七里さんならでは。
ストーリー的には七里さんらしさは出ているが、登場人物が多く、セリフも多くて全体的にゴチャゴチャしたイメージが残念。
でも実際、どちらも映画化されて両者と比較、これが同一人物による作品か?と世間を驚かせてみたかったのは本音。

本好き!
ZQI5NTBU

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