刑事の麦子は、幼少期の「相手の気持ちになって考えなさい」という母の教え通りに人の意識に入り込む能力を身につけていた。

元刑事の麦子は幼い頃に身についた、「人の意識に入り込み、記憶や感情を読める」不思議な力がある。

あなたの人生は本物ですか? 福山鞆広は大学卒業後も就職せずに、アルバイトを続けていた。

弁護士の一色桜子は、ヴァイオリンの恩師・浦上紗也香のコンサート会場で浦上から悩みごとの相談があると言われる。

警察庁公安秘密組織「十三階」。女スパイ・黒江律子の新たな任務が始まる。

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

世界最古で最大の大英博物館。

渋谷区の高級住宅街で窃盗事件が発生!　警視庁捜査三課の萩尾警部補は、相棒の武田秋穂と現場に向かった。

加納&玉村刑事が巻き込まれた寝台特急での密室殺人、リサイタル後に起きた有名ピアニストの服毒死の謎、元特撮ヒーローを襲う不可解な誘拐事件、猛吹雪からの首都脱出―テレビドラマと連動したコラボレーションも話題を呼んだ、『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家4名

三姉妹の長女・百合が次女を殺した。

隠れ家的喫茶店プリエールに県警秘書室の直ちゃんが持ち込んだのは、企業の御曹司が殺害された事件。

新型コロナウイルスが猛威をふるう春、センバツ高校野球大会の中止が決まった。昨年の夏、優莉結衣は甲子園にいた。

十二年連れ添ったペットを亡くした女性、仕事中の夫からの電話に苛立つ主婦、披露宴で友人のスピーチを聞く新婦、娘から結婚の相談をされる母、母の遺品から見つかった一通の手紙…。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

12年前、町の皆に愛された近江医師が殺害された。だが未解決のまま迷宮入り。

元プロ野球選手が殺人で起訴されたが、ある男の証言が決め手で無罪となった。

消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させる――〈人捜しの神部〉の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。

同棲している彼女・桃里に、連続殺人犯と似ているといわれたことから、蒼太の日常に変化が訪れる。

令王大学の名村准教授は若き天才研究者。 人工知能(AI)を進化させるため、人の心の「なぜ?」を解きあかそうとしていた。

秋津真白は、伯母・赤江神楽の遺体の前で目を覚ました。だが、全ての記憶がない。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品。

巨大書庫・仙文閣。そこに干渉した王朝は程なく滅びるという伝説の場所。

すべては、乙女のいびつな欲望から始まった ――衝撃のラストが待つ背徳のミステリー その朝、双子の老姉妹が手に手をとり、崖から飛んだ。

かわいいかわいい由美子ちゃんセンセ。こどもみたいな、ばかな大人。

命の値段を考えたことがありますか? 警察医療ミステリ! 臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。

名探偵・阿久津透。

映画製作の現場において撮影シーンの様子や内容、物語の繫ぎなどを管理する役目、スクリプター。

真砂代は一九歳になったが、見栄えのしない容姿であることは自分でも分かっていた。

時として人生は、巨大な迷路を形作ることがある。そしてそこでは、自分の意志とは関係のない不思議な体験をすることになる…。

オーロラが教室を覆ったとき、女子高生たちの姿が忽然と消えた――。10年ごとに発生する神隠し。

ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。

この熱量はすべての読者を圧倒する。 衝撃の松本清張賞受賞作。

虫けら同然の人生で、初めて落ちた本気の恋。それは俺に心からの幸福と、地獄を招いた―。

浪人生のくるみは「病み垢」で死にたいとツイートすることでストレスを発散していた。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

死因はMRIにも映らない、急激に悪化した肝臓がん?――浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授のもとに、急死した前都議会議員の司法解剖の依頼がきた。

舞台は『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園。高校に入学したばかりの僕は「第二文芸部」の部室に迷いこんでしまう。

ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。

友達に貢がされ、忙しい親からは金だけ与えられ放置されている中学生の暁美。ある夜、彼女の前に一冊の古びた本が現れた。

都内大手企業の女性課長が金沢で絞殺された。所持品は泉鏡花記念館のパンフレットだった。

「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。

刑事夕雨子はいつも首元にストールを欠かさない。

怪獣映画の制作を夢見つつ、底辺生活を送る須山民夫。

手話通訳士の荒井尚人は、コミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳をする生活の中、場面緘黙症の少年に手話を教えることになった。

「マリア様が、家に帰るのはいつか」?謎のメッセージを残して兄は自殺した。

ベイカー街221Bを訪れたある婦人は、強請に苦しむことを訴えつつも詳細を話せず、苛立つホームズに依頼を断られてしまう。

死際の翁は生首の絵を描いていたそうだ。持仏堂を曳いた後、怪異が起こるようになった東按寺。

フリーの校正者・興梠に届いた自費出版小説『縄紋黙示録』の校正紙。

「引きこもり」作家として活躍する石田水瀬と幼馴染の徳川大樹。

坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ 名探偵由利先生のもとに突然舞い込んだ差し出し人不明の手紙、それは恐ろしい殺人事件の予告だった。

博物館は、生者と死者が交わり境界となる場所。 そこには、悲しみが作り出す「嘆きの川(アケローン)」があった――。

『このミステリーがすごい!2005年版』第3位に選ばれ、第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞した「幻の探偵小説作家」天城一の初作品集、待望の文庫化!「密室犯罪学教程 実践編」「密室犯罪学教程 理論編」「毒草/摩耶の場合」の三部構成で、独自の密室論

引き裂かれた二人を繋ぐ、ノート一冊分の奇跡の物語。