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マッチマッチ さんのレビュー一覧
マッチマッチさんのページへレビュー数312件
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結構面白いです。
上下2冊の文庫版を読みましたが、サクサクっと読み終えます。 サイコキラーのお話なんですが、著者の「黒い家」のような得体の知れない「怖さ」というものは、一切感じられません。 まさにギャグのようなお手軽さで、人が死んでいきます。 そういう意味では、「怖さ」より「展開・スピード感」を楽しむエンタメ小説のような感覚かもしれません。 とは言え、「学校」現場と「サイコキラー」いう題材は、最高に良かったです。 この題材で、「恐怖」と「リアリティ」を追求して書いていただいたら、全く別の小説として仕上がり、より楽しめたかもしれません。 そういう意味では、ほんのちょっと残念だったかなぁ、という気もしますが、気楽に楽しめたのでOKでしょう。 |
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読み終わり、悲しさがいつまでも残った。
ただ、悲しいと言っても、悲惨な悲しみではない。小さな希望が残された悲しみであり、わずかな灯が救いを残してくれた。 上下2巻のある程度ページ数の多い小説ではあるが、物語はテンポよく進み、特に下巻はあっという間に読み終えた。 複雑な人間の感情を思い知らされると同時に、一種の社会派小説として今の日本の抱える社会問題に一つの石を投げかける。 惜しむべきは、山神一也の生い立ち・内面・心理・動機などについては、やや希薄な描写で終わり、もう少し記述して欲しかった。(※作者の意図かもしれないが、、、) 最後に追伸だが、本書の冒頭は悲惨な惨殺現場で始まり、犯人は逃亡したままで捕まっていない。 と言っても、犯人探しのミステリー小説ではないことをお伝えしたい。 |
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結構、ページ数は多いですが、読み易いです。
北方領土の小さな離島に潜入捜査に入った日本人刑事が、殺された日本人社員の犯人に辿り着く過程を、その離島での複雑な利権関係を交えつつ丁寧に描かれています。 さほどハラハラ・ドキドキの展開があるわけでもなく、また驚くような結末が隠されているわけでもないですが、飽きずに最後まで読み進めさせる辺りは、さすが著者の手慣れた力量でしょう。 せっかちに結論を急ぐ小説より、こういうじっくり書き込まれた小説の方が、私には合っているかも、、、ですね。 惜しむべきは、あと一歩驚くべき展開が待ち構えていたら、もう少しポイントを加算できたと思う。 ところで読んでいる途中、パキージンという登場人物が出てくるたびに、プーチン大統領の横顔が浮かんできたが、果たして著者はそれを意識して創作されたんだろうか(笑) |
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中高生向けかなぁ。
軽い文体なので、重厚な作品を好む方、年配者にはちょっと向かないかも。 |
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短編4話からなる構成。といっても、3話·4話は上下の位置付けなので、短編2話と本題作である中編1話の構成となっている。
表題作は特に面白かったです。ありきたりな法廷小説の様だが、正に勧善懲悪の冷静な半沢直樹版という感じ。単純に読後感が良くスッキリした。 2話の佐方父親の話も、心が暖まり気分良く読めました。 本懐の方が、アマゾン点数で4点ならこちらは5点。オチ狙いの短編なら横山秀夫に分がある。こういうスタンスが佐方シリーズには合いそうと思いました。 |
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読み終えたあと、何かもの足らない。
新薬への疑惑(疑薬)というテーマは良い。昨今のコロナ禍の問題もあって、非常に興味深く読める。 製薬会社の戦略、薬事行政、治験、副作用等々、専門的な内容を詳細に記し、関心のある人には勉強にもなる。 登場人物も多く、それぞれがこの疑薬に関わってくる。面白くなりそうだ。 しかしながらそれが終盤でいつの間にかクライマックスを迎えてしまった。 何かもの足らない。消化不良だ。 要するにそれぞれの事件、関わり合い、背景の掘り下げ不足。 テーマが重厚であるがゆえに、もう少し登場人物も絞って、深く書き込んで欲しかった。 ラストでテーマとは全く無関係の「二歩」という居酒屋の名前の由来が取って付けたように示されたが、妙にこれが一番印象に残ってしまった(笑) |
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妙に刑法第39条に関する記述が冗長で、ダレる。
緊迫感の無いままにラストに突入。 1作目の『連続殺人鬼 カエル男』に比べると、「単純に面白い!」という面で全く物足りない。 中途半端な作品であった。 |
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短編集でした。
ポイントは最後のオチですね。 いかに切れ味良いオチがあるのか、これが短編集のミソ。 1作目「夜警」や表題作の「満願」が警察関係で、どうしても横山秀夫氏の短編集と比較してしまう。 横山氏に比べると、若干見劣り。 どちらかというと、著者の「儚い羊たちの祝宴」に見られるあのブラック感が味わえる「柘榴」・「関守」あたりが当方には良かったですね。 まあ、可もなく不可も無く、というところでしょうか。 |
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「心温まるお話」といったところか。
いわゆる性悪な人物は登場せず、あったかい気持ちになって読み終える。 そんな一冊でした。 事件、ミステリーという事柄は、扱っていません。 大きくて神秘的なクスノキを題材にした「ものがたり(童話)」です。 著者作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のようなお話ですが、「ナミヤ」の方が数倍面白い。 当方としては、「悪意」のような灰汁の強い著者作を読みたいところです。 |
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