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梁山泊 さんのレビュー一覧
梁山泊さんのページへレビュー数7件
全7件 1~7 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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13日の金曜日にしても小説にしたらショボイんだろうな。
レビューを散見しているとグロい、怖いという意見が多い。 だが、物語に没頭できてこそのグロであり、その世界観に入り込むことが出来なければただの文字だ。 演者の迫真の演技や効果音が目から耳から入ってくる映像には勝てっこないが、こういう世界を表現するのが好きなのであれば、もう少し考えたらどうか。 ただ人を殺したいだけの殺人鬼であり動機も何もない。 ただ殺すだけでなく、首や手足を切断したり、内蔵を引きずり出したりする必然性もない。 そこに何の物語もない。 こういうグロいのを描きたいだけ、まずグロやら読み手が不気味に思いそうな事が最初にあって、お話の部分は後付けの付録。 そんな気がします。 「Another」もそんな感じだった。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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このミス1位。
ゴールデンスランバー、新参者、悪の教典、ジェノサイド、ロクヨン(未読)ときて・・・これ?これなの? 万人受けする作品が並んでいる気がするのですが・・・ 相当に読み手を選ぶ作品ですぜ。 作者にしても、ミステリじゃないから自由奔放に好き勝手に遊び半分にのびのび書きましたって感じがするのですが・・・ 面白い面白くない以前の問題で何を書いているのかさっぱりわかりません(苦笑) 正直、せいぜいミステリ愛好会(理系大学)の内輪だけで楽しんで下さいよってレベルですねー。 ハードルが高いなんて言葉は使いたくないですね。 絶賛されると思いますよ、ミステリ愛好会(理系大学、特に理学部または工学部、真面目に講義出ている人に限る)の方には。 図書館で借りて読んだ本だったんで壁に叩きつけることは出来ませんでした。 |
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国際的犯罪組織とポアロの戦いを描いた作品。
未読の方には「嘘つけ!」って言われそうですが嘘ではないのです。 いつものポワロシリーズっぽくないなぁ・・・って当たり前なのです。 何故この作品の主人公がエルキュール・ポアロである必要があるのでしょうか。 人が殺される。でも犯人は決まっているのです。犯罪組織以外の何者でもないのです。 彼らは当然逃げも隠れもしないのです。トリックもくそもないのです。それ以前にこれ以上関わると殺されるのです。 この作品のどこに灰色の脳細胞が活躍する余地があるのでしょう。 スパイ小説として読んでも出来ばえは良くないです。 ナンバー4とばかり対決して、ナンバー1、ナンバー2、ナンバー3の存在感を示す前に最後あっけなく終わってるし。 低視聴率で打ち切られた尻切れトンボ状態のドラマのような感じです。 クリスティが描いた作品とはとても思えませんでした。 最後のかぼちゃの台詞から考えると、この作品はアクロイドよりも前の作品なはずですね。 |
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ホラーとミステリの融合ってヤツですか。綾辻氏がお得意な、ってか、綾辻氏にしか描けない作品かも知れませんね。
個人的に好きではないです。 精神病棟を舞台にしている時点で何がやりたいのか想像がつきますし、その結末自体も想像の範囲内でした。 たとえ想像の範囲を超えていたとしても感動はしなかったと思います。 多重人格や記憶喪失といった地の文が信用出来ない類のミステリに、プロットも伏線もクソもないってのが私の持論です。 ましてや畸形なんて・・・「暗黒館の殺人」が苦手だった私には苦痛以外の何モノでもなかったです。 世界観の時点で拒絶反応があってフラットな状態では読めませんでした。 それにしても・・・ 著者の館シリーズの中で「暗黒館の殺人」と「人形館の殺人」って評価が高くないですよね。 私も好きではありません。みんな同じ理由なんだと思ってましたけどね・・・ この作品は評価高いんですよね。 もしかして、暗黒館や人形館って島田潔の出番が少ないから好きじゃないのか? |
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ミステリとSFを足して2で割りたかったんだけど100で割ってしまった様な作品。
まぁ兎に角、読み手を選ぶ作品だと思います。 選ばれなかった読み手にとっては、この本は間違いなく壁本でしょう。 SFミステリとして読ませたいのであれば、その特殊な設定を読み手にしっかり理解させなければ、単なる自己満足の「読者置いてけぼり」です。 この作品では「生まれ変わり」という現象を前提として話が進められますが、単に「生まれ変わる事が出来る」だけでなく、そこには複雑なルールが存在します。 その特殊ルールに関する事前説明が無く、ある程度話が進んだ後の言ってみれば「後出し」です。 伏線となるような記述はあったようなのですが、不親切といっていいレベルで、普通気づかないと思います。 気付く気付かない以前にこれはフェアじゃないと思うのですが・・・ |
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まず舞台となる建物に「城」というイメージを全く抱く事ができませんでした(笑
独特な世界観にも全くついていけなかった。 しかも、メインとなる謎解きに、この現実離れした舞台設定が全く関係ないというラストには、開いた口が塞がらなかった。 想像力が欠如している私が悪いのかとも考えたが、それだけではないと思うなぁ・・・ 何せ、小説の世界に入り込めなかった訳で、登場人物が、何故ここでこんなセリフを喋ったのか、何故ここでこんな行動をとったのかにまで首を傾げるようになってきて、そのうちに、この世界観に拒絶反応すら起こすようになっていました。 私の中では完全に伝説の1冊となりました。 |
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最後「山村貞子」が登場したような気がしましたが気のせいでしょうか。
ジャンルとしては、SF&SMホラーという感じですかね。 あの名作「リング」も「リング」だと思って読むから「リング」なのであって、もし何の前知識もなく東野作品だと思って読んでいたなら、この作品と同じ後読感を味わったのかなと思ってみたり・・・ 東野氏がこういう方向性の作品を書くというのは正直驚きです。 「ホラー作品」に論理的な解説を要求など野暮なことはしませんが、東野作品ならそれがたとえ「ホラー的?作品」であっても要求してしまいます。 東野氏の作品の中では、相当な異端児、ハズレの少ない東野作品において、数少ないというか唯一のハズレ作品だと思っています。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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