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梁山泊 さんのレビュー一覧
梁山泊さんのページへレビュー数236件
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読後感の悪い作品が多い作者ですがこの作品もです。
家族、とりわけ姉妹の話ですがそこに愛がありません。 親からの愛を感じない妹の視点のミステリ仕立てですが、その妹に同情できない描き方になってるところが作者らしいですね。 ラストの彼女のセリフが重いです。 |
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萌えオタ受けを狙ったライトミステリ。
密室の謎に挑む多重解決もので、本格的な一面も覗かせるものの自虐的妄想を繰り返す主人公がラノベ臭を撒き散らす。 シリーズ3作目ですが設定が余りにも特殊な割に説明が不親切なので頭から読む事をお薦めします。 |
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美容形成外科に対しては正直いい印象がないんですよね。
作者は美容形成外科医ではないですが医師です。 医師でなくても描けるっていうか、軽くて、寧ろ医師ではない人が描いた作品に思えてしまいました。 読後も美容形成外科に対する印象は変わらなかったなぁ。 医師でなければ描けない作品を是非。 |
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刑事モノですが骨太でもないしバイオレンスでもない。
メッセージ性の高い作品を多く世に送り出している作者ですが、この作品にメッセージが込められているとも思えない。 実際、この作品自体は評価云々言えるデキではないと思うが、キャラリンクさせる作家さんだという事を考えると個性的な新キャラが2名登場。 次回作に期待としておくが、案外御子柴を倒すのは彼かもしれない、とか思ってみたりしている。 |
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この作者にとってかなり変化球な作品かと。
SFラブロマンスやらタイムトラベルやらの体をとっていますが、作者が描きたかったのは、作品内にちらっと出てくる原発の件ではないかな。 テロにより某国が滅びるのですが、こうでもしないと世界が原発廃絶へ動き始める事はないのだろうな。 |
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登場人物のリンクもないし、最後誰にも光がささない読後感の悪さといい、辻村作品としては異端なのかな?
過疎村を守らんとする大人の非常識と、芸能界に身を置く異性が持つ非常識の間に挟まれたら男子高校生なんて翻弄されて当然だわ。 主人公のラストの行動も青臭く見えましたね。 |
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男性に告白され「私が彼をまったく愛していないにもかかわらず、私が将来結婚するかもしれない相手だ」
正直笑っちゃったんですけど・・・ここって笑うとこじゃなかったんですかね? 主人公に共感しているレビュアーさんが結構いたのですが、実際こういう子、普通にいるって事? 作者は、読み手に主人公への共感を期待しているようには思えないんですけどね。 「みんなで(このバカを)笑おう」みたいな・・・ おかしな時代になったもんです。 |
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今更ながらそしてお恥ずかしながら作者初読。
某所レビューにて入門書との事で手にしました。大ベストセラーですしね。 ですが「いくらなんでもこれは違うでしょ」が正直な感想。 ベストセラーになる類の作品とは絶対違いますけど・・・ この本がバカ売れした時マスコミはどう評価したの?っていうか、何故この本がそんな爆発的に売れたの? 性描写云々はさておき、ジミヘンやジョプリンが没した時代背景があったとはいえ死を美化しすぎていないだろうか。 |
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なんともレビューしづらい作品です。
作者初の警察小説って事らしいですが、それを割り引いたとしても、刑事が描けてない感は拭えないですね。 あんな短絡的で何でも安易に断定してしまう人物が主人公で、それが(元)刑事ですごく優秀だったってのは・・・ それにラストはいくらなんでも無理があり過ぎじゃないかと。 |
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「スロウハイツの神様」のスピンオフ。
あのチヨダコーキのデビュー作の文庫化にあの赤羽環が解説を寄せたという体裁。 辻村さんの文章ではないですね。意図的に外してるんでしょうね。チヨダコーキ作ですからね。 この辺りはさすが凄いと思いました。 でも、あの赤羽環を魅了したとするには普通過ぎないかな、って思いますけどね。 |
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アングラ世界を描いた作品で、まず最後まで読めるかが問題になる作品ですね。
追われたり、監禁されたり、人を殺したり。主人公視点のこれらのシーンに緊迫感がないんですけど、意図的に主人公のネジの外れっぷりを表現しているのですかね。 だとしたら凄いんですけどどうなんでしょう。 |
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仮面を剥がそうとする警察、守ろうとするホテル。
この組み合わせの発想は面白いと思っていたけど、2作目にして早くもネタ切れかな。 複雑な犯行を分かりやすく説明したかったんだろうけど、あの「湊かなえ方式」はシリーズの雰囲気ぶち壊しじゃないかな。 |
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作者初読。
この作品だけの印象でしかないですが、同じ芸術小説でも原田マハさんとは対極にあるように感じました。色々。 素人を置いてけぼりにして若干暴走する時がありますね。 その素人にもフェルメールを腐してるようにしか読めないのだが嫌いなのかな。 |
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日本推理作家協会賞受賞作品。
この作者の本格推理小説ってのに興味をそそられ読んでみましたが、芝居用語にイメージ出来ない事・モノが多数登場してかなり読みにくかったです。 また、頁数に制約があったのか肝心の謎解き部分がバタバタだったのはいただけないですね。 少し勿体無い気がしました。 |
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要介護レベルの高い認知症老人が集まる福祉施設が舞台。
施設や介護する側の問題を主眼に置いたのだとしても、物語の前半後半で認知症老人達が豹変し過ぎで、これでは身内に認知症患者を抱える人に反感をかいそうです。 これはさすがに「ちょと取材不足では?」って思っちゃいますね。 |
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芥川賞候補の表題作を含む3編の短編集。
表題作は、現在の東京に突然、戦時中の東京が幻影のようにオーバーラップするという物語。 干渉こそ出来ないが東京大空襲で命を落とすご先祖様と同居する事になります。 発送というかアイデアが凄く面白いと思いました。この時点で勝利って感じです。 作者なりの反戦メッセージと思います。 ところで、何故この題材を短編にしたのでしょうかね。500ページ位の大作が描けそうな気もしますが。 残りの2作は、おまけ的な印象を拭えませんでしたので余計にそう感じてしまいました。 |
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何か色々不親切な作品だな、と思ってたらシリーズものでした。
ミステリーっぽい趣向も凝らされてるが正直弱いですね。 テーマは「家族」。 と言っても、ありがちな家族愛の話ではなくて「家族の辛いところ」を描いた作品ですね。 ある程度の年齢の方は身につまされるかも知れません。 |
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主人公のイニシャルがSで共通していますが、独立している6作の短編集です。
そういえばこの作家さんのデビュー作はホラーだったなって思い出させてくれるような作品。 意図的に読後感を悪くさせる落とし所で、まぁ道尾さんらしいっていうか、この人にしか描けない世界観でしょうか。 |
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「このミス」大賞受賞作。
タイトルとかオーパーツという題材から想起できるイメージと、実際の作品のノリや雰囲気が違いすぎて・・・ 小学館かどこかから出ている「マンガ・世界の秘宝」的な本を小説にしたらこんな感じかなと。 大人が読むには軽すぎるね。 「このミス」・・・柚月裕子や中山七里を排出した賞なんだけどなぁ・・・ |
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