『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。

私立雷辺（らいへん）女学園に入学した時夜翔（ときやしょう）には、学園の名探偵だった大伯母がいた。

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。

ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。 地獄は始まる。

津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。

交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。

コールセンターで働くイチカは平凡な日常を静かに過ごしていた。

奇妙な依頼の数々に、彼らはついつい「推理」をしてしまう……。 殺し屋が日常の謎を解く異色のミステリー短編集。

「俺は世界を戦慄せしめているか？」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。

撮影中止か、さもなくば死を！　呪われた映画に挑んだ新進女優に密着する。

教師の傍ら執筆活動を続け、ミステリ作家として一世を風靡した久宝寺肇（きゅうほうじはじめ）が癌で亡くなった。

「私は掟上今日子。現在不眠症。

東京都内で発生した連続変死事件を追う、ジャーナリストの前沢恵子と葉月有理は、死者の共通点が「南極深層の氷」にあることを突き止める。

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。

ただ、普通でありたかった。 なぜそれがそんなに困難だったのか。

幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。