双子ばかりを狙った猟奇殺人事件が発生。

鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)…好評『

銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。

こんなにしっかりしたアイディアを原稿用紙五枚ぽっちにしちゃうなんてもったいない。

触れてはいけない領域がある。 だが、触れなければ真実は見えない――。

休日に上司と遭遇、無理やり酒に付き合わされていたら、上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が―(小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」)。

本への愛を貫く私設図書館長、退職後大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長―冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く

愛妻を亡くした友人が、おれたち三人に告げる。「妻は殺されたんだ。

借金を頼みに行った叔父の家で、誘拐犯からの電話を不運にも取ってしまった。「妻の命が惜しければ一千万円用意しろ」。

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。

“雌ライオン”こと名探偵・生野エルザと猛獣使いの助手・川島美伽のもとには日夜、風変わりな依頼が舞い込む。

“妻が自分の夢を応援してくれません。

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。

舞い込んだ不思議な仕事。墓前での奇妙な花宴。

一人寂しく迎えた二十五歳の誕生日も終わろうとしている二十三時半。八木沼真知の部屋を、見知らぬ男が訪ねてきた。

そんじょそこらにホームズのように名推理ができる人はいません。

店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う“旗師”宇佐見陶子。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

警視庁捜査一課の美女刑事、江仁熊氷見子30歳。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。

猫と名探偵は珈琲がお好き？ 美味しい謎のおかわりいかが―― 一杯のコーヒーが事件を招く？ 謎解きはペットとともに！ 平井瞳が営む喫茶店は家庭的な雰囲気を売りにしてきたが、 ある事件をきっかけにペットも入れるように店の改装を決心、 名前も一新することに。

どこにでもいる善良な大学生・白戸修にとって東京の中野は鬼門である。

作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。

エンジェル投資家・小池規彦の前に現れた大学院生・田島祐也。

人生の大切なことは、本とお酒に教わった―日々読み、日々飲み、本創りのために、好奇心を力に突き進む女性文芸編集者・小酒井都。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

うちの猫がギロチンで処刑!? あなたの町のペット事件簿 大学のサークルで人形アニメを制作している大伴はアパートの家賃を五ヶ月分 溜めてしまったせいで、アパートのオーナー保丸に立ち退きを迫られていた。

団地に住むショウタと親友トモヤ。

なんとか中堅出版社に就職した白戸修。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

米大統領選挙の熱狂の最中に発見されたひとつの死体の謎を、ファンタスティックな筆致で描く「幻の銃弾」など7編収録。

「兄ちゃん――金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕。

天才的技倆を持った漫画家と彼女を潰しにかかる出版社の辣腕営業部長、もとは同人誌で合作していた二人が不幸な結末を迎える「禁断の筋書」、ヤクザが仲間割れのあげく相討ちしたように偽装された殺害現場に佇んでいた栗山比奈が目撃証言を拒む理由とは……「少女の沈黙」、息

ノンシリーズ作品集成その2。

未踏峰への夢を息子に託す登山家の狩義之は、後援をやめると言う会社重役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上(ピーク)」)。

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。

「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」。中二の逸夫が同級生から頼まれたこと。

“せどり”(背取、競取)とは、古書業界の用語で、掘り出し物を探しては、安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とする人を言う。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

25歳のOL、真紀の暮らすワンルームマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫――いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

元プロゴルファーの殺害を震源に、複数の死者や行方不明者が周辺にいると判明して事件は多層化、松谷警部らを翻弄する。

孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。