善人だが刑事の才能はない主人ウィザースプーン警部補のため、こっそり事件を解決してきた家政婦ジェフリーズ夫人と屋敷の使用人たち。

「世界でもっとも重要な台所」と呼ばれる、ホワイトハウスの厨房で働くオリーは、小柄ながら腕と舌は確かなアシスタント・シェフ。

まじめで几帳面なパトリシア・アンは料理も菓子作りもお手のもの。

海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、因縁深き美術館でまたも人死にが起きたとの報がはいる。

英国王妃のコレクションから、貴重な「嗅ぎ煙草入れ」が盗まれた。

静かな田舎の村にこんこんと湧き出る泉。これに目をつけたのが、新進気鋭のミネラルウォーター会社だった。

「ドイツの王女のお世話をせよ」と、英国王妃からまたもや無理難題を言い渡された公爵令嬢ジョージー。

母親業に週刊新聞の臨時記者、加えて図書館の理事まで引き受けてしまったルーシー。

生涯の伴侶を得て、幸せいっぱいのシャンディ教授をあらたな騒動が襲う。

ニューヨーク・ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。その書店にはマスコットの黒猫がいた。

親友スーの娘が大富豪と結婚することになった。

猛暑のロンドンを訪れる貴族は少なく、ジョージーのメイド仕事は減激。

英国王室を代表し、ルーマニア王家の結婚式に参列することになった公爵令嬢のジョージー。

「蠅がいない。蠅抜きでどうして、中世のギルドが運営できるんだ。

秋風だつバラクラヴァ。早朝から床みがきをしていたローマックス夫人は、猫のエドモンドがくわえてきたものを見て仰天した。

ティンカーズコーヴにカジノ建設!?　賛否両論が飛び交うなか、ついに殺人が。

セーラが陣頭指揮をとったマックスの甥の野外結婚式は好天にも恵まれ、問題なく終わった。

農業大学があることくらいが特徴の田舎町バラクラヴァに、今年もクリスマスがやってきた。

「ユンヨン」「アントチーノ」「ボンボン」―そんな誰も聞いたことのないコーヒーを注文しては、バリスタたちを困らせる客がビレッジブレンドに現われた。

第二次大戦下、首相官邸でチャーチル首相の秘書として勤務することになったマギー・ホープ。

ど、どうしてそうなるんだ。シャンディ教授はうめいた。

もうすぐクリスマス!ジェーンはあわてふためいていた。

豆博物館の館長が殺された。凶器は博物館に展示されていた骨董品のデリンジャー。

ルーシーの夫が以前に修復した屋敷が全焼。焼け跡から友人でもある、屋敷の女主人の焼死体が発見された。

風にたなびくリボン、あふれる薔薇。閑静な森は美しく輝き、まるで魔法をかけられたかのよう。

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。

シンガポールで名物カフェを営むアンティ・リーは、知りたがり屋で情深い裕福な老婦人。

毎年楽しみにしているクリスマスクッキー交換会。今年はルーシーが自宅を会場提供したのはいいが、苦労は並大抵ではなかった。

ジェーンはためいきをついた。

遙か遠い地中海の島キプロスに、一人降り立ったアガサ。

エリザベス王女をナチスの手から守るため、表向きは数学教師としてウィンザー城に赴いた赤毛の才媛マギー。

無類の善人だが捜査能力は皆無の警官である主人を助けるべく、家政婦ジェフリーズ夫人以下屋敷の使用人一同が秘かに探偵団を結成!?　ヴィクトリア朝痛快ミステリ新シリーズ。

不注意から足を骨折してしまったジェーンは、松葉杖片手にガーデニング講習会の講師襲撃事件を親友シェリイと調べつつ、講習会にも参加することに。

作家や関係者が集まるミステリ大会に参加したジェーンとシェリイ。

頭蓋骨をもとにその生前の顔を復元させる復顔彫刻家のイヴ・ダンカン。

家の裏の原っぱで映画の撮映が始まった!主演女優は厄病神と噂の高いリネット・ハーウェル。

新学期が始まり時間のできたルーシーは、新聞社で働くことに。そこへ入ったのが娘がかよう小学校に爆弾がしかけられたとの通信。

ニューヨークの老舗コーヒーハウス“ビレッジブレンド”を切り盛りするクレアは、新たにフード・トラック・ビジネスに乗り出した。

「ドルフから聞いてないんですね。

クリスマス・ソングが流れ、宝石のように煌めくマンハッタンの街、この激戦区で老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアは、今年はクリスマス特製クッキーの甘い香りで道行く人々を誘惑する作戦を立てた。

「マックス!鱈を失くしちまった!」ジェム伯父がわめいた。

大伯父の誕生日を祝うべくマドック達は英国ウェールズを訪ねた。

かつて復顔彫刻家イヴ・ダンカンと暮らしていた女子大生ジェーン・マグワイアはある夜、何者かに襲われる。

古いお屋敷の改装を手伝うこととなったジェーンとシェリイ。

わずか四週間で結婚式を挙げることになったデレインのお相手は、地元で指折りの敏腕弁護士。

今年もクリスマスがやってきた。各種催し物の開催を初め、用事は山盛り。

新年早々ウィザースプーン警部補が任された事件は、単なる強盗殺人と思いきや、調べるうちに不審な点が続出する。

もと司書のミス・ティリーの90歳の誕生日に町を挙げてのパーティを開くことに。

復顔彫刻家イヴ・ダンカンの愛娘ボニーは幼い頃に何者かに殺害されたが、亡骸はいまだ見つかっていない。

あの親友シェリイが、今度ばかりは気もそぞろだった。

デリカテッセンの開店記念パーティの最中に、倉庫で弁護士がハム用ラックの下敷きになって死んでいるのが見つかった。

クリスマスに催したクッキー交換パーティに感心したという新婦の願いで、結婚式のプランニングをすることになったジェーン。

さる上院議員の娘の他殺体がジョージア州の森で発見された。彼女の手には血液の付着したゴブレットが握られていた。

娘とゲストハウスを開業しようと買った築百年のお屋敷には、なんと前のオーナーの無愛想な女性と気弱な男の私立探偵の幽霊が憑りついていて……。

ジェーンの朝は、三人の子供たちを起こして回ることから始まる。平凡な一日？　でも今日はいつもと様子が違う。