閉鎖された中学校の校舎で、かつて軽音楽部で生まれた曲の歌詞通りに起こる連続殺人。

自分が死んだら周りの人たちはどんな反応するんだろう。その願い<葬偽屋>が叶えます。

卒論に悩む私は、ある事件をきっかけに黒いスーツ姿の青年から美学とポオの指導を受けるようになり……『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の2年前、二人が黒猫と付き人になるまでの物語

私立扇央高校朗読部の主・華影忍（ルビ：はなかげしのぶ）。

黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。

仏滞在中の黒猫は、恩師の依頼でイタリアにある〈遡行する塔〉の調査に向かう。一方、付き人は学会参加のため渡英することに。

黒猫の渡仏から半年。付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。

――ピロウボーイ。要するに、枕少年だ。

<スイ研>こと酔理研究会で、神酒島先輩とともに数多の謎に遭遇してきた蝶子。

でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽…日常に潜む、幻想と現実が交差する瞬間。

戸山大学に入学した坂月蝶子は痩身の文学青年・神酒島先輩から声をかけられ、“スイ研”―酔理研究会に入ることに。

ギャグで、ホラーで、微妙にラブ!? かつてない多〈獣〉解釈ミステリー!! 「怪物率とは、〈怪物〉の絶対的現実存在性を一〇〇とした場合の割合を表したものだ」 怪物狂の美青年・ナイトさまとお供の美少女・ウサギが街に溢れる怪しい噂にびびびっと反

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。

ポオの研究を続ける付き人は、街で遭遇した自分そっくりの人影に怯えていた。

かつて高級リゾートだった“ホテルモーリス”に、今は毎日ギャングがやってくる。

若き大学教授とその付き人という関係から一歩踏み出し、新たな生活を送り始めた黒猫と私。

アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリー。

夭折したはずの画家から届いた絵葉書――。

死にたい。でも一人じゃ死ねない――。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。

ところは福岡・太宰府市。参道でオルゴール店を営む32歳イケメン独身貴族、伊東秀。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

ひと月前に大学へ長期休暇を申請して以来、一切の連絡がつかない黒猫。

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

「白雪姫」「ラプンツェル」「かえるの王さま」「くるみ割り人形」 ――誰もが知っている、おとぎ話に隠された、 恋物語と事件の≪真相≫を “偽"恋愛小説家&駆け出し編集者コンビが読み解く 連作恋愛ミステリ第2弾。

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

1話4分、必ず騙される!31の恋愛掌編集 かつて天才ギタリストと称された佐木山義徳。セルマは彼を愛し共に暮らした。

東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。

鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、最新作です! 美咲との出会いを通して、徐々に変化していく清一郎。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。

彼女は病院にいる。館を離れ、あの家政婦から逃れ。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

書店員は超多忙。

深海楓は架能風香に恋文を渡し、それは見事に振られた。

月刊EYESの小高直海の同級生という女性から、2年前の女子高校生殺害事件の調査を請け負った刑事事件専門のフリーライター・柚木草平。

ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。

瀬戸内海に面した椅子作りがさかんな町、宝松市鈴香瀬町。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。

若くして評価を受けるも、すでに失業気味の画家・濱松蒼。

「ワトスン」として生きることを信条とする岩藤すずは、医学部の合格発表に出向いていた。

同僚の真由美のひと言から、社長の金城と玲子に因縁めいた過去があることを知る雅也。

栄養科学研究所に配属された千鳥(チドリ)は、言語学研の鳶(トビ)、考古学研の鶫(ツグミ)とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。

推理研究会めあてに戸山大学に入った蝶子。だがうっかり酔いの追究が目的の〈酔理研究会〉なるサークルに入ってしまう。

女子大生・八重がバイトに通う奈良の着物店〈旧暦屋〉では、七夕が近づき、浴衣イベントの傍ら、寺と提携し古裂（こぎれ）を使ったお守りを売り出した。

人の心の動きを香りとして感じる力を持つ香乃。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』だけど今日は…雪弥さんが、ちょっとおかしい。

【第6回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作】仙台の夏の夕暮れ。