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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数312

全312件 161~180 9/16ページ

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No.152: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ギャグですね。

結構面白いです。
上下2冊の文庫版を読みましたが、サクサクっと読み終えます。
サイコキラーのお話なんですが、著者の「黒い家」のような得体の知れない「怖さ」というものは、一切感じられません。
まさにギャグのようなお手軽さで、人が死んでいきます。
そういう意味では、「怖さ」より「展開・スピード感」を楽しむエンタメ小説のような感覚かもしれません。
とは言え、「学校」現場と「サイコキラー」いう題材は、最高に良かったです。
この題材で、「恐怖」と「リアリティ」を追求して書いていただいたら、全く別の小説として仕上がり、より楽しめたかもしれません。
そういう意味では、ほんのちょっと残念だったかなぁ、という気もしますが、気楽に楽しめたのでOKでしょう。

悪の教典 上
貴志祐介悪の教典 についてのレビュー
No.151: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

出版禁止の感想

「死刑囚の歌」がなかなか面白かったので、こちらも手にした。
前者と同様、非常に読み易いですね。
特に前半の若橋のルポは、抜群に面白い。今後の予期せぬ展開を期待させます。
しかしながら、後半部が難解。単に読むだけなら、あっと言う間に読み終えますが、どうも納得できないというか理解しづらい。
著者の文庫版「あとがき」を読んでもスッキリしない。

▼以下、ネタバレ感想
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出版禁止 (新潮文庫)
長江俊和出版禁止 についてのレビュー
No.150: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

出版禁止 死刑囚の歌の感想

なかなか、読みごたえがありました。
過去の出版記事やルポを並べて一つの小説を作り上げるという構成は、斬新で興味深かった。
文体も平易で読み易い。一気読み必須である。
事件の背景を丁寧に追い詰め、最後に、なるほどというオチを用意する。
最後まで引っ張られました。
もちろん、若干、強引な展開も見られなくは無く、また、オチもある程度は予見できる。

▼以下、ネタバレ感想
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出版禁止 死刑囚の歌 (新潮文庫)
長江俊和出版禁止 死刑囚の歌 についてのレビュー
No.149: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悲しいなぁ・・・

読み終わり、悲しさがいつまでも残った。
ただ、悲しいと言っても、悲惨な悲しみではない。小さな希望が残された悲しみであり、わずかな灯が救いを残してくれた。
上下2巻のある程度ページ数の多い小説ではあるが、物語はテンポよく進み、特に下巻はあっという間に読み終えた。
複雑な人間の感情を思い知らされると同時に、一種の社会派小説として今の日本の抱える社会問題に一つの石を投げかける。
惜しむべきは、山神一也の生い立ち・内面・心理・動機などについては、やや希薄な描写で終わり、もう少し記述して欲しかった。(※作者の意図かもしれないが、、、)
最後に追伸だが、本書の冒頭は悲惨な惨殺現場で始まり、犯人は逃亡したままで捕まっていない。
と言っても、犯人探しのミステリー小説ではないことをお伝えしたい。
怒り(上) (中公文庫)
吉田修一怒り についてのレビュー
No.148: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ページ数は多いです

結構、ページ数は多いですが、読み易いです。
北方領土の小さな離島に潜入捜査に入った日本人刑事が、殺された日本人社員の犯人に辿り着く過程を、その離島での複雑な利権関係を交えつつ丁寧に描かれています。
さほどハラハラ・ドキドキの展開があるわけでもなく、また驚くような結末が隠されているわけでもないですが、飽きずに最後まで読み進めさせる辺りは、さすが著者の手慣れた力量でしょう。
せっかちに結論を急ぐ小説より、こういうじっくり書き込まれた小説の方が、私には合っているかも、、、ですね。
惜しむべきは、あと一歩驚くべき展開が待ち構えていたら、もう少しポイントを加算できたと思う。
ところで読んでいる途中、パキージンという登場人物が出てくるたびに、プーチン大統領の横顔が浮かんできたが、果たして著者はそれを意識して創作されたんだろうか(笑)
漂砂の塔
大沢在昌漂砂の塔 についてのレビュー
No.147: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

あっと言う間に読み終えました。
ホラーというより、サイコパスですね。
中盤までは、リアルに怖いです。
アマゾン評価5点の、9点・10点を付けたいところですが、・・・

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黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志祐介黒い家 についてのレビュー
No.146: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

何の情報も無しに、前作も読まずに、この本を読んでみた。
児童養護施設を舞台にした青春小説と思って読んでいたが、なるほど、こういうことだったのか。
しかし、今一つ納得できないのだが、当方の読解力の無さ何だろうか。

▼以下、ネタバレ感想
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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー
No.145: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

骨太

図書館にあった1冊を手に取り読んでみた。
「新宿鮫」シリーズの4作目。
当方にとって、このシリーズ初読みである。
30年ほどの前の発行だが、読んでいて古さは感じられない。
500ページ弱のボリュームも、難なく読み終える。
登場人物もさほど多くは無く、しっかり関係・背景が書き込まれているので、落ち着いてじっくりと読み進めることが出来る。

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無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
大沢在昌無間人形 新宿鮫IV についてのレビュー
No.144:
(3pt)

#ある朝殺人犯になっていたの感想

中高生向けかなぁ。
軽い文体なので、重厚な作品を好む方、年配者にはちょっと向かないかも。
#ある朝殺人犯になっていた
藤井清美#ある朝殺人犯になっていた についてのレビュー
No.143:
(9pt)

本懐より良かった。

短編4話からなる構成。といっても、3話·4話は上下の位置付けなので、短編2話と本題作である中編1話の構成となっている。
表題作は特に面白かったです。ありきたりな法廷小説の様だが、正に勧善懲悪の冷静な半沢直樹版という感じ。単純に読後感が良くスッキリした。
2話の佐方父親の話も、心が暖まり気分良く読めました。
本懐の方が、アマゾン点数で4点ならこちらは5点。オチ狙いの短編なら横山秀夫に分がある。こういうスタンスが佐方シリーズには合いそうと思いました。
検事の死命 (角川文庫)
柚月裕子検事の死命 についてのレビュー

No.142:

疑薬 (講談社文庫)

疑薬

鏑木蓮

No.142: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

突っ込み不足かな

読み終えたあと、何かもの足らない。
新薬への疑惑(疑薬)というテーマは良い。昨今のコロナ禍の問題もあって、非常に興味深く読める。
製薬会社の戦略、薬事行政、治験、副作用等々、専門的な内容を詳細に記し、関心のある人には勉強にもなる。
登場人物も多く、それぞれがこの疑薬に関わってくる。面白くなりそうだ。
しかしながらそれが終盤でいつの間にかクライマックスを迎えてしまった。
何かもの足らない。消化不良だ。
要するにそれぞれの事件、関わり合い、背景の掘り下げ不足。
テーマが重厚であるがゆえに、もう少し登場人物も絞って、深く書き込んで欲しかった。
ラストでテーマとは全く無関係の「二歩」という居酒屋の名前の由来が取って付けたように示されたが、妙にこれが一番印象に残ってしまった(笑)
疑薬 (講談社文庫)
鏑木蓮疑薬 についてのレビュー
No.141: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ウツボカズラの甘い息の感想

かなり面白かったです。
そして、この方の作品は読み易いですね。
サクサクとページが進みます。
600ページ弱の文庫本だけど、あっと言う間に読み終わりました。

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ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)
柚月裕子ウツボカズラの甘い息 についてのレビュー
No.140:
(4pt)

連続殺人鬼カエル男ふたたびの感想

妙に刑法第39条に関する記述が冗長で、ダレる。
緊迫感の無いままにラストに突入。
1作目の『連続殺人鬼 カエル男』に比べると、「単純に面白い!」という面で全く物足りない。
中途半端な作品であった。
連続殺人鬼カエル男ふたたび
中山七里連続殺人鬼カエル男ふたたび についてのレビュー
No.139: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

満願の感想

短編集でした。
ポイントは最後のオチですね。
いかに切れ味良いオチがあるのか、これが短編集のミソ。
1作目「夜警」や表題作の「満願」が警察関係で、どうしても横山秀夫氏の短編集と比較してしまう。
横山氏に比べると、若干見劣り。
どちらかというと、著者の「儚い羊たちの祝宴」に見られるあのブラック感が味わえる「柘榴」・「関守」あたりが当方には良かったですね。
まあ、可もなく不可も無く、というところでしょうか。
満願 (新潮文庫)
米澤穂信満願 についてのレビュー
No.138: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

天使の囀りの感想

「得体のしれない怖さ」というのが、この小説の味噌。
しかしながら、思ったより早くその正体を明らかにする。
そういう面からも、さほど不気味さを感じたり、恐怖心を抱くことはなかった。
反って、俗っぽい陳腐なホラー小説では無かったことに好感がもてる。
また、リアリティー感を高めるための膨大な量の情報提供は、ややクド過ぎる感もあるが、妙に気になり読み込んでしまう。著者の研究熱心さが伺えて、高ポイントであった。
ただ、終末に向けてのストーリー展開は、やや先細りかな、、、

▼以下、ネタバレ感想
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天使の囀り (角川ホラー文庫)
貴志祐介天使の囀り についてのレビュー
No.137: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

クスノキの番人の感想

「心温まるお話」といったところか。
いわゆる性悪な人物は登場せず、あったかい気持ちになって読み終える。
そんな一冊でした。
事件、ミステリーという事柄は、扱っていません。
大きくて神秘的なクスノキを題材にした「ものがたり(童話)」です。
著者作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のようなお話ですが、「ナミヤ」の方が数倍面白い。
当方としては、「悪意」のような灰汁の強い著者作を読みたいところです。
クスノキの番人 (実業之日本社文庫)
東野圭吾クスノキの番人 についてのレビュー
No.136: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさに最悪

3人の登場人物が、それぞれ、徐々に最悪な結果に陥りつつ、絡み合っていくというストーリー。
3人の細かな心理描写が丁寧で、リアリティに富み、感情移入したくなる。そういう旨さがあり、面白い。
ページ数は多いが、3者の行動にイライラしながら、簡単に読み進めることができた。
特に鉄工所の社長は、そのダメっぷりがいい。

▼以下、ネタバレ感想
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最悪 (講談社文庫)
奥田英朗最悪 についてのレビュー
No.135: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

二度読み必須ですが、、、

最後まで読んで、???
今一度、部分的に読み直しても、良く分からない。
そこで解説を読み、ある程度理解したうえで、再度、最初からじっくりと読み直す。
その際、日付と曜日のメモが有効。
その結果、やっと理解が進み、自分なりに納得できた。

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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー

No.134:

噂 (新潮文庫)

荻原浩

No.134: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

2度読みして確認

いやはや、読み終わって2度読みしてしまいました。
書かれた年代は、ガラケーのiモードが使われだした時代ですね。
当時の女子高生たちの生態が懐かしい。
ストーリーは、良くあるような猟奇犯罪だが、飽きさせない。
後半は完全に一気読みです。
殺人犯に迫る過程が、この小説の読みどころなんですが、事件解決と思いきや、なんと最後に、、、

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噂 (新潮文庫)
荻原浩 についてのレビュー
No.133:
(5pt)

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人の感想

マジシャンが警察を差し置いて犯人を炙り出すというお話でした。

▼以下、ネタバレ感想
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ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人