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egut さんのレビュー一覧

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レビュー数775

全775件 701~720 36/39ページ

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No.75: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

この世界観は凄い・・・

表題の「独白する…」はタイトルが一品。
また、語り部が地図と言うとんでもない設定。

このミス1位かつ推理作家賞を受賞をしておりますが、
ミステリとは違う作品だと思いました。
では何であるか?と言うと答え辛い。
乱歩を読んだ時の感覚を思い出した気もしますが、
もう、こう言うジャンル。と言った独特な雰囲気を楽しみました。

短編集に収録されているその他の作品は、
暴力的でグロく、気持ち悪さと痛さを錯覚してしまう文体が健在。
これは著者の持ち味で強烈な印象です。
その土台の上で摩訶不思議な世界を覗き楽しみました。

どれも強烈な印象ですが、とくに
「Ωの聖餐」「怪物のような顔の女と時計のような頭の男」
この2作は設定から結末まで巧く構成されていて、
個人的にインパクト高で唸りました。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.74: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

新宿鮫の感想

前半は舞台の新宿やそこに住む者達との絡みなど、
鮫島の硬質なハードボイルドっぽさがひしひしと感じましたが、
後半の鮫島には人間味や弱さが見え隠れし、
少し雰囲気を崩した印象を自分は受けました。
それが良さにもなりますが、
好みとしては硬質の雰囲気のまま浸りたかったです。

それにしても登場人物達はどれも印象に残る人々ばかり。
ちょい役を感じさせないぐらいインパクトが残ります。

好みの問題で点数は中間ですが、
とても面白く続きが読みたくなる良い作品だと思いました。
新宿鮫 (光文社文庫)
大沢在昌新宿鮫 についてのレビュー
No.73: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

晩餐は「檻」のなかでの感想

仇討ち制度や集められたメンバーの役割、
殺人者のトラや仇討を実行するヤギは誰か?
などなど、
面白くなりそうな設定が多く期待がいっぱいだったのですが、
読了してみるとあまり活かされていないのが
残念というより勿体なく感じました。

謎や仕掛けの印象が弱いため、
ミステリパートの仇討制度の作中作より、
作家は最後どうなるんだろう?と
オチが読めない小説家の日常パートの方が面白く感じられました。

とはいえ、仕掛けも面白く
個人的になかなか楽しめた1冊でした。

▼以下、ネタバレ感想
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晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)
関田涙晩餐は「檻」のなかで についてのレビュー
No.72: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

鬱屈した世界

世界観への惹き込まれ方が凄く、
読了後もズシンと重く印象に残る作品でした。

好みで言えば苦手な方なので点数低くしていますが、
爽快感とは無縁で、鬱屈した感じが突き抜けた傑作だと思います。

仕掛けも見事ですが、
明かされても、悲しさが漂います。
こういう印象を受けたのは久々でした。

▼以下、ネタバレ感想
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向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾秀介向日葵の咲かない夏 についてのレビュー
No.71: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

傑作でした。

舞台となる七海学園や先生達の紹介は前作を読んだ上での展開なので、
『七つの海を照らす星』を先に読んでおいた方が良いと思いました。

児童養護施設・七海学園を舞台に
子供達の独特な環境や悩みから生まれる日常の謎。

扱うテーマは一見悲しく感じるものですが、
どの話にも希望が描かれており、文章から厳しさと優しさを感じました。

ミステリとしても傑作でとても見事です。

▼以下、ネタバレ感想
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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー
No.70:
(4pt)
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六月六日生まれの天使の感想

記憶を失ってしまった女と、同室にいたゴムマスクの男。
この最初の謎の提示や主人公の女同様、
何が起きているか分からない世界に入りこんだ奇妙さは面白かったです。

この謎の気になる度合いから最後まで読みましたが、
構成が複雑化しすぎて読み辛かったのが残念でした。


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六月六日生まれの天使 (文春文庫)
愛川晶六月六日生まれの天使 についてのレビュー
No.69: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

脱力した。。。世界崩壊。

前バカミスの三崎黒鳥を読んでいたので、
ある程度の身構えをしつつ手に取りました。

今回も何かが仕掛けられている事は明らかな文体。
おかしい。不自然すぎる。一体何が仕掛けられているのだ?
とヤキモキさせる読書感は健在。

文体以外にも特徴的なのは、
ノベルスの上下2段を活用し、
上段がアメリカ、下段をイギリスを舞台に
物語が同時進行する手法。

これは『本』に価値を持たせている事や、
文庫化して販売経路を増やす事が念頭にない作品づくりには
敬意を表します。

新世界が崩壊する真相が明かされた時は、
バカミスと身構えているにも関わらず失笑と脱力。

また、その後の作者の努力に驚き、
最終章「もう1つの崩壊」で
物語を別世界に構築した様は色々な意味でゾクっとしました。

▼以下、ネタバレ感想
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新世界崩壊 (講談社ノベルス)
No.68: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

詩的な文芸作品

異文化による価値観の違いが
ミステリと上手く絡んでいると感じました。
世界の景色がうまく描かれていおり、
まるで詩を読んだかのように思い浮かぶ情景がとても綺麗です。

巻頭の「砂漠を走る船の道」より、
砂漠の民が数日間 命がけで砂漠に向かい採取する岩塩。
危険な旅だが、なんと5ドルももらえるからだ。と話すシーンは
本書が扱う異国をより印象付けたと感じました。

また、「叫び」については価値観の違いを巧く扱い、
ダークな雰囲気が引き立つインパクトある作品で
短編ながらもとても重厚でした。

ただ、ラストの「祈り」については、
雰囲気を崩してしまった印象を受けたのが正直な所ですが、
全体的に良い作品でした。
叫びと祈り (創元推理文庫)
梓崎優叫びと祈り についてのレビュー
No.67:
(3pt)

如月透の犯罪の感想

主人公が錯乱したとしか思えず、
置いてけぼりされたまま話が進んでしまった印象です。

小説「如月透の犯罪」と「如月透」自身の犯行が似通っていた理由も
なるほどとは思うのですが、驚くことはありませんでした。
吉村達也如月透の犯罪 についてのレビュー
No.66:
(7pt)

大井松田-御殿場渋滞20キロの逆転の感想

同短編集に収録されている
「君の瞳に恋してる」と同じく不倫している男性視点の話。
舞台の裏側に存在した結末がとても衝撃的でした。

▼以下、ネタバレ感想
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No.65:

吉村達也

No.65:
(1pt)

鼻の感想

教訓が1つのテーマになっていますが、
何も残らず読み終わりました。
吉村達也 についてのレビュー
No.64:
(7pt)

君の瞳に恋してるの感想

不倫相手の女性が整形手術をする事をきっかけに、
その女性と主人公の心理模様が楽しめた作品。

奇妙な後味で終わる結末がとても良いと感じました。
吉村達也君の瞳に恋してる についてのレビュー
No.63:
(6pt)

時計台は語るの感想

円形に席順が描かれた謎を時計台のヒラメキから解決する訳ですが、
そもそもこの席順表自体の違和感が気になって楽しめませんでした。
ただ、あらすじで最初に述べられている、ラストの衝撃の真相は好みです。
吉村達也時計台は語る についてのレビュー
No.62:
(3pt)

お楽しみはこれまでだの感想

小説中のつまらないトリックを書いた作家に対して
担当編集がお断りを入れる所から奇妙な物語は始まります。

やはり一発ネタですね。

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吉村達也お楽しみはこれまでだ についてのレビュー
No.61:
(5pt)

ダイヤモンド殺人事件の感想

表題のダイヤモンドは短編が6つだから名づけられたタイトルです。
一発ネタを奇妙な物語として仕立てられており、
お手軽なサスペンス物でした。

あらすじにある、衝撃のどんでん返しというのは
どれにも感じられませんでしたが、
全ての作品には裏の動きがあり、
最後の数行にそれは何であったか明かされる謎は、
それとなく楽しめました。
ダイヤモンド殺人事件 (講談社文庫)
吉村達也ダイヤモンド殺人事件 についてのレビュー
No.60:
(5pt)

ニュートンの密室の感想

円筒オブジェクトの中での密室物。

密室トリックはとても単純で盲点的な内容ではありますが、
あまり良いものではなく、面白味に欠けました。

が、そもそも仕掛けは二の次であり、
テーマは、
他殺と判っているのに密室にする必要があるのか?
です。

その解答や犯人の動機は歪んでいて、
本作らしい内容でした。

▼以下、ネタバレ感想
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ニュートンの密室 (講談社文庫)
吉村達也ニュートンの密室 についてのレビュー
No.59: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

トリック狂殺人事件の感想

意外な犯人や事件に仕掛けられたトリックの手法は
古い作品と言う事もあり驚きは少ない。

ただ、そうは言っても
こういうお手軽な推理モノは大変好みです。

「トリック卿」という犯人の俗称や
雪の山荘のクローズド・サークル内で起きた
氷付けの死体や人間消失などのコテコテの謎は読んでて面白い。

この雰囲気の作品は現代では出版されにくいのもあり、
この時代の作品ならではの良さを感じました。

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トリック狂殺人事件 (光文社文庫)
吉村達也トリック狂殺人事件 についてのレビュー
No.58: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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解釈の多様性と探偵問題

表紙の雰囲気が素晴らしいですね。
まずそう感じました。

素人探偵みかげの口から
探偵の存在についての力強いメッセージを受け、
ミステリにおける探偵とは何か?
真相とは何か?
を考えさせる内容だったと感じました。

実は、本書の結末は1つの解答例なだけで、
夏冬や神様ゲームのように
裏の真実を描ける麻耶雄嵩ならではの別の真相があるんじゃないか?
と深読みしてしまう作品でした。

探偵が語る真相が真実ではない。
本書の解答も真実ではない。

読み終わってから自分で真実を探る。
そんな麻耶雄嵩の魅力が本書でも感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.57:
(2pt)

怖いもの見たさで読みました

「本年度最低傑作」で検索すると出てくる作品。

最低だけど傑作。
翻訳を担当した大森望のキャッチコピーですが、
良い意味でこれはとてもしっくりきます。

ミステリでもなんでもない、
エログロバイオレンスしかない小説。

好みではない作品なので、
点数低いのですが、こう言う作品もあるんだというネタで読了。

悪趣味で安っぽさをあえて突き詰めたB級センス。

野獣館の殺人事件の真相や野獣の正体、
殺人鬼ロイとの対決など、
これらの事件が最後どうなるかが興味津々。

ですが、読み終わってみれば、
あまりのオチに唖然としてしまいました。
違う意味で衝撃度が高い作品。

低俗な内容ではありますが、
その方向に突き抜けた作品である事は確か。

中途半端な不満が残るのではなく、
不満事項が多すぎて逆に失笑してしまう。
印象だけはとても残る本です。


殺戮の「野獣館」 (扶桑社ミステリー)
リチャード・レイモン殺戮の「野獣館」 についてのレビュー
No.56:
(6pt)

著者らしい、ひねくれ作品

UMAが出てくる非現実感は
他の著者の作品を予め読んでいた事もあり、
気にせず読む事ができました。

むしろこの怪物たちの情報が
どのように扱われるかに期待をして読み進めました。

雪の山荘に閉じ込められた面々が
それぞれが何かに変身できる能力を匂わせます。
いったいどんな話に落ち着くのか想像できませんでした。

あらすじにある
『僕は自分が犯人ではないことを知っている。
 それを突きとめられないなら、全部殺してしまえばいい』

から感じる話のイメージとは全く違うものでしたが、
ひねくれたラストは中々面白いなと思いました。

それにしても飛鳥部作品はとても個性的です。
著者名知らずに読んでも氏の作品だとわかる気がしました。

▼以下、ネタバレ感想
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ラミア虐殺 (光文社文庫)
飛鳥部勝則ラミア虐殺 についてのレビュー