村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

カラマーゾフ事件から十三年後。

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

検事・岩崎紀美子。仕事にいっさい妥協はしない。

沖縄で最高裁の判事が殺された。判事はなぜ死なねばならなかったのか。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

横浜本牧埠頭の倉庫街で、警官が射殺された。女性初の経営弁護士を目指しロー・ファームに勤務する弁護士・水島由里子。

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

川崎で起きた殺人事件の現場に遺されたDNAが指し示すのは、十八年前に代官山で起きたカフェ店員殺人事件の“冤罪”の可能性……。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

自白した被疑者がなぜ無罪に!?救済されるべき被害者に法はいったい何ができるのだろうか。

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。

仮装行列でにぎわうハロウィンの夜。横浜本牧の覚醒剤取引を急襲した麻薬取締官6名を含む10人が短機関銃で殺戮される。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

「朴美愛」偽造パスポートを手に入れたミロは海峡を越え韓国に渡る。

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。

女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。

「法曹関係の圧倒的ディテール、そして司法と検察、弁護の馴れ合いを糾弾する作者の筆致が、実に素晴らしい。

第10回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家の、シリーズ第2弾です。

弁護士の「私」は、新米女性弁護士・土田と一緒に、福岡県警察博多警察署留置場にいた。

二人を殺めた強盗殺人事件の裁判員裁判で、ある男の最終陳述が始まろうとするなか、傍聴席の若い男が「その人は犯人ではありません。

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。

公安で培った術を駆使して解決のためならなんでもあり、捜査一課きっての実力行使派明日香。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。

10年ぶりの再会が、騙し合いの始まりだった。 青春を奪った体罰教師に卒業生たちが仕掛けた罠。

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。

親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。被害者は耀子の恋人で、暴力団ともつながる男・成瀬。

杉並中央署生活安全課「何でも相談室」、通称0係に娘の死の真相を調べて欲しいという相談が持ち込まれる。

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

機動捜査隊浅草分駐所に班長として赴任した稲田小町は、元医院の「幽霊屋敷」で首吊り死体を発見する。