DOOMSDAY -審判の夜-
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主人公の説明で、ネイヴィーシールズや、それが海軍であることを初めて知った。海が付く名称でも、海兵隊は、米本土から船や輸送機で海外へ派兵され、現地に上陸して陸で戦う。海を戦場とし、海上や海中でも戦えるのが海軍だという。 | ||||
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津村氏のメフィスト賞受賞のデビュー作で、メフィスト賞には珍しいSFもの。 純粋なSFものが受賞したのはこれくらいではないか。 ノベルスで500ページ超えというかなりの長尺だが、テンポと勢いがあるので一気に読める。 アメリカの片田舎が舞台で出てくる人物ことごとくクズなのである。 全編エイリアンの殺戮であるが、落ちは何か星新一とか筒井康孝がショートショートSFでやるような落ちであり、これだけ引っ張ってきて結局これで終わらすのかよ!という確信犯なのかよく分からないが、読後はかなりの脱力感である。 この何だかなあ・・・という落ちも含めてメフィスト賞らしい新本格ミステリーに対抗した新本格SFと銘打っているが、どうもキワモノで終わったようだ。 著者もこれしか出してないが、明らかに一発屋の雰囲気が漂う作風だ。 キワモノ好きにお勧め。 | ||||
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津村巧さん『DOOMSDAY-審判の夜-』は、2001年 第22回メフィスト賞受賞作だ。 人口7千人の町、米国北西部フラートン郡フラートン町。ここに突然あらわれた、六本木の手を持つ二体の異星人が、住民たちの殺戮を開始する。米軍の攻撃をものともしない高さ約1,600メートル、直径約24キロのバリアに閉ざされ、住民たちは逃げ惑い、あるいは反撃を試みるが犠牲者は増えるばかり。全米中が見守る中、異星人によって人も建物も破壊の限りを尽くされる ・・・ 異星人の襲来は、フラートン郡に移送されてきた元囚人 コウイチ=ハヤシを巡って、住民たちの反対運動が勃発している最中の出来事だ。このゴタゴタを通して、本作品に数多くの登場する人物の性格が明らかになっていく。 俗物っぷり甚だしい人々が右往左往するのだが、どうにも本筋と上手くリンクしていないようだ。次々にたおれていくものたちには、感情移入ができない分、悲惨さも感じなければ、破滅的な可笑しさも伝わらない。登場したまんま、なんのひねりもなく殺されていくだけなのだ。少しばかりのドラマはあるものの、想定の範囲内に収まってしまっている。 そもそも、異星人が何をしているのかというのが、想像がつくのである。そう、あの映画のまんまなのだ。ここは、あっと驚かせて欲しかったのだが、あまりにもストレートすぎて、がっかりを通り越し苦笑いが出てしまった。 著者の米軍兵器に関する知識は相当のものだと思うし、文章もすっきりしていて読みやすい。しかし、そこそこの頁数を費やして、ありきたりの結末にしてしまったのがとても残念である。最初から、パロディーだぞという潔さがあったほうが、良かったかもしれないな。 | ||||
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田舎街にエイリアンがやってきて暴れまくるというありがちな設定を 実際に大スケールでやってのけたパニックSF やたら登場人物が多くてとてもじゃないが覚えられないが、どうせ主人公以外 大した役割は振られてないので覚える必要ないので安心 分厚い本だがとにかくスピード感があるので読んでいて飽きさせず、勢い良く読める ただ終わり方はまるで短編ネタみたいでかなり酷いので覚悟が必要 こういった設定が好きな人ならば安心して楽しめる作品だろう | ||||
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508ページ。ノベルスとしては分厚い部類の長編作品だがサクサク読める。映画のカット・バック的な手法の文章構成なので、短い場面場面の積み重ねで物語が流れていく。だから非常にテンポが早い。でも時間軸で言うと、パニック状態の町を描く本筋は夜から翌日朝方まで半日にも満たないのだが。 スピルバーグ監督の映画「宇宙戦争」でのスリリングな映像体験を、この作品でも読書として体験することができる。小さな田舎町で突然起動したロボット型エイリアンが人々を情け容赦無く殺戮していく描写が「宇宙戦争」でのシーンと全く酷似しているからだ。まあ、映画の方はH・G・ウェルズの古典だし、この作品もエイリアンからの攻撃を受ける街が舞台という同じテーマだから同じような描写になるのは至極当然なのだけれど。 作者は銃器やミリタリー関係にかなり詳しく、バトル・シーンを懇切丁寧に描写しリアルな迫力を持たせている。今どき侵略物SFかと思いきや、最後のはずしたオチでやはり作者は大真面目で侵略SF物なんか書いてはいなかったことが判る。 どことなくトボけた作風が面白い。 | ||||
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