琅邪の鬼
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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メフィスト賞史上最年長55歳のデビュー作は、始皇帝時代の中国を舞台にした異色歴史ミステリ!甦る死体、一夜で消える屋敷、棺の中で成長する美女など本格ミステリ的要素がふんだんに散りばめられいてるのは勿論ですが、結末に至るそれぞれの宿命の敵とのバトルや個性的なキャラで一気に読ませます!最近の講談社ノベルスはこういった傾向のものが多いかな(笑)嫌いじゃないですけどね(笑) | ||||
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歴史小説は苦手で、しかも日本史じゃなくて中国物。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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論理と呪術が不可分である秦の時代。最初は堅苦しい中華ものかと思ったが、不可思議ミステリ要素がからんできた途端におもしろくなった。 | ||||
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ドキドキしながらもすっと読めて楽しいミステリー。人物描写にもう少し深みが欲しいが。 | ||||
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つまらないとは言いませんが…初見なら面白かったのかも知れません。 でもこれ、京極夏彦「塗仏の宴」にそっくりです。 ストーリーは一応違ってますが、構造とかキャラクターが似すぎていてがっかり。 | ||||
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現代を舞台にしたミステリーを読み慣れてる方は謎解きに強引さを感じるかと思います。 最後の最後で名探偵的人物登場、二日足らずで事件の真相を調べ上げてあっさり謎解きをしてしまいます。 そのせいで主人公が名探偵の引き立て役になるマヌケな刑事になってしまったのが残念です。 ちょっと変わった2時間サスペンスドラマを見ている様な感じでした。 | ||||
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古代中国、しかも秦の始皇帝の時代の琅邪という架空の港町を舞台とし、不老不死を求めた徐福を長とする徐福塾を中心に、街のふたつの高家に事件が起き、最初は宝物の壁の行方不明から始まり、死者の蘇生、井戸の中の変死体、戻ってきた死体、自死、令嬢の謎の懐妊、家屋まるごとの消失、とどんどん話が大きくなり、まったく全貌が見えなくなってゆきます。 おもに事件にあたるのは、当時の刑事にあたる求盗という役職の希仁、そして徐福塾の巫医、残虎先生、そのほか残留思念のよめる方士幽見、房中術の巫医、佳人先生(男性)など、それに看板娘の桃ですが、なにしろ現代と常識のまったく異なる古代社会で、ことに徐福塾には超能力者が集っている、との街の噂もあり、中国怪奇説話集のようなクラシックな趣も漂います。 ミステリか、と言われれば、独特の世界の中で、その世界の常識や論理にのっとって解けるミステリである、と言えると思います。 しかしこの世界自体が何とも魅力的で、作者の筆は淡々と物語をかたるように進み、センセーショナルに刺激や興奮をあおることはいっさいしません。 おっとりと霞が漂うような古代世界に、美女の蘇りのあたりからは一気に引き込まれ、最後までぐいぐいと読ませられました。謎解きは、終わりのほうに登場した人物によって、やや一方的になされますが、この世界の肌理やコクを堪能する、という楽しみが大きかったので、その謎解きがうまく物語にはまっていることだけで、十分満足できました。 著者は古代史に通暁しており、たくまずしてその雰囲気がよくにじみ出ており、最後のほうの武闘シーン(桃が大活躍)含めて、チャイナ・ファンタジーとして出色の出来だと思いました。 最後はちらりと当時の政治状況(秦とその他の国の覇権争い)へと物語が開いてゆきますが、あくまでも歴史小説ではなく、マジックリアリズムな古代世界でしょうか。 ぜひ続編も読んでみたいと思います。 | ||||
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