約束
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葉室麟の生前に完成していた作品だが、存命中に出版されなかった。その理由は読めば解る。作者が全く満足していなかったと思われるからだ。 現代の高校生を中心とした何人かが明治維新直後の時代にタイムスリップする。しかし躰ではなく「意識」だけがタイプスリップし、当時の実在の人物に憑依する。SFの設定としては悪くないものの、非常に解りにくい物語になっている。 作者は明治維新と西郷隆盛による西南戦争について何かを語りたかったのだろうが、はっきり言って何も語れていない。 | ||||
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内容がファンタジーだと思ったがドップリの歴史物で内容も重い感じかする | ||||
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故人をしのんで★2つ。他の作家が書いた作品だとしたら★1つ。 流石デビュー前の作品と言うだけあって、話の設定、流れが酷いです。 出版社も売上が欲しいでけで世に出したと思う。 タイトル「約束」も本の内容と全く違う。と言うか確かに冒頭で 高校生4人が約束をしますが、話の後半から全く意味がなくなる。 設定も無茶苦茶で、何でタイムスリップしたのか?明治時代に 飛ばされて何をしたのか?全く意味のない話。 特に女子高生2人は明治時代を満喫しただけで帰還。 そして敵はなぜか他人に憑依できるスキルを持っている。 葉室氏は大好きな作家ですので「なぜこの作品を世に出した」と 出版社に対し怒りを感じます。 | ||||
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現代の高校生が幕末維新の明治時代にタイムスリップ、ダイナミックなドラマでありながら 史実も織り交ぜて小説にしている違和感が感じられないところが作家のすごいところです。 | ||||
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現代の高校生がとその関係者の意識だけが明治初年に跳躍しその時代の人物に憑依するという設定は、SFというよりはファンタジーであり、それよりも伝奇小説といった趣だ。半村良氏の「妖星伝」が伝奇小説っぽくありながらしっかりSFっぽかったのと好対照だなどと読み進めていた。読んでいて西南戦争が始まるまでのところは史実を説明する感じで持たれたが、その直前に中江兆民と村田新八を通してフランス革命やパリコンミューンを浮かび上がらせた構図の妙に感心し、クライマックスは展開も、その思想信条においても切れ味もよく重量感もあり面白かった。この辺の登場人物の心情の重さとやるせなさから藤沢周平氏を連想してしまったのは紋切り型に過ぎるかもしれないが、それが「伝奇小説」的設定の中で達成されているところが本作品の特筆すべき点だ。しかもオチがジュブナイルっぽく微妙に危ういバランスで成立しているところもなかなか珍しく興味深い。 | ||||
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