風俗嬢の霊が出るラブホテル、首吊り自殺した女がみえる酔っ払い、曰く付きの事故物件、海外で出くわした恐怖体験、ビール瓶で殴ったら目玉が飛び出たヤクザ…読み終わったら後味最悪。

ひとり暮らしの部屋で、深夜パソコンに向かっていると背後から聞こえる奇妙な音…その正体に震撼する「カタカタ」。

ある時、夜中に高野は、半睡半覚で気がつくと腕が伸びていた。腕は壁を抜けて自宅の外まで達し、なにかを掴んだ「腕の魂」。

腐乱自殺死体の爆発事件を皮切りに、続々と起こる異常な自殺事件。

奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。

廃屋で見つかった5人の女性の死体。そのどれもが身体の一部を切り取られ、激しく損壊していた。

ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。

その家には、何かある。

濃霧の湖の中、兄妹が乗るボートに近づく水音と、湖面から這い上がろうとする手「霧嫌い」。

警視庁管轄内にて、野原という税理士の妻子が誘拐されたとの一報が入る。

教師と学生たちがキャンプ地で、とっておきの怪談話を披露しあった末に起きた悲劇を綴る「怪の再生」。

新人刑事・藤堂比奈子が里帰り中の長野で幼児の部分遺体が発見される。

県警捜査四課のエースだった片桐誠一は、情報漏洩の疑いで左遷された。

正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。

ひとは、いつか死ぬ。それをはじめて知ったのは、いつのことだろう――。

“シュール”かつ“泥沼”のような状況を乾いた“ユーモア”とともにお届けする、異才の作家・平山夢明“最悪劇場”全四話。

消費者金融で働く新米社員・諸星雄太が延滞者を訪ねると、男は行方不明になっていた。

ホラー&ミステリの宇佐美まことのデビュー作。受賞作を含む7篇を収録。

怪異蒐集家が厳選して語り継ぐ、本当に怖い怪談実話集。

製薬会社のMR・友永孝は、電車内で見知らぬ男女に痴漢の疑いをかけられ駅から逃走、新人巡査の新田真人に逮捕された。

条川署の警官・新田真人は、オレオレ詐欺の金を受けとりに来た若者を現行犯逮捕した。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

特養老人ホーム「敬徳苑」で入所者が何者かに殺害された。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

昼はピエロに扮装して子供たちを喜ばせながら、夜は少年を次々に襲う青年実業家。

こんな逸話ばかり集められたら死んでもいい! 実話怪談作家 川奈まり子 いきなり文庫! 恋愛小説家のいつきは、旧知の元編集者から怪談の収集を依頼される。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

普段から恨みを買っていた不良女の交通事故。共依存する母子がお互いに抱く心の闇。

さらりと驚くような都市伝説を語る女。芸能界との繋がりを自慢する主婦。

屈託のない笑顔で嘘をつく男。出会い系サイトで知り合った奇妙な女。

日常は、黒史郎の手にかかるとこんなにも厄介で醜悪で奇妙で怖い。

末期癌で死に瀕する男―矢坂。闇金で築いた巨額の遺産をめぐって5人の人生が交錯する。

奇妙な赤ちゃんの夢を見る女。モデルの女性が怯える、忌まわしい村のしきたり。

げんきなあなたがうまれます フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。

東誠会組員の梶沼武は、組織の抗争で浅羽組組長の暗殺を命じられる。

中島保を狙う国際犯罪組織。

その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。

「ギフト」と書かれた段ボール箱が発見された。中には体液のついた毛布。

戦争で家族や家、すべてを失った里見滋。新型コロナウイルスの感染拡大で穏やかな日常が崩壊していく高校生の州崎駿。

比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

この男、絶体絶命! 悪夢のような小説 食材偽装を告発し経営を刷新しようとした役員への協力を疑われ、子会社に左遷された50歳のサラリーマン、入矢悟。

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。

クライマーの滑落事故が発生。現場は地図にない山奥の瀑布で、近づく者に死をもたらすと言われる「首洗い滝」だった。

東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた。

村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

ライターの原田璃々子は、二十三区のルポを書くため、いわくつきの場所を巡っていた。

何度も同じような悪夢を見る。それはさまざまな女をいたぶり殺すことでエクスタシーを覚えるという夢だ。

奇妙な古着。事件現場の臭い。

因縁物件専門の払い師・仙龍 VS. 永遠に祓えない『死の花嫁』 恋敵は怨霊!? 恐怖と恋の怪異譚。

盲目の美女ロザリンドとのロマンスを描いた表題作他、全十編の最新小説集。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている(「奥庭より)」。