作家志望の赤井は上司の命で山深い秘湯へ出かける。宿に着き、悪友との旧交を温めている最中、大きな地震が発生。

13年前の夏休み最終日、僕は「裏山」でロープを首に巻いた美少女を見つける。

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。

高校生の古野まほろは内戦の満州から日本へ逃れるべく、超豪華寝台列車に飛び乗った。華族、軍人、白系ロシア。

古野まほろが所属する、勁草館高校吹奏楽部と生徒会は、文化祭で演劇を共演することに。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

勁草館高校の吹奏楽部に所属する古野まほろは、コンテストでの優勝を目指し日夜猛練習に励んでいた。

放浪の数学者探偵、降臨! "堂"シリーズ文庫刊行開始! 新たな理系&館ミステリ。

工場で働く単調な日々に鬱々とするヒキコモリ気味の少年。少女を見えない悪意から護り続ける少年。

戦後悲願の航空母艦・駿河率いる第二艦隊は、非戦派内閣の思惑で台湾親善訪問に出発した。

探偵小説の神の無情な悪戯か、高校３年生・古野まほろが乗った政府専用機は大虐殺の末、ハイジャックされてしまう。

ミステリ界注目の新鋭によるシリ-ズ第一作有名画廊の社長が密室で殺された。

三島賞作家・佐藤友哉がサリンジャーの魂をよみがえらせる、全9編の短篇小説。

別名『氷の聖女』。子爵令嬢にして英国公爵令嬢・修野まり。

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。

妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。

飛び散る骨、舞い上がる車、迫りくる刺客 「もう、たくさんだ」 美しき男たちが血で描く”愛の神話” 伝説の殺し屋・和尚に拾われ、自らも殺し屋となった青年・雨乞。

仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。

現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。

コスプレする少女と同人誌に燃える少女。凄絶ないじめを受ける少女といじめる少年。

私は取手ユウ。女子高生探偵・美智駆アイちゃんの助手兼熱烈に応援してる。

みんなの顔が“のっぺらぼう”に見える―。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。

歌劇『トスカ』公演の真っ最中。プリマドンナが相手役のバリトン歌手を突き刺したそのナイフは、なぜか本物だった。

普通の大学生、鏡公彦18歳。ごくごく平均的な、何気なくコンビニエンスストアに行こうと思って出かけただけの夜。

…よ、水兵。

12世紀の中東。 聖者たちの伝記記録編纂をJ志す詩人のファリードは、伝説の聖者の教派につらなるという男を訪ねる。

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。

“死神”と呼ばれる少年・立花美樹が双子の弟・真樹や御守り役の刑事とともに紀伊山中で遭難した。

4年もの間ホテルにひきこもる、他者との肉体的接触を極度に嫌う、相対する人間の“金に対する想い”が様々な幻覚となって現れる―これらはネット上で「金の声を聞く男」と呼ばれ、株式市場の値動きを予見し二百五十億円超の資産を築いた「ヒィ」の「症状」である。

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。

まわりで次々と人が死ぬ“死神”体質の少年・立花美樹。

大学生らが集い吹雪の山荘で行った“探偵ゲーム”。余興のつもりが、翌朝現実の刺殺死体が発見されて事態は一変した。

情報漏洩、そして少年犯射殺の責任を問われ閑職に回された警察官僚・湊俊介。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

小説家を目指す赤井は、ある日河川敷で必死に助けを求める少女と出会う。知らない男に追いかけられていると訴える少女。

全寮制の名門女子高「純和福音女学院」を次々と怪事件が襲う。

佐藤誠。八十六件の殺人を自供した殺人鬼。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

『ワスレルナ』。妻を殺された復讐者たちは、世界の秘密を解かねばならなかった――。

真夏に自然科学部の熱帯魚が凍死した。

無口で無骨な刑事・武本と、名家出身でおしゃべりな年下の上司・潮崎。

第58回メフィスト賞受賞作。

資産家の人知れぬ楽しみが、取り返しのつかない悲劇を招く表題作。

周囲に不審な死をもたらす「死神(タナトス)」と呼ばれる少年・立花美樹が奥多摩山中の大きな神社に消えた。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

「奇跡は起こるよ」 夜空を見上げると一面の花。地面には屍体の山。

西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。

「うちの親戚がこんなに横溝なわけがない」 --信州山中の名家。

鍛治の里に暮らす少年キリヒトは、師の命により、大陸最古の図書館を統べるマツリカに仕えることになる。

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。

1979年、NY―。映画編集者デイヴィッドの作業スペースに紛れ込んでいた邪悪で完璧に美しい一本のフィルム。

15歳の「私」の主人は、数百年に1度といわれる呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「お前が私の玩具になれ。

侵入不可能なはずの部屋の中に何故か盗聴器が仕掛けられた。密室の謎に挑むのは防諜のエキスパート・防衛部調査班の朝香二尉。

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。

愛は祈りだ。僕は祈る。