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連続殺人鬼 カエル男



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【この小説が収録されている参考書籍】
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

連続殺人鬼 カエル男の評価: 7.13/10点 レビュー 24件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.13pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

ユニークなタイトルと装丁から容易に想像できるように文体は軽く、テンポもよくリーダビリティも高い。
しかし、扱っているテーマは重く、作品としての骨格は意外としっかりしています。
刑法39条を扱う作品にしては、やや軽い印象は拭えませんが・・・
また終盤のどんでん返しの連続と、ミステリーとしての構成も非常に練れているように思います。

しかし、何故か中盤以降バイオレンスになってしまっている。
正直我慢できなかった。作者の狙いが全く理解できなかった。何の効果があったのだろうかと疑問に思う。
ここでマイナス3ポイントです。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

連続殺人鬼 カエル男の感想

「さよならドビュッシー」とともに最終選考に残ったという話題性の高い作品で、読むのを楽しみにしていました。そして読後感は。。。
「ドビュッシー」の印象そのままに読むと結構度肝を抜かれます。まずもって、殺害シーンや暴力シーンの描写がエグイ!「さわやか系」と言われる「ドビュッシー」と同じ作者とは思えぬドぎつさ!
それだけ完成度も高いということなのでしょう。
せめてもの救いは、ピアノの演奏シーンが出てくること。エグイシーンが多数出てくる中で、心洗われる場面が出てくるのは、やはり七里さんならではです。

本好き!
ZQI5NTBU
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

連続殺人鬼 カエル男の感想

猟奇殺人を扱ったミステリーと思い読み始めましたが、こちらの思惑とは少し違ってました。読んでいて
かなりバイオレンス・シーンがキツイので身体に痛みを覚えるほどです。(笑)
犯人逮捕のあとの二転三転する真相には整合性がとれてますが、ラストの皮肉なオチはさてどうでしよう。
刑法第39条をウンヌンするならば、彼の当真勝雄の人間性を貶めている様な気がして余り気分が良くありませんが。渡瀬刑事の云う因果応報で真犯人に罰を与えるつもりの作者でしょうが、少し筆が走った印象を持ちます。回復はするが完治はしない、それがラストの当真勝雄だとしたら39条への作者の答えがこれだと誤解を生むと心配します。ただのサイコ・サスペンスから二転三転する真相への持って行き方は、ミステリーのツボを得ていて楽しめます。ただ、痛い描写が多いので女性の方にはどうでしようか。


ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

表紙を見て感じていた軽いライトな話とは違い、
メッセージ性の強い社会派な小説でした。

テーマは刑法39条にある、責任無能力が物語の根幹を走っており、
カエル男の起こす犯罪が社会に及ぼす影響を
市民、警察からのメッセージで読者に投げかけています。

内容紹介にある「どんでん返し」の期待からは違うもので、
既視感がある構成やトリックは好みの問題で物足りなさを感じましたが、
テーマの肉づけにそえる既存作の多くの良い所を使い昇華した
巧みな作品だと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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