琅邪の鬼



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初公開日(参考)2010年06月
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長編小説

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琅邪の鬼 (講談社ノベルス)

2010年06月08日 琅邪の鬼 (講談社ノベルス)

始皇帝時代の中国、商家の家宝盗難をきっかけに、港町・琅邪で奇妙な事件が続発する!「甦って走る死体」、「美少女の怪死」、「連続する不可解な自死」、「一夜にして消失する屋敷」、「棺の中で成長する美女」―琅邪に跳梁する正体不明の鬼たち!治安を取り戻すべく、伝説の方士・徐福の弟子たちが、医術、易占、剣術、推理…各々の能力を駆使して真相に迫る。多彩な登場人物、手に汗握る攻防、緻密な謎解き、そして情報力!面白さ極めた、圧倒的興奮の痛快歴史ミステリー!第44回メフィスト賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

琅邪の鬼の総合評価:7.44/10点レビュー 9件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

琅邪の鬼の感想

メフィスト賞史上最年長55歳のデビュー作は、始皇帝時代の中国を舞台にした異色歴史ミステリ!甦る死体、一夜で消える屋敷、棺の中で成長する美女など本格ミステリ的要素がふんだんに散りばめられいてるのは勿論ですが、結末に至るそれぞれの宿命の敵とのバトルや個性的なキャラで一気に読ませます!最近の講談社ノベルスはこういった傾向のものが多いかな(笑)嫌いじゃないですけどね(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

とても魅力的な作品。歴史と言うだけで食わず嫌いなだけでした。

歴史小説は苦手で、しかも日本史じゃなくて中国物。
ちょっと敬遠していましたが悪い評判を聞かないのと、
普段読まないジャンルなので、たまには良いかなと手に取りました。

中国の秦の時代を舞台とした歴史物語。

登場人物達の名前が中国名なので頭に入り辛かったのですが、
キャラクターのセリフや雰囲気が特徴的な事もあり、
名前ではなく琅邪の人物達の情景が頭に浮かび、
すんなり物語に入り込む事が出来ました。

メフィスト賞作品なので、もしかしたらミステリではなく、
このまま歴史小説なのだろうか……と思った所で、
「鬼の正体」「甦る死体」や「棺の中で成長する女の謎」、「一夜にして消失する屋敷」などなど、
多くの謎が現れ、結果はボリューム多いミステリでした。

久々に苦手な歴史物が面白く感じた作品です。

あと、「琅邪の鬼」が明かされる所がとても印象的で素敵です。
こういうの良いです。

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egut
T4OQ1KM0
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No.7:
(5pt)

中盤から一気に畳み掛ける。

論理と呪術が不可分である秦の時代。最初は堅苦しい中華ものかと思ったが、不可思議ミステリ要素がからんできた途端におもしろくなった。
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:琅邪の鬼 (講談社ノベルス)より
4061827189
No.6:
(4pt)

YOKKO

ドキドキしながらもすっと読めて楽しいミステリー。人物描写にもう少し深みが欲しいが。
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:琅邪の鬼 (講談社ノベルス)より
4061827189
No.5:
(2pt)

京極夏彦へのオマージュ

つまらないとは言いませんが…初見なら面白かったのかも知れません。
でもこれ、京極夏彦「塗仏の宴」にそっくりです。
ストーリーは一応違ってますが、構造とかキャラクターが似すぎていてがっかり。
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:琅邪の鬼 (講談社ノベルス)より
4061827189
No.4:
(3pt)

謎解きが強引

現代を舞台にしたミステリーを読み慣れてる方は謎解きに強引さを感じるかと思います。
最後の最後で名探偵的人物登場、二日足らずで事件の真相を調べ上げてあっさり謎解きをしてしまいます。
そのせいで主人公が名探偵の引き立て役になるマヌケな刑事になってしまったのが残念です。
ちょっと変わった2時間サスペンスドラマを見ている様な感じでした。
琅邪の鬼 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:琅邪の鬼 (講談社ノベルス)より
4061827189
No.3:
(5pt)

独特の中華ファンタジーとミステリの融合・語り口の説話的な味わい

古代中国、しかも秦の始皇帝の時代の琅邪という架空の港町を舞台とし、不老不死を求めた徐福を長とする徐福塾を中心に、街のふたつの高家に事件が起き、最初は宝物の壁の行方不明から始まり、死者の蘇生、井戸の中の変死体、戻ってきた死体、自死、令嬢の謎の懐妊、家屋まるごとの消失、とどんどん話が大きくなり、まったく全貌が見えなくなってゆきます。

 おもに事件にあたるのは、当時の刑事にあたる求盗という役職の希仁、そして徐福塾の巫医、残虎先生、そのほか残留思念のよめる方士幽見、房中術の巫医、佳人先生(男性)など、それに看板娘の桃ですが、なにしろ現代と常識のまったく異なる古代社会で、ことに徐福塾には超能力者が集っている、との街の噂もあり、中国怪奇説話集のようなクラシックな趣も漂います。

 ミステリか、と言われれば、独特の世界の中で、その世界の常識や論理にのっとって解けるミステリである、と言えると思います。
 しかしこの世界自体が何とも魅力的で、作者の筆は淡々と物語をかたるように進み、センセーショナルに刺激や興奮をあおることはいっさいしません。
 おっとりと霞が漂うような古代世界に、美女の蘇りのあたりからは一気に引き込まれ、最後までぐいぐいと読ませられました。謎解きは、終わりのほうに登場した人物によって、やや一方的になされますが、この世界の肌理やコクを堪能する、という楽しみが大きかったので、その謎解きがうまく物語にはまっていることだけで、十分満足できました。

 著者は古代史に通暁しており、たくまずしてその雰囲気がよくにじみ出ており、最後のほうの武闘シーン(桃が大活躍)含めて、チャイナ・ファンタジーとして出色の出来だと思いました。
 最後はちらりと当時の政治状況(秦とその他の国の覇権争い)へと物語が開いてゆきますが、あくまでも歴史小説ではなく、マジックリアリズムな古代世界でしょうか。

 ぜひ続編も読んでみたいと思います。

 
 


琅邪の鬼 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:琅邪の鬼 (講談社ノベルス)より
4061827189



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