「竜の涙」を飲んだことがありますか?都会の片隅で今夜もそっとカウンターに置かれる一皿、一杯。

東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。女将の作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。

1975年、渋谷。ロックの熱狂が鳴り響く街に16歳のノンノはいた。

失踪した夫を待ち続ける下沢唯。

警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。

新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。

2031年、日本。私立探偵サラは、ある女性から生き別れたという姉の捜索を依頼される。

同居人のミステリー作家・桜川ひとみの転居にともない、東京で暮らし始めた正太郎。

中学時代から十年来の仲間である歌義、陽介、綾、まり恵。四人が京都郊外の山中に住む恩師宅に向かう道中、一組の男女と出会う。

名前・正太郎(雄猫)、毛色・八割黒に二割白(長めの毛足)、飼い主・桜川ひとみ(ミステリー作家)、住まい・琵琶湖近郊、友犬・サスケ(チャウチャウ系の雑種)、特技・推理―。

男性優位主義の色濃く残る巨大な警察組織。その中で、女であることを主張し放埓に生きる女性刑事・村上緑子。

人間顔負けの推理力で難事件を解決する猫探偵・正太郎。親友犬・サスケや、近所の猫仲間とまたまた大活躍。

東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。

一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。

帝ご寵愛の猫はどこへ消えた?出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した猫は、清少納言が牛車に繋いでおいたにもかかわらず、いつの間にか消え失せていた。

四十九院香澄は、大学入学と同時に「鉄道旅同好会」の扉を叩いた。

若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。

不倫の恋に破れ、仕事も失った茉莉緒は、偶然の出会いから、伸び悩んでいる若手俳優・雨森海のマネージャーに抜擢される。

下町のアパートの一室で、顔を潰された身元不明の死体が発見された。その部屋に住んでいた若い夫婦は行方不明。

美味しい料理は奇跡を起こす―四季折々の恵みと紡ぐ6つの物語。

「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。

あなたのワケあり写真は、あなたの心の有りようを写している――。

秋去姫、朝顔姫、梶葉姫…、七つの異称を持った七夕伝説の織女。

社内恋愛に破れ憂鬱な毎日を送る秋穂は、宝石店に忘れられた指輪を持ち帰った夜、レイプされてしまう。

親王誕生の祝宴に影を差す、盗賊と呪符の謎。

行方不明の叔父の足跡を追って、ひたむきに列車に乗り続ける香澄だが、さまざまな人々との出会いを通じ、少しずつ変わってゆく。

謎の失踪を遂げた夫・貴之のあとを継ぎ、探偵となった下澤唯。

呪いの藁人形、捨てられた赤ん坊、骨折した靴磨き、逃げたインコ、殴られたゲーセン景品売り、消えた骨壷。

園長探偵・花咲慎一郎　今回も危機一髪！ 無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。

幼な子を置き去りにするな!暴行されて昏睡状態に陥った男は、にこにこ園の園児の父親だった。

京都・北山の奥深く、“地図にない村”へやって来たミステリ作家・浅間寺竜之介と愛犬・サスケ。

有美は26歳、文芸編集者。業界ではかけだしながら生真面目さと熱意で仕事は軌道にのりつつある。

上司との不倫にやぶれた「あたし」は、 自暴自棄になり、夜の公園を彷徨う。

クリスマス・イヴに、推理作家・桜川ひとみは、リビングで膝の上の猫・正太郎に語りかける。イヴの失恋の思い出。

女吸血鬼探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。

誰が犯人だ!?桜川ひとみの自宅で開かれた鍋パーティ。作家仲間である四方幸江を陰で中傷する人物を探り出す。

山梨県自治郡V村。そこは、非公式に政府が公認する吸血鬼村で、密かに侵入しようとする者が後を絶たない。

不倫を清算し会社を辞めた紗季は、夜の公園で男の死体と「不思議の国のアリス」のウサギを見る。

わたしは死神。人が死ぬ時に魂を死後の世界、黄泉の国へと連れて行くのが仕事です。

プロ野球選手の妻は家事と謎解きに大忙し!! 日常にひそむ事件を春子さんがズバリ解決! 気鋭が放つ珠玉の連作ミステリー 都会の喧騒を離れた埼玉県青空市。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

「模倣犯」事件から9年が経った。

実力はあるが作品が売れていない悩みを抱える作家・佐古珠美はかつて、ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。

きっかけは一匹の猫だった。 まだやれる！を信じて生きる人々を描く奇跡の物語。

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。

ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。

あなたは何度もだまされる! どんでん返しに次ぐどんでん返し、 ちりばめられた膨大な伏線が回収されていく “ミステリのエクスタシー"を体感せよ! ! 作家にしてブルーライト探偵社の所長の草壁ユナ、最初の事件。

京都の人権派弁護士事務所から東京の大手法律事務所に移籍してきた新米弁護士・成瀬歌義。

郊外を走る蛍川鉄道の藤乃沢駅。若き鉄道員・夏目壮太の日常は、重大な忘れ物や幽霊の噂などで目まぐるしい。

痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。

「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」―江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。

新宿二丁目の片隅に佇む無認可保育園の園長にして、ハイリスクな依頼も拒まない探偵が副業のハナちゃんこと、花咲慎一郎。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。

戦争とウイルス汚染から逃れた人々によって200年前に築かれた、女性だけの地下都市。