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屍鬼



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屍鬼の評価: 8.71/10点 レビュー 7件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.71pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

屍鬼の感想

長いですね…でも完読する価値ある作品です。仕事をしながらでしたが、10日もの間「人死に」に浸っておりますと、何やら精神が揺らぎはじめてきて、読み終わった時には安堵しました。
前半は閉じた村=人間主体の社会の中で生きるの人々心理や行動、個と集団の葛藤等が描かれ、後半は創造主である神の創りし世界の一部でしかない世界て生きる人間を、その死生感を通じて人間が人間として生きるためには、何を信じてどう生きるか…が、問題提起されていたように思います。
人間の限界、神との境界は人に寄って異なります。自分が人間である以上、種としてよりよく生き、生き続けるためには、どこまで守るべき範囲を広げ、どこに境界線=妥協点を設ければいいのでしょうか。他者を尊重するということは自分の尊厳を守ることだとしたら、対象となると他者とは一体なんなのでしょうか。種を越え類を越え、神の領域さえ越えていったらその先には何があるのでしょうか。まるで宇宙の終わりを目指す旅のようでした。
私としては、結論が出るわけはない問いの中をグルグル巡る無限地獄に放り出され、じっくり深く思考する有意義な与えていただけき、素晴らしい作品に出会えたと思っています。ストーリーもプロットも飽きのこない展開もとても面白いですし。お時間のある方はぜひお読み下さい。オススメです。
ただ、評価をマイナス2ポイントの訳をですが…こんなに哲学的な思索に耽ることのできた作品だつたのに、ラストのまとめが少女漫画的な薄いものになっており…少し残念でした。

はつえ
L7BVQMDY
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

上巻Good、下巻並

上下の単行本で読みました。
とにかく長いです。
どちらも700ページを超えています。
さらに、活字が小さく、普通の文庫本の活字より一回り小さいです。
よって、文字量が半端なく非常に多い。
空いた時間をを利用して、2冊読み終えるのに1週間超かかってしまいました。

内容については、上巻が秀逸です。
何か解らない不可解な現象。これが怖いです。ヒリヒリとした不安感を煽ります。
自然現象なのか、疫学的なことなのか、事件・事故なのか、それとも非日常の超常現象なのか?
それが解らないので、緊張感をもって一気に読み進められます。
上巻だけで評価すると、9~10点ですね。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(8pt)

日本では珍しいヴァンパイア物

とても長いお話でしたが飽きずに楽しめました。登場人物が多いので相関図が必要です。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

屍鬼の感想

(一)小野不由美のホラー大作第1巻。雰囲気があった。

(二)第2巻。ミステリーというより、ホラーな展開が続く。

(三)第3巻。物語を引っ張る力はさすがの一言。

(四)第4巻。クライマックス近し。心がざわついた。

(五)ついに最終巻!なるほど、そういうことかと納得。ミステリではないが、ホラーとしてこれからも語り継がれる名作だと思う。

ジャム
RXFFIEA1

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