バタフライ
- 奇跡 (159)
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『バタフライ』と言うタイトルにバタフライ効果を匂わす巻頭の引用文。 当然バタフライ効果を期待して読みますが別に何でもありません。 特に主人公が定めず、複数の登場人物からなる群像劇で 「一応」相互に波及はしていますが大したものでもない上に (しかも一部は人物同士が直接に交渉し続けている!) 偶然が「多少」重なった、言う程度でバタフライと言うほどに 大きくもならなければ広範に波及もしません。 まぁ1人は死にますが。 幾人かにやたら劇的な変化が見られると言うだけで ようするにそれが『バタフライ』だと言いたいんでしょうが ハッキリ言ってつまんないです。 久々に時間を無駄にしたと思える一冊。 クズレ●パーが処刑されて被害者が解放されたりヒッキーが立ち直ったり、その割に ネカフェ難民が社会的に死んだりと扱いに妙にちぐはぐ感があってスッキリしません。 蛇足ですがおもいっきりサヨク臭の強い部分が出てきます。 ヘイトスピーチはやたら作中で叩くクセに中国の最近の横暴をして 「海洋進出」の一言で済ませるなど思想の傾向が振り切れてます。 まぁ著者はそういう手合いなんでしょうね。 少しはチベットにも触れればいいのに(出来るワケないか) | ||||
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タイトル通りバタフライ効果がテーマだが、根本的な違和感がある作品。 バタフライ効果の解釈は幅があるにせよ、物語上の概念として描く場合は 「風が吹けば桶屋が儲かる」のニュアンスに近い筋道を示さなければ、 只の「都合の良い偶然が続くだけ」の作品になりかねない。 この作品はまさしく危惧の通りで、たまたま拾ったエアガン、たまたま間違えて出た他人の携帯、 たまたまある場所に撒いたガソリンなどが、進行上の重要事として機能している。 そこに説得力はなく、偶然頼みの展開に驚く。 群像劇としても、それぞれの人物像や抱える問題が類型的過ぎる上、被害者が出る結末の中で 「この一日を通じて、少し成長した人々」という温かい物語と捉えるのは無理がある。 主要人物七人の関わりが終盤を除いて大きく二つに分断されている点も、全体のダイナミズムを失わせている。 | ||||
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平山瑞穂さんの著書は「忘れないと誓った僕がいた」から、色々読んでいます。 この「バタフライ」も、平山瑞穂さんだし、表紙の綺麗さに惹かれ、購入。 主人公となる「視点」が数人出てき、性別も年齢も様々です。主人公が替わる毎に、時間が書いてあり、長い様に思えて「1日」の物語になっています。 たった1日、何気なく過ぎる様な1日でも、世の中には色んな人が存在し、色んな環境や現状で生きていて、個人個人の生活がある。 当たり前の様ですが、この著書を読みながら、今自分がこうしてる間にも、同じこの時間を全ての人々が生きていて、行動していて、色んな事が起こっている。 人間、1人1人の視野は限られ、自分に関わる生活しか視野に入ってきませんが、この本の扉絵の街の写真を見ても、沢山の人間ドラマがひしめき合っているんだなぁと、読後、再度この扉絵を眺めていました。 うまく言い表せませんが、同時刻に、全く違う知らない生活が同時進行している。 視野の広い・視野を広く考えられる物語だなと感じました。なのに、この本の中ではたったの「1日」なのです。 当たり前の様で、自分の視点を変えて読むと、読後に少しだけ「不思議」??な感じがします。 平山瑞穂さんの著書は、やっぱり一読の価値ありです。 | ||||
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