■スポンサードリンク


なおひろ さんのレビュー一覧

なおひろさんのページへ

レビュー数208

全208件 61~80 4/11ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.148:
(7pt)

少女Aの殺人の感想

著者初読み。独白から始まる物語なので、倒叙系か?と身構える。今邑さんの文章は読み易く、同じ境遇の少女が3人いると言うやや不自然な設定ながらも、気にせず読み進められました。途中からどう言う仕掛けか分かって来た後は、ラストまで特に捻りは無いストレートな作品。後半どんどん切ない気持ちになるのは、犯行動機がやり切れないからでしょうか。ラストシーンの余韻まで含めて、気持ちの入った良作だったと思います。

少女Aの殺人 (中公文庫)
今邑彩少女Aの殺人 についてのレビュー
No.147:
(7pt)

誘拐の感想

面白くて、厚さを感じず一気読み。とは言え良い点、残念な点をそれぞれ。良かったのは、誘拐の動機が最後まで読めなかった所。三段落ちみたいでしたが、二段目が真の動機なら犯人のキャラと合わない感じだと思ったので、最後でやっと納得。何より物語を貫いて伝わる清廉さ、とにかく皆真面目なのが心地良かった。残念だったのは、違和感あり過ぎ首謀者が序盤ですぐ分かる所。そして誘拐の本当の動機が身勝手で、日本中を巻き込む大事件を起こすに値するのか?と感じた所。ただ工夫を感じる部分多く、何故?に引っ張られながら最後まで楽しめました。

誘拐(新装改版) (双葉文庫)
五十嵐貴久誘拐 についてのレビュー
No.146:
(7pt)

よろずのことに気をつけよの感想

著者初読み。第57回江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞(デビュー作)らしく力の入った、しかしやや詰め込み過ぎて少々纏まりに欠ける作品でした。提示された手がかりから事件を推理するのでは無く、主人公と一緒に流されながら徐々に真相に近づくタイプの構成。思わせぶりな人物が結局そうでも無かったり、偶然の出会いと刑事の情報漏洩にかなり頼った捜査、イケメン先生と美少女女子大生コンビの微妙な関係性等、つっ込めばキリが無いが、真面目に書いているので好感を持って読みました。ただ、犯人の造形と犯行動機はある意味一番の衝撃、オチもね。
よろずのことに気をつけよ
川瀬七緒よろずのことに気をつけよ についてのレビュー
No.145:
(7pt)

江戸川乱歩名作選の感想

推理に力点が置かれた中編と、幻想、怪奇に力点が置かれた短編で構成されています。何れも引き込まれる強い力と、幻惑される不穏な雰囲気、そして淫らな肌触り。大正末期から昭和初期に発表されたのですね、何と言うけしからん時代だったんだ(笑)。どれも面白く読めたが、普段あまり読まない系統の作品で有る「踊る一寸法師」が強く印象に残った。

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫)
江戸川乱歩江戸川乱歩名作選 についてのレビュー
No.144: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

カササギ殺人事件の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
No.143:
(7pt)

テミスの剣の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
テミスの剣 (文春文庫)
中山七里テミスの剣 についてのレビュー
No.142: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

死体を買う男の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
死体を買う男 (講談社文庫)
歌野晶午死体を買う男 についてのレビュー
No.141:
(7pt)

悪いうさぎの感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
悪いうさぎ (文春文庫)
若竹七海悪いうさぎ についてのレビュー
No.140:
(7pt)

あぶない叔父さんの感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
あぶない叔父さん (新潮文庫)
麻耶雄嵩あぶない叔父さん についてのレビュー
No.139:
(7pt)

ディプロトドンティア・マクロプスの感想

正統派ハードボイルド風に始まる。中盤までは、可もなく不可もなし、と言った感じで進んでたんですが、後半の展開はとんでもないです。こんな話は初めて読んだ、予備知識無く読めて良かった。この作品の良し悪しは語れ無いと思う、評価は好き嫌いしか無い。で、意外と私は結構好き(笑)。
ディプロトドンティア・マクロプス (講談社文庫)
No.138: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

倒錯の死角の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
倒錯の死角(アングル)―201号室の女 (創元推理文庫)
折原一倒錯の死角 についてのレビュー
No.137: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

狂い壁 狂い窓の感想

著者〈狂気三部作〉の三作目(前二冊は未読)。あらすじを読んで無かったので、ホラーなのかミステリーなのか終盤まで全然分かりませんでした。いずれにしても、不気味な描写と狂気に飲み込まれた登場人物達が気持ち悪くって仕方が無かった。それから、誰が話をしているのか分かり辛い、そもそも読めない漢字がめちゃくちゃ多い。読者に親切とは思えない作品だったが、作家性がグイグイ主張されてる所が才能なのでしょうね。そこまでグロく無かったので耐えられたかな?、意外と面白く先が気になって一気に読み終えた。雰囲気を読む作品、凄く濃い。
狂い壁 狂い窓 (講談社文庫)
竹本健治狂い壁 狂い窓 についてのレビュー
No.136:
(7pt)

鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集の感想

ミステリー要素は薄く、心理サスペンス短編集。死と狂気、濃密な性の匂いと戦争の影が各篇に満ちている。狂人に時代は関係無い様で、そんなに古臭さは感じずに読めたが、一遍読み終わる毎にどんどん気分が落ちて行った。男女の愛、親子の愛が全ての作品で描かれているのに、何故こんなに不快になるのだろう。そして、何故もっと読みたくなるのだろうか。つまり、この吸引力こそが皆川博子の才能なのでしょう。今から約40年前、著者デビュー2~5年位の時期に本作が書かれた事を思うと、今に繋がる本質的な物は変わっていないのだと思った。
鎖と罠 - 皆川博子傑作短篇集 (中公文庫)
皆川博子鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集 についてのレビュー
No.135:
(7pt)

名探偵の証明の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
名探偵の証明 (創元推理文庫)
市川哲也名探偵の証明 についてのレビュー
No.134: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マスカレード・イブの感想

「マスカレード・ホテル」の前日譚。前作のファンかどうかで評価は全く変わるであろう作品。なので、シリーズは読む順番が大事ですね。各篇に強力なインパクトは無いものの、とても読み易く、面白く、そもそも主人公二人が出て来るだけでほぼ満足している(笑)。職人東野圭吾に今回も良い仕事していただきました。いつも有難うございます。
マスカレード・イブ (集英社文庫)
東野圭吾マスカレード・イブ についてのレビュー
No.133: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

密室蒐集家の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
密室蒐集家 (ミステリー・リーグ)
大山誠一郎密室蒐集家 についてのレビュー
No.132: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

象牙色の嘲笑の感想

著者初読み。私立探偵物のハードボイルド、1952年のアメリカが感じられて楽しめた。ライセンスと銃を持ち、警察に同行して捜査に協力する。なるほど、日本での私立探偵物が成立し辛いはずですね。物語のプロットは結構複雑で、隠された真相が虫食い穴から少しずつ見えて来る感じ。文学的な表現と言うのか、比喩に装飾された分かり辛い説明で、より混乱させられたのかも。何時の時代も皆生きて行くのは大変なんだなぁ、抑えたトーンで人間の悲喜劇を読ませて貰いました。最後までタイトルの意味が分からず他の方の感想で理解出来た、ゾッとした。
象牙色の嘲笑〔新訳版〕(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ロス・マクドナルド象牙色の嘲笑 についてのレビュー
No.131:
(7pt)

不確定世界の探偵物語の感想

著者初読み。世界に一台だけあるタイムマシン、それを動かせる人間も一人しか居ない。すなわちその人物は自由に過去を改変出来る「神」とも言える存在な訳です。そんな世界で私立探偵をしている男を主人公としたハードボイルド。タイムマシンで過去を変える事がタブーでは無い、と言う設定は斬新で、話をしている相手が目の前で別の人物に「異化」する事もある。何も信じられない異常な世界なのに、ちゃんとSFハードボイルドミステリーになってました。34年前に書かれた作品ですが古さは余り感じず、面白かったです。まあ不思議な物語でした。
不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)
鏡明不確定世界の探偵物語 についてのレビュー
No.130: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

毒入りチョコレート事件の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)
No.129:
(7pt)

月明かりの男の感想

著者初読み。1940年の作品ですが、新訳の為か大層読み易い。月明りの中逃げ出した犯人、三人の目撃者は全く違う証言をする。素晴らしい掴みからラストの意外な犯人との対決まで、きちんと整った端正なミステリーでした。当時最新の科学捜査と社会的背景が描かれている割には、現代の日本で読んでも楽しめるのは凄いですね。「本格ミステリベスト102018年版」第三位。シリーズを追いかけて見たい作品に出合いました。おススメします。

月明かりの男 (創元推理文庫)
ヘレン・マクロイ月明かりの男 についてのレビュー