サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。

尾岸七海(13)は母の再婚相手に身体を求められていた。「この男を本当に殺したい」。

刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。

身体を求めてくる義父を殺したい女子中学生。所持金２千円、ネカフェ暮らしに絶望する30代男性。

15年前の夏のキャンプに参加した27歳の5人がキャンプ主催者の遺言執行人に集められた。

「金がないことがこんなに心細く、息苦しいとは思わなかった」。

めくるめく、どんでん返し。全方位に仕掛けられた罠。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

ダブル不倫、ストーカー、心変わり。どれも自分には関係ないと思ってた。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

殺してもいいんですよ―リセットすれば何度でも殺せます。快楽を追求する都市「エピキュロポリス」の夢を繰り返し見る充。

政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

15年前のサマーキャンプに参加した27歳の男女5人が、キャンプ主催者の遺言執行者と名乗る女性弁護士に突然集められた。

誰も疑問に思わない学校というシステムにふと違和感を覚えたその日から、思いもよらない陰謀に巻き込まれ、壮絶な逃走劇を繰り広げる、暴力と愛、性と孤独、死と希望に満ちた、平山瑞穂ダークサイドの到達点。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

中堅ゼネコン勤務の父・陽一は仕事でトラブルを抱え、母・裕実子は勤め先の上司と不倫関係に。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

「被疑者の言うことを唯一信じてあげるのが弁護人でしょう」 犯罪被害者家族でありながら、 刑事弁護に使命感を抱く持月凛子。

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。

１９８６年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。

京都の小さな町で、遺書らしきメモとともに34 歳の女性・小倉由那の遺体が発見された。

無差別通り魔事件の加害者と被害者。

年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。

女子高生、美優は予期しない妊娠をしてしまう。

世間を騒がせている半グレ集団「凶徒聯合」のメンバーが殺された。

人気女優が発表した小説をなぞるように「事件」が起こる。偶然とは思えないが、誰が何のために模倣したのかは見当もつかない。

2021年アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、3冠! 「クライム文学の新星」デニス・ルヘイン 裏社会の元凄腕ドライバーが 家族のために引き受けた最後の仕事―― 米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。

ここは、人を一人殺したら死刑になる世界――。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

六十年前の団地体験で賞金五百万円――って、これ現実!? 昭和と令和が交錯するイヤミス新次元! 賞金につられてリアリティショーに集まった二つの家族。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

民間で科学捜査鑑定を請け負う〈氏家鑑定センター〉。

1986年アメリカ東海岸。

一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。

大手銀行に勤める４１歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。

省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

「彼女は無理やりこの国に 連れてこられただけなのだ」 この女性(拉致被害者)を連れて、 日本に亡命するーー。

血も凍る暴虐に見舞われた故郷から秘密を抱えて脱出したウィグル人亡命団と、彼らを取材中のジャーナリスト仁科曜子が、白昼の東京で襲撃された。

首なし死体がすべての始まりだった。 警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

〜ミステリ作家からの挑戦状〜 登場人物全員、同姓同名! 大胆不敵、大混乱ミステリ待望の文庫化。

模範囚の失踪、集団食中毒事件、火の気のないところで起きた火災……刑務官たちの信念が問われる事件。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

傑作ミステリ『あの日、君は何をした』続編 クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。

『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。

1972年春、警視庁に出向していた真栄田太一は本土返還が迫る琉球警察本部に帰任する。

第20回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。

シャルロットは七歳の雌のジャーマンシェパード。賢いけれど、普段はのんきな元警察犬。

ストーカーにつきまとわれていた女性が山中で死体となって発見される。