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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数572

全572件 121~140 7/29ページ

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No.452:
(5pt)

蟻の階段: 警視庁捜査一課十一係の感想

警視庁殺人分析班シリーズ2作目。んー、読み易いな。それからー...他には特に無いなぁ。本格ミステリーとは言えないです、純粋に論理では解けないから。警察小説としては、少しづつ手がかりを繋げて真相に迫る感じは出ていたかも知れません。まあ、今作はあまり事件が面白く無かったのが残念だった、前作の方がまだ良かったかな。本シリーズは、塔子を中心としたキャラクター小説として楽しむべきだと思います。なので、今後もっとメンバーの魅力ある個性が発揮される事を期待したい。
蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
No.451:
(6pt)

生首に聞いてみろの感想


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生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
法月綸太郎生首に聞いてみろ についてのレビュー
No.450: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

恩讐の鎮魂曲の感想


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恩讐の鎮魂曲 (講談社文庫)
中山七里恩讐の鎮魂曲 についてのレビュー
No.449:
(7pt)

被害者は誰?の感想

貫井さんこんな軽い話も書けるんだねー、な短編集。著者の作品は社会派の重い感じの物が多く、読むのにパワーが必要と言うイメージだった。本作は軽く読めるユーモアミステリーであるが、何より論理的推理で唯一の犯人が特定出来る『本格』だった事が一番の驚き。著作のほんの一部しか読んで無いので勝手な印象だったが、倒叙系作家、もしくは推理よりも物語を辿って行く面白さ、みたいな方だと思ってました。未読の多くの作品を今後読んで行くのが楽しみになりましたね。おススメします。

被害者は誰? (講談社文庫)
貫井徳郎被害者は誰? についてのレビュー
No.448:
(4pt)

僕の殺人の感想


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僕の殺人 (徳間文庫)
太田忠司僕の殺人 についてのレビュー
No.447:
(8pt)

蘇える金狼の感想


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蘇える金狼 野望篇 (角川文庫)
大藪春彦蘇える金狼 についてのレビュー
No.446:
(6pt)

倒錯の帰結の感想


▼以下、ネタバレ感想
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倒錯の帰結 (講談社文庫)
折原一倒錯の帰結 についてのレビュー
No.445:
(8pt)

聖なる黒夜の感想


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聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
柴田よしき聖なる黒夜 についてのレビュー
No.444: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

追憶の夜想曲の感想


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追憶の夜想曲 (講談社文庫)
中山七里追憶の夜想曲 についてのレビュー
No.443:
(5pt)

スラッシャー 廃園の殺人の感想

著者初読み。作品のジャンルが苦手なホラーでしかもスプラッターなので、なかなかに苦戦いたしました。しかし一番困ったのは、建物の情景が把握出来なくて、どこで何が起こっているのか分かり辛かった事。残酷な殺戮描写は、良く分からない方が読み易かったから、それはそれで(笑)。犯人の正体は色々なミスリードでマスクされていて、候補の人物は限られている割に迷わされました。ミステリーとしての仕掛けは納得かな?、不思議な作品だったけど、まずまず良かった。
スラッシャー 廃園の殺人 (角川ホラー文庫)
三津田信三スラッシャー 廃園の殺人 についてのレビュー
No.442:
(7pt)

探偵が早すぎるの感想


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探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)
井上真偽探偵が早すぎる についてのレビュー
No.441: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

戻り川心中の感想


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戻り川心中 (光文社文庫)
連城三紀彦戻り川心中 についてのレビュー
No.440:
(5pt)

ボディ・ピアスの少女 探偵・竹花の感想


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ボディ・ピアスの少女 新装版: 探偵・竹花 (光文社文庫)
No.439: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

眠りの森の感想

出版から今年で30年。前回読んでから25年と言う所でしょうか。ミステリーと言うよりドラマとして楽しんだ感じ。その後の加賀シリーズを知った後で読むと、色々感慨深い。当時の作者と同年代に設定された30代前半の青年刑事、後の切れ味はまだまだこれから。父親との会話も、それだけで泣けてくる。そしてヒロインとの将来も、ね。加賀恭一郎ファンとしては、彼の若き日のいちエピソードが以前読んだ頃の自分を思い出させて、しんみりしてしまった。若いって良いね、でも年を取るのは仕方ないのだから、今後もシリーズは続けて欲しいと思うな。

眠りの森 (講談社文庫)
東野圭吾眠りの森 についてのレビュー
No.438:
(7pt)

転迷 隠蔽捜査4の感想

久々のシリーズ第4作目はとても面白かった。前作が嫌いで続きを読む気が無くなり6年以上空いたが、本作は良い進化が有った様に思う。竜崎は基本的には変わらないが、周りからの見方や自身の家族への対応が少し変化した感じが好ましかった。今回は幾つもの事件が同時に起こり、心身ともに疲弊してしまう。最後はいち警察署長以上の仕事をする事になるが、そこを見事にこなしてしまうのがカタルシスに繋がるんだなぁ。水戸黄門的安定シリーズ、今後も読み続けて行きたい。
転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)
今野敏転迷 隠蔽捜査4 についてのレビュー
No.437:
(4pt)

狩人は都を駆けるの感想

ユーモア×ハードボイルド×動物物=つまらない。結構裏には重い事件が隠されている物が多かったですね。他に言う事は何も無い、残念。
狩人は都を駆ける
我孫子武丸狩人は都を駆ける についてのレビュー
No.436: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

体育館の殺人の感想

著者初読み。第22回鮎川哲也賞受賞作。苦手な学園ミステリーなので心配していたが、なかなか面白かった。年若い作者でありますから、高校が舞台であるのは自然な事。人間を深く書き込んだり、重いドラマを背負わせるのも難しい。警察関係のリアリティも書けない。なので、登場人物は記号的に配置しパズルのピースとして動かす。警察は融通は利くが無能と設定する。分単位で行動が把握出来るのも、チャイムで管理される高校生ならではと考えれば違和感も軽減される。そして、天才探偵がわずかな手掛かりから唯一無二の結論を導き出す。良いと思う。

体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.435: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ロスト・ケアの感想

著者初読み。介護問題がテーマの社会派ミステリー。複数の視点から描かれているが、大友、佐久間、〈彼〉の3人は非常に極端な考え方を持ち、その主義に従い行動している。誰が正解=正義なのか言い切る事は難しい。何故なら全てに共感出来るから。つまり作者は人間の多面性、複雑な内面を3人のキャラクターに分離させた上で投影させたのでは無いだろうか。合わせて一人になるんでしょう。介護問題もスッキリとした答えが出せる物では無い。置かれた状況に寄って、同じ人物でも違う選択をするかも知れない。やり切れない事件で色々考えさせられた。
ロスト・ケア (光文社文庫)
葉真中顕ロスト・ケア についてのレビュー
No.434:
(8pt)

私が殺した少女の感想

第102回直木賞受賞作。20年振りの再読は、初読と同義語。少女の誘拐事件に巻き込まれた沢崎であるが、その結末はタイトルが示す通りとなってしまう。なので、この物語は常に沈鬱な空気の中進んでゆく事になり、ユーモアを感じるセリフや描写で笑うのは不謹慎な気がしてしまった。ミステリとしては、二転三転して真相には中々たどり着けない。精神的に追い込まれ、責任感、焦燥感でじりじりする沢崎と同じ気持ちになっているつもりだったので、最後完璧な謎解きをされた時は少々寂しかった。犯人に気付いた瞬間を、私は共有出来なかったからね。

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
原尞私が殺した少女 についてのレビュー
No.433: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

30年以上振りの再読。しかしメイントリックと犯人は覚えておりました。去年読んだ物でもすっかり忘れてしまう昨今、いかにインパクトが強かったのか、が偲ばれます。とにかく屋敷の構造が余りにも複雑で、図解を常に確認しないと何処で何が起きているのか把握出来ません。さて、本格ミステリーの金字塔、新本格ブームの礎たる本作ですが、今読み返すと個人的な評価は…微妙。しかし島田御大は、あくまでも島田御大のみが許される地平に一人立っている。バカミスとか言って失笑してはいけない、他人がマネしてもいけない。超越。改めてそう感じた。
改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)
島田荘司斜め屋敷の犯罪 についてのレビュー