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梁山泊 さんのレビュー一覧

梁山泊さんのページへ

レビュー数681

全681件 521~540 27/35ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.161: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

人格転移の殺人の感想

中に入ると人格転移が発生するという密室空間における連続殺人。
転移発生タイミングは不定ですが、入れ替わり順には特定のルールが設定されています。
転移が起こると、当然外見と人格の不一致という現象が発生します。
作中では、「外見(人格)」と明記されていますが、入れ替わる頻度が多くなる物語後半はもうパニックです。
紙とペンを持って状況確認しながら読みたくなるかも知れません。 しかしこれは罠なのです。


▼以下、ネタバレ感想
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人格転移の殺人 (講談社文庫)
西澤保彦人格転移の殺人 についてのレビュー

No.160:

虚夢 (講談社文庫)

虚夢

薬丸岳

No.160: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

虚夢の感想

作者の代表作「天使のナイフ」より深く、重いです。
お薦めします。

「心神喪失者の行為は、これを罰しない」
「刑法第39条」の矛盾点に対して真っ向から取り組んだ作品です。
被害者や遺族からすればとてもやりきれない問題。 損をするのは明らかに被害者サイドな気がします。
こんな事がまかり通る世の中なら・・・とすら思えます。


▼以下、ネタバレ感想
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虚夢 (講談社文庫)
薬丸岳虚夢 についてのレビュー
No.159: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

幽霊刑事の感想

関西弁の登場しない有栖川有栖さんの作品は初めて読みました(笑

黒幕はさておき、被害者を殺害した犯人が予め読み手に分かっているので、所謂倒叙型作品といえるかも知れませんがちょっと違います。
倒叙型作品によくある犯人視点で犯人の心理状態の変化のトレースが主眼となる物語ではないです。
普通では有り得ない被害者=刑事=幽霊が視点人物として、証拠を追う事が主眼になる作品で一線を画します。
ただ、非現実的な設定で全編通してコミカルに描かれていますので、従来の倒叙型小説の行き詰まる心理戦が好みな方には物足りないかも知れません。


▼以下、ネタバレ感想
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[新版]幽霊刑事 (幻冬舎文庫)
有栖川有栖幽霊刑事 についてのレビュー
No.158: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クラインの壷の感想

岡嶋二人の合作最後の作品ですね。
バーチャルリアリティをテーマにした作品です。
この作品が発表されたのは89年だそうですが、何ら色褪せておらず20年以上経った今読んでも全く違和感がありません。
五感の内、視覚と聴覚なら現在も相当なレベルの再現技術があるように思いますが、他はまだまだ再現するに至っていないのではないでしょうか。
つまり、今読んでも、近未来SF小説として成り立っており、作者の先見性の高さには驚かされます。


▼以下、ネタバレ感想
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クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋二人クラインの壷 についてのレビュー
No.157:
(5pt)

プリンセス・トヨトミの感想

独立国としての地位を有するなどという、余りにも突飛な、しかし大阪人なら考えかねないかもとも思えてしまうところに着眼した発想は最高に面白いと思います。
しかし、その発想への期待感が大きかった分、結末には不満を抱かずにはおれませんでした。
「さぁ来るぞ来るぞ」「何をおっぱじめるんだ」という期待感が、「あれっ、終わり?」って感じ。

作者は大阪出身とのことらしいですが、作者の大阪人に対するイメージってどんな感じなんでしょうか?
正直、余りにも常識的で普通だったので拍子抜けしてしまいました。
(いくら只者ではないにしろ)たった1人の会計検査院にやり込められるというのは、大阪人らしくないなぁと思います。
たとえやり込められるにしても大阪人らしいユーモア溢れる抵抗を描いて欲しかったですね。
おばちゃんと阪神ファンが大暴れしないのも、物足りない原因ですね(笑)
会計検査院側の3人は、それなりにキャラ立ち出来ていたように思いますが、
例えば、巨人ファンの江戸っ子と中日ファンの名古屋人とか・・・蕎麦好きのうどん嫌い、もんじゃ焼き好きのお好み焼き嫌いとかにした方が面白かったのではないかと。
まぁ、そういう小説ではないのでしょうが・・・

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
万城目学プリンセス・トヨトミ についてのレビュー
No.156:
(7pt)

ぼくのメジャースプーンの感想

「罪」と「罰」に対する作者なりの考えを、小学生を隠れ蓑にして、徹底的に吐露したという印象です。


▼以下、ネタバレ感想
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ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)
辻村深月ぼくのメジャースプーン についてのレビュー
No.155:
(9pt)

陽気なギャングの日常と襲撃の感想

伊坂さんの作品といえば、どこか重っ苦しいテーマがあって、全体的に「暗」のイメージが付きまとう作品が多いです。(嫌いではないですよ)
またラストの伏線回収に向けて、序盤から身構えて読む事が多いので、読むのに時間が掛かるし、結構疲れてしまう。(嫌いではないですよ)
そんな中でこのシリーズは、全体的に「明」のイメージで、勿論伏線は張られているものの、そんなに気張らず気楽に読める作品だと思います。(好きなんですよ)

第1章が、主要登場人物4人が巻き込まれた事件の4本の短編で構成されています。
前作で披露した各々の特技、個性をフルに活用しており、前作を読んだ方には十分楽しく、嬉しい内容です。
第2章以降は、第1章で描かれた一見無関係に思われる事象に繋がりを持たせるという伊坂さんお得意の仕組みが楽しめます。
彼らの会話のテンポや掛け合いは、センスに溢れ、読み手を退屈させませんね。
また、巻末のボーナストラックが、このシリーズを愛する読者にはたまらない内容になっており、愛すべきギャング達がその「らしさ」を存分に発揮します。
1作目より楽しめました。
続編に期待したいです。
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングの日常と襲撃 についてのレビュー
No.154: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

弥勒の掌の感想

失踪した妻を探す教師と、妻を殺された刑事が、それぞれ真相を解明しようとする中で、新興宗教団体の存在とお互いの事件の関連性に気付き、協力して捜査を進めるという物語です。
更に、章毎に交互に視点を変えながら、真相に少しづつ迫っていく構成になっており、読み手の興味をそそる上手い見せ方だと思いました。


▼以下、ネタバレ感想
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弥勒の掌 (文春文庫)
我孫子武丸弥勒の掌 についてのレビュー
No.153:
(6pt)

凍りのくじらの感想

視点人物となる理帆子の一人称で語られる彼女の成長の物語のようです。
一人称小説の特徴として、感情移入させやすいというメリットがある一方で、読み手が語り手に共感できなかった場合に拒絶反応を起こされる危険性があるというデメリットがあります。
従って、感情移入しやすい人物に語らせる事に効果があると考えますが、この作品の語り手・理帆子は感情移入しやすい人物といえるでしょうか。

理帆子は自分を「少し不在」と評しています。
どこにいてもそこを自分の居場所だと思えない感覚。 自分にもどこか思い当たるフシがあります。
また、他人を下に見てしまうところ。 これもどこか思い当たるフシがあったりします。
確かに、自分と似ているところがあると感じてしまうそんな人物。
しかし、彼女は一人称として、その内面を次々と吐露していきます。
活字で読むと、かなり醜い、結構エグい。
実際は、似ている部分は確かにあるけれども、(自分はここまで醜くないので)共感はできない。
そう思う人が多いのではないでしょうか。

理帆子という人物は、さすがに、多くの読者に共感を得られる存在として造形されたキャラでは無いでしょう。
共感できない人の方が恐らく多いと思われる人物を視点とし、その人物の成長物語を描いた作者は、ある意味チャレンジャーだと思います。
「泣けた」というレビュアーの方も多々いられるようなので、その試みは成功したと言えるのではないでしょうか。
さすがの筆力ですね。 私にはにわかに信じられないのですが・・・


▼以下、ネタバレ感想
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凍りのくじら (講談社文庫)
辻村深月凍りのくじら についてのレビュー
No.152: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

向日葵の咲かない夏の感想

好きか嫌いかと問われれば「嫌い」
再読しますかと聞かれれば「いや」
噂に違わぬ凄い作品でしたかと問われれば「はい」

好みの世界観ではないので高評価とはなりませんが、忘れられない作品の1つである事は確かです。
他の多くのレビュアーの方と同感で、賛否両論あって読み手を選ぶ作品だと思います。
あくまで私見ですが、ミステリを読み始めて、まだ読破数が50冊程度の方は「まだ」読まない方がいいかもって思ったりしています。


▼以下、ネタバレ感想
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向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾秀介向日葵の咲かない夏 についてのレビュー
No.151: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

骸の爪の感想

「背の眼」に続く真備シリーズ第2弾。
しかしながら、ホラー要素を取り入れつつ、論理的に謎解きをするという前作のパターンを期待していると肩透かしを喰らいます。
笑う千手観音、血を流す仏像等とホラー要素は用意されているものの、その解明には、道尾作品によく見られる意外性がありません。
前作のような心霊現象は影を潜め、おどろおどろしい雰囲気もなく、かなり作品のイメージが異なる印象を受けました。


▼以下、ネタバレ感想
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骸の爪 (幻冬舎文庫)
道尾秀介骸の爪 についてのレビュー
No.150: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

百舌の叫ぶ夜の感想

4半世紀前の作品という事で、主要登場人物は全員硬派、半端な奴などいません。
時代をよく反映しているように思います。
そして、妻を失った善玉と兄を失った悪玉が共通の敵を追うという設定が何とも魅力的です。


▼以下、ネタバレ感想
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百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ) (集英社文庫)
逢坂剛百舌の叫ぶ夜 についてのレビュー
No.149: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

氷菓の感想

個人的には、あくまで米澤穂信さんの処女作だという事で手に取ったのですが、何やらアニメ化されていたようす。
中学生の娘に「パパ、氷菓読んでるの?」と・・・恥ずかしいやら何やらで・・・どうやらアニメを見ていたようだ。
今は早く続編を買ってくれとせがまれています。 まぁいいけど。

他のレビュアーの方も多く指摘されている通り、謎は提示されるものの些細であり過ぎて物足りなさを感じます。
推理というよりも寧ろ仮説といってしまっていいような内容だし、
事情を知る人に話を聞きに行ってしまって解決というのはミステリー的にどうなのだろうか。
シリーズ1作目という事もあり、主要メンバの紹介も兼ね高校生活に重きを置かれている印象を持ちました。
主要登場人物の、役割分担も今作である程度明確になった気がしますし、今後面白くなりそうな印象を(少し)感じたのでそこに期待したいです。

氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤穂信氷菓 についてのレビュー
No.148: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

メビウスの殺人の感想

人物紹介欄に予め犯人の名前が明記されているのは、作者の代表作である「殺戮にいたる病」と同じです。


▼以下、ネタバレ感想
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メビウスの殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸メビウスの殺人 についてのレビュー
No.147: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

8の殺人の感想

我孫子武丸さんデビュー作。
このシリーズは「0の殺人」を先に読んでしまっていたのですが、それにしてもこんな軽いノリだったんですね。


▼以下、ネタバレ感想
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8の殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸8の殺人 についてのレビュー
No.146: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

終末のフールの感想

8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡すると分かってから5年後の物語。
脆い人間達が淘汰されほぼ強い人間だけが残った世界。
パニックや混乱は余り描かれず、そんな情況下における達観した人間達が描かれます。
地球が滅亡するというスケールが大きいストーリー設定だが、仙台郊外の某マンション周辺が舞台として限られているという対比が面白く、何とも伊坂さんらしい作品。

「今日を生きることの意味を知る物語」
なる程なと思う。
この「終末」という世界観だからこそ「普通」が輝いて見えるんですね。

終末のフール (集英社文庫)
伊坂幸太郎終末のフール についてのレビュー
No.145: 12人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人の感想

まだ長いとはいえない私の読書人生ですが、これ程「バカな」話は読んだ事がありません(笑)
ただ「バカミス」は「バカミス」なんでしょうけど、この作品を壁に投げつける人はいないでしょう(笑)
作者の「バカミス」に賭ける執念には脱帽で、ここまで来てしまえば私は最早「芸術」と呼びたい(笑)
この作品の謎が全て明らかになった時の衝撃度は、「十角館の殺人」を10とすると50くらいかなぁ(笑)
再読も楽しいと思いますよ、この作品は。

勿論お薦めしますね。
ただ「謎解き」の章辺りからは、一人でいる時に読んだ方がいいですよ。
ちなみに、文庫落ちを待っても無駄だと思いますので、是非今直ぐ本屋さんへ!!


▼以下、ネタバレ感想
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三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)
No.144: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

伊坂幸太郎を意識したのではないかと思わせる章構成で、シュールな要素を排除しその分人情をスパイスにしている感じ。
トリックを暴くといった作品でありません。
各章ごとに捜査の対象となる人物が異なっており、彼らは少なからずの「隠し事」を持っています。
加賀が、一人一人としっかり向き合う事で、彼らの人間性が非常によく描けています。
トリックを暴くのではなく、「隠し事」の真意を明らかにして少しづつ可能性を潰していくという趣向です。
「歩いて行く方向と、上着の有無」とか「無糖ブラックコーヒー」といった、些細な事への着目も、どこか新鮮さが感じられました。
派手さはありませんが、心打たれるエピソードもあります。
ガリレオシリーズは映像で見たい作品ですが、このシリーズは文字で追った方が味があると思いますね。

新参者 (講談社文庫)
東野圭吾新参者 についてのレビュー
No.143: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

夜のピクニックの感想

読み終えた時、これ程「もっと読んでいたい」と思えた本は久しぶりです。
私のような、学生時代など遠い昔というおじさん、またはおばさんが読むと、込み上げてくるものがあるかも知れません。
各種方面からストレスをかけられている中間管理職の皆さん、子育てに一息ついた奥さん、そんな疲れた中年にお薦めします。
名作だと思います。

高校生達が丸一日歩きゴールを目指します。 それ以外何もありません。
この作品には、意外な展開・結末など何ひとつありません。
ただそれだけの話に何故これだけ引き込まれてしまったのか。
作者の技量が窺えますね。

この「歩行祭」、気の合う者同士がつるんで歩きます。
既にお互いの事をよく知る間柄であるはずなのですが、一日中共に歩いている内に、秘めていた思いが露見していき、それが新しい発見となり、繋がりを一層強くします。
貴子と融という、クラスメイトでありながら、会話も交わしたことのない異母兄弟の和解が中心に添えられていますが、彼らを囲む仲間達も気持ち良い奴ばかりです。
前向きさ、ひたむきさ、必死さ・・・若いなぁ、羨ましいなぁ、自分にもこういう多感な時期があったなぁと・・・
楽しい読書タイムでした。

夜のピクニック (新潮文庫)
恩田陸夜のピクニック についてのレビュー
No.142:
(6pt)

K・Nの悲劇の感想

「中絶胎児が人間として認められれば、日本人の死亡率トップはガンではなく、人工妊娠中絶ということになります」

避妊や中絶の問題がテーマとなります。
この問題、責任の所在はほぼ男性側にあると言っていいでしょう。
この作品では、経済的に問題を抱える夫婦の妊娠、そして産むべきか中絶すべきかという苦悩が描かれていますが、不思議な事に、描かれている苦悩は主に男性視点からのものです。
「有無を言わさず言いなり」という女性側の現状を象徴しているように感じました。
そこで作者は、女性側の反撃として「ホラー」で返しています。
ホラーの部分には、当然リアリティはありませんし、作者の回収する意思も感じられません。
兎に角「思い知れぇ!」って感じ。 結構怖いです。
それだけ恐ろしい思いをさせなければ気が済まない、無責任な男はいなくならない。
そういう作者の怒りが感じられた作品でした。

K・Nの悲劇 (講談社文庫)
高野和明K・Nの悲劇 についてのレビュー