白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。

夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

我々は、なぜ小説を読むのか。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

ある３月の週末、ＳＮＳ上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。

レジェンドへのリスペクトを胸に 人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、 女子高に潜入する火村とアリスや 不可解なダイイング・メッセージに挑む 江神たちEMCの面々まで。

邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc. 人生ベストの一編が、ここに。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

登場人物は皆、身勝手でクズ。でも、そこに人間の本質があるーー。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

巨匠監督が謎の死を遂げ、試写会の参加者は自殺…… 真相に探る人々に恐怖が迫る‼ 昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬が、最新作の完成直後に不審死した。

大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。 屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。

その〈空洞〉から、すべては始まった。

一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。

真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。

警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係に所属する女性刑事・志々目(ししめ)春香と後輩の男性刑事・藤堂遥の〈ハルカ〉コンビ。

こんなことになるなんて！ 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。

甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、人生の味わいを詰めこんだ17の物語。

北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

「俺は世界を戦慄せしめているか？」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。

「人を轢いたかもしれない」 厳格な父親からの一本の電話。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。

まったく新しい高校野球小説が、開幕する。 秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。

性格のない人間・如月空子。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

【罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。

『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー 実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」―送信した相手は、かつての恋人。