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梁山泊 さんのレビュー一覧

梁山泊さんのページへ

レビュー数23

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(3pt)

生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術の感想

この作品は図書館で借りて読んではいけません。

とんでもない工夫が凝らされている作品のようなのですが・・・
何の前知識もなく、このサイトで評価が高いという理由だけで読んだだけで・・・
読了後は「なんじゃこりゃ」で、その工夫に気づく事などあるわけなく、色々レビューサイトを回ってやっと納得した次第。
確認しようにも、もう返却した後で・・・
んなわけで、この作品を評価する資格はない訳ですが、読んだ本は一応レビューさせていただいているので3点という事で。

生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
No.22:
(3pt)

樒/榁の感想

「しきみ」/「むろ」と読み、どちらも植物の名前なのですが、木偏を取り除けば「密/室」って事ですね。
「樒」は「鏡の中は日曜日」が文庫化された時に併録された作品です。
「鏡のー」に登場人物である作家・鮎井郁介の「名探偵・水城優臣シリーズ」の1つとされており、内容も「鏡のー」のおまけ的なものです。
一方「榁」の方は、「樒」から16年の時を越えて、同じ場所で似たような密室殺人が発生し、別の探偵が挑み、全く同じシチュエーションに対し、異なる解答を示すというもの。
こう聞くと「ほぅ」と思うかもしれませんが、期待するだけ損をする脱力系バカミスです。
ノベルズ化された際に「榁」が追加されているとは言え、「樒」は「鏡のー」を読んでいてナンボの作品ですので、この作品単独で評価するのは難しいと思います。

樒・榁 (講談社ノベルス)
殊能将之樒/榁 についてのレビュー
No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

最後のトリックの感想

なんか既読感があるなぁ・・・と思っていたら、メフィスト賞を受賞したデビュー作「ウルチモトルッコ」の文庫版だった(泣)
改題しただけでなく改稿もしているらしいですが、「ウルチモ」を読んだのは4年も前の話ですので、どこがどう改稿されたのかは当然分かりません。
というか、「これ、ウルチモトルッコ」じゃねーかよ、って気づいたのすら半分くらい読んだ後でしたので・・・
それまでは「また、このトリックに挑戦してるのかよ。好きだなー深水さん」って思ってました(呆)
「読者が犯人」というトリックに真摯に取り組んだ作品として、一読の価値はあると思いますが二回読む必要はなかったわな(大泣)

同じ毛色の作品なら「虚無への供物」の方が全然納得できますね。

最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

人形は遠足で推理するの感想

人形シリーズ第三弾。
朝永と睦月と鞠夫がバスジャックに巻き込まれる話になりますが、今回は長編。
バスジャックされているそのバスの中で、安楽椅子探偵よろしく、犯人が目の当たりにした密室トリックを見破らなくてはならない、という設定は面白いのですが、ハイジャックという緊張下は微塵も感じる事ができません。
幼稚園児が人質に取られているという設定も全く意味がないですし・・・
キャラ設定から考えても、日常の謎的な感じの方がいいんじゃないですかね。

人形は遠足で推理する (講談社文庫)
我孫子武丸人形は遠足で推理する についてのレビュー
No.19:
(3pt)

地球儀のスライスの感想

正直、森博嗣の短編集は好きじゃない。
上手く言えないですが、作者独特の詩的な表現が、長編作品より明らかに目立ってしまうためだと思う。
理系作家として名高いが、元々、やはり表現力が独特で、どこか理屈っぽく固く、また軽く深みがないように感じてしまう。
理系作家という先入観がそうさせるのか・・・ただ東野圭吾には全く感じないので。
あくまで個人的な意見であり、好き嫌いの問題かもしれませんが・・・
S&Mシリーズの短編も2作含まれています。
「すべてがFになる」以外は低評価にしたシリーズですが、そんな彼らが登場してくると何故かホッとしてしまうのは何故でしょうね。

全部で10編。
バラエティに富んでいると言えますが、何作か既視感のあるものがありましたかねぇ。
人が殺される話はありませんので、ミステリを期待しているとがっかりするかもしれませんね。

地球儀のスライス (講談社文庫)
森博嗣地球儀のスライス についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

猿丸幻視行の感想

1980年乱歩賞受賞作品。
御大の「占星術殺人事件」をおさえての受賞作品。

現代の大学生が、その精神のみ過去にタイムスリップして、折口信夫に同化、猿丸と柿本人麻呂が同一人物かなどの謎を解き明かしていくというお話です。
大学の国文学の講義を聞かされているような感じで、折口信夫が実在の人物である事すら知らない理系人間の私には敷居が高いというより、読む資格がないです、って言われているような気がします。
「さぁ猿丸と柿本人麻呂は同一人物なのでしょうか?」と問われたところで、私の場合「知らんがな。どうでもええわ、そんなもん」なわけで、まぁ読む資格ないですね(笑)

本文も難しいんですわ。
「占星術殺人事件」の冒頭の40ページ程の例の導入部分が延々と続いている感じ・・・なんて言ったら未読の人に敬遠されてしまうか(笑)
国語苦手な私には、それに近い感じでした。

謎自体は、ほぼほぼが暗号なのですが、図解まで挿入してくれているにも関わらずさっぱり。
時刻表トリックと同じような感じで、読み飛ばさずじっくり数字(文字)を追えるような読み手であれば楽しめるかもしれません。
まぁ国文学に明るい、というのが前提条件になりますが・・・
物語は中盤以降、折口信夫視点で進むので、舞台は明治末期。
現代ではなく当時の識者に、その謎を解かせたいというこの設定は面白いと思うのですが、現代パートが余りにもおざなりというか、ラストに戻ってきておしまいというのでは、現代パートの役割が何だったのかよく分かりません。
そもそもタイムスリップに意味があったのかって事ですね。
内容を理解できなかった私がこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、設定を上手く料理しきれていないのではないかと思いました。

猿丸幻視行 (講談社文庫)
井沢元彦猿丸幻視行 についてのレビュー
No.17:
(3pt)

ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件の感想

図書館で予約して借りたのですが、受け取った時にその分厚さにびっくり。辞書かよ。
分厚いだけではない。旧仮名使いの作中作、イメージしづらい財宝?宝物?、そしてオペラ、難解な漢字も相まってまぁ読み辛い。
一番厳しいのは、「城」という建物を舞台にしていながら、図解もないために、その構造が頭に入ってこないことだ。
これで建物に何か秘密があるんだったら怒るよ・・・という不信感が読中拭えない。
まぁ分量を考えても、普段余り本を読まない人にはお薦めできないですね。


▼以下、ネタバレ感想
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ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

雲をつかむ死の感想

飛行機内で起こる殺人事件で、殺害に使用されたとみられる凶器がポアロの座席から見つかる。
しかもポアロは飛行機に酔っていた。
おっとポアロが窮地に、さてここからどんな展開が・・・と思いきや、「ポアロさんが犯人なわけない」でほぼスルー。
この設定に何の意味が・・・

ネタバレに書きますが、このシリーズでは一枚落ちの作品かと思いますね。


▼以下、ネタバレ感想
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雲をつかむ死〔新訳版〕 (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ雲をつかむ死 についてのレビュー
No.15: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

ブラジル蝶の謎の感想

短編作品だとスペース的にも詳細な人物描写を入れ込むのが難しく、その点ではロジック中心の作者だから、長編作品との差異は他の作家さんと比べると大きくないようには感じます。
ただやっぱりインパクトをもたせるという意味でこういう一発ギャグ的トリックになっちゃうのかなぁ。
舞台設定まではバラエティに富んでいて導入部までは毎作引き込まれるのですが・・・
それにしてもこの作品ではちょっとこじつけが過ぎますね。


▼以下、ネタバレ感想
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ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)
有栖川有栖ブラジル蝶の謎 についてのレビュー
No.14:
(3pt)

青列車の秘密の感想

冒頭から100頁に渡り登場人物の描写がしっかりとなされており、各人の個性をしっかり読み手に植えつけています。
この辺りはさすがクリスティだと思うのですが、だったら何故あの登場人物にとって願ったりかなったりなハッピーエンドにしたのかが全く意味不明です。
正直首を傾げてしまうレベルです。

また、準主人公と言ってしまってもよい、登場人物一覧に「女遺産相続人」と記載されている人物。
ポワロのお気に入りとなり、主要な男性登場人物に次から次へと好意をよせられるという・・・
事件解決に一役買うものと思いきや結局役に立ったとも思えず、ではミスディレクション的な立ち回りをするのかと思えばそうでもない。
「存在意義が不明」と評しているレビュアーの方も多いようですね。全くの同感です。
ホントは彼女を起点に何か物語に何かしたかったのだが、作者の精神状態的にそれが出来ず中途半端に終ってしまったという感じがしています。
それは、作品として肝心なトリックにも同様に現れているような気がします。


▼以下、ネタバレ感想
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青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ青列車の秘密 についてのレビュー
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

雀蜂の感想

何の前置きもなくいきなり雀蜂との格闘が始まったので、回想シーンか何かだと思っていたら、続く続くよどこまでも。
ついに最後まで続きやがった(笑)
本来リアリティに欠けるオチはレビューの採点の際には減点材料と成るのですが、この作品では、そのオチがあるからまだ助かっているという印象。
とんでもオチのおかげで何とかミステリとしての体裁を守れたって感じです。

読中のネタバレを恐れるがために、参考文献を一切掲載しなかった「天使の囀り」でしたが、記載しなくとも、そのディテールの緻密さから徹底的に調べあげたなという事が容易に伺えました。
だからこそ読み手は、◯◯◯(ネタバレになりそうなので伏せ字)に関する知識などまるで有していなくてもそこにリアリティを感じることができたのです。
雀蜂やアナフィラキシーショックに関しては皆知っていると思ってサボっちゃいました?
雀蜂に追い回されるとそりゃ怖いですよ。
でもこの作品読んでいて怖いなんてこれっぽっちも思いませんでしたよ。

どこかのレビューに「悪の教典の下巻」と同じという事を書かれている方がいました。
まさしくその通りだと思いました。
このような投げやりな作品を書けてしまう下地が元々あったんですね。

雀蜂 (角川ホラー文庫)
貴志祐介雀蜂 についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

探偵倶楽部の感想

男女2名の探偵が登場する短篇集ですが、何れの物語においても彼らは主役とはなりえません。
探偵らしいことを何もしていないですからね。
彼らが所属する探偵倶楽部という存在を謎につつまれたものとして表現したいのでしょうか、そもそも探偵役の名前すら明らかにされていませんし、感情のないサイボーグのように描かれています。
最後に答えを教えにだけやってくる愛想のないお兄さん。 それ以上でもそれ以下でもない気がします。
お姉さんの存在意義がそもそもわからないですしね。
ミステリって言うよりも「小学館小学?年生の付録についてくる推理クイズ」って感じですね。
東野作品にしては、独特の理系要素もなし深い心理描写もなしのないない尽くしの作品。
探偵倶楽部 (角川文庫)
東野圭吾探偵倶楽部(依頼人の娘) についてのレビュー
No.11: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

白い家の殺人の感想

前作「長い家の殺人」が大胆な物理トリックならこの作品は大掛かりな物理トリックといえます。
しかし「白い」家の必然性がまるで無いのはどうなのか・・・


▼以下、ネタバレ感想
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白い家の殺人 (講談社文庫)
歌野晶午白い家の殺人 についてのレビュー
No.10:
(3pt)

少女Aの殺人の感想

今月に入って、宮部みゆき、貴志祐介、島田荘司と相当にヘビーだったせいもあるが、何とスラスラ読める事か。

この作品には主人公がいない。 そんな感じ。 変な作品。
まず、登場人物のキャラが総じて立っていません。
そして、冒頭から視点人物であった教師。 途中から視点人物の座を他人に明け渡し、以降、殆ど活躍をしません。
捜査が始まって以降、刑事視点となるのですが・・・もしかして彼が主人公?


▼以下、ネタバレ感想
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少女Aの殺人 (中公文庫)
今邑彩少女Aの殺人 についてのレビュー
No.9: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

眩暈の感想

「新占星術殺人事件」という副題こそ付いているものの・・・

「占星術殺人事件」の愛読者である青年の、狂人の妄想としか思えない手記から始まります。
可読性の低い手記から始まる点は「占星術殺人事件」と同じですね。
この手記を、御手洗潔が一読で真実と見抜き、解き明かしていくという物語。


▼以下、ネタバレ感想
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眩暈 (講談社文庫)
島田荘司眩暈 についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

虐殺器官の感想

近未来戦争SF小説という感じでしょうか。
慣れないジャンルであるため読むのにはかなりの時間を要しました。
難解な用語が数多く登場するだけでなく、どこか哲学的でもあり、(理解するために)全編息を抜けない非常に疲れる作品。
SF好きにはたまらないのだろうか。
作品評価が高いのも何となく理解は出来るが・・・ ただ個人的には正直好みではない。
高尚なのか単なるオタクなのか・・・
戦争オタクが難解な専門用語を羅列し描き上げたライトノベルという感じもしている(ファンの方には怒られそうだが)
自分自身で分かりやすく変換し、またある時には補足して読み進めたりもした。
正しく読めているのかいささか自信がない。 というか多分読めていない。
何故なら、私にとってあの結末は突拍子もない以外の何物でもなく、いつもの倍以上の時間がかかりながらも、必死に追いかけて読んだつもりだったのですが、最後に「目が点」
これは作者の意図を汲み切れていないに他ならない・・・のだろう。
再読する気も起こらないし・・・
作品批判ではなく、全く見当違いな解釈をしていたのだろうなという自分にがっかり。
疲弊。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃虐殺器官 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町の感想

作者による青春のエッセイ集であり、それ以上でも以下でもない。

個人的に、アウトローとしての生き方を美化するような作品は好みではありません。
藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」を読んだ時にも同じ事を感じたのですが、「テロリスト~」のような意図的な美化と感じ無かった分まだましでした。
確かに世界が大きく変わろうとしていた時代だったろうが、当時の学生が全てそうであったはずはない。
どうも「俺達はお前たちとは違う」「俺達はお前たちより楽しんだ」または「頑張った」的ニュアンスを感じざるを得ない。
「人間的魅力」を感じるなんてレビューが多いのには驚いた。
私の場合、魅力よりも、そこからは「死臭」のようなものしか感じられませんでした。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アンダー・ユア・ベッドの感想

DV男VSストーカーという構図。
もう一人、ストーカーである主人公と似た家庭環境に育ち、主人公同様「存在感のない」コンビニ店員が登場します。
彼らの行動は、はっきり異常であり、主人公とコンビニ店員に間しては社会不適合者と言ってもよさそうです。

DV男は、零細企業のサラリーマンとはいえ社内での成績は優秀、周囲からの信頼も厚く、容姿も整っており女性にモテる。
しかし、家庭では豹変し、妻に対して異常なまでの暴力を繰り返します。
そのギャップの激しさと言うよりも、既に行為自体が、一般的に認知されているDVの定義を遥かに超えています。

一方、コンビニ店員はキレて衝動的に殺人を犯してしまいます。
主人公とコンビニ店員の違いは、無視されたり冷遇されたりという不遇な人生を余儀なくされながら、更に報われる保証がないにも関わらず、命をかけて愛する事の出来る対象が存在したか否かなのでしょう。
しかしながら、主人公の愛情表現も常識の範囲をはるかに超えています。


▼以下、ネタバレ感想
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アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)
大石圭アンダー・ユア・ベッド についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

メビウスの殺人の感想

人物紹介欄に予め犯人の名前が明記されているのは、作者の代表作である「殺戮にいたる病」と同じです。


▼以下、ネタバレ感想
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メビウスの殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸メビウスの殺人 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

雪密室の感想

探偵・法月綸太郎が初登場した作品。
探偵・法月綸太郎シリーズは、これまで「キングを探せ」「一の悲劇」「生首」と勝手気ままな読み順で消化していますが、何れもプロットはしっかりしていて序盤は引き込まれるものの最終的にトーンダウン・・・という印象。
今回は、雪の上に被害者の足跡しか残っていない施錠された密室での殺人事件。
しかも作中「読者への挑戦」まで挿入しており、この手垢つきまくりの密室殺人に新機軸かと期待しました。


▼以下、ネタバレ感想
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雪密室 新装版 (講談社文庫)
法月綸太郎雪密室 についてのレビュー


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