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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数312

全312件 141~160 8/16ページ

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No.172:
(3pt)

パッとしない

著者のデビュー作でしたね。期待して読み進めましたが、今一でした。


▼以下、ネタバレ感想
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十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
貴志祐介十三番目の人格 についてのレビュー
No.171: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

洗練されています

500ページ少々の作品で、ある程度ボリューム感もあり、読みごたえがあります。特に後半450ページ辺りまでは、引き込まれますね、良く練られてあり、ページをめくるスピードも衰えません。
ストーリーの主軸は、犯行の「動機」なのですが、被疑者の自白の信ぴょう性に疑念を持った被疑者と被害者のそれぞれの子供が、真実に迫っていく。この過程が実に面白い。
犯人は嘘をつく。それは出来るだけ刑を免れるために嘘をつくのであるが、時には減刑に繋がらない嘘をつくこともある。
それは何のために?となると、これこそ犯罪小説の王道、「誰かを、何かを守るためである」

▼以下、ネタバレ感想
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白鳥とコウモリ(上) (幻冬舎文庫)
東野圭吾白鳥とコウモリ についてのレビュー
No.170:
(4pt)

民王 シベリアの陰謀の感想

現在のコロナ禍における日本国のドタバタ感。それに伴うQアノンのような陰謀論。
まさにそれらを風刺するような軽妙なコミカル小説であった。
読み易いし、お気軽なコミック誌のようなノリなので、待ち時間・車中での暇つぶしにはピッタリであろう。
その分、ストーリーはノー天気に都合よく展開する。故に、著者の「半沢シリーズ」や「空飛ぶタイヤ」などの、ワクワク感・スピード感・爽快感には欠ける。
シリーズ2冊目だったようで、1冊目の「民王」を読んでいないので、上記のような感想を持ったが、1冊目から読むとまた違った感想を持ったのかもしれない。
ただし、重厚な作品が好みの当方にとって、1冊目は、敢えて手にすることは無いと思う。
民王 シベリアの陰謀 (角川文庫)
池井戸潤民王 シベリアの陰謀 についてのレビュー
No.169: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

血の雫の感想

福島原発事故に関わる謂れなき差別·偏見と匿名SNS無責任発言の問題を絡めて書かれた社会派ミステリー小説。
しかしながら、どっち付かずのやや中途半端な仕上がりであった。
事件への引き金が短絡的な印象。福島の現状を説明する下りでは、ミステリー小説の雰囲気が全く欠け落ちた緊張感のない風土記風。
社会問題とミステリーを上手くミックスできていない感じがあり、面白さに欠けてしまった。
ラストの終わりかたも、???がつくような尻切れトンボである。
筆者の「震える牛」の方がずっと面白い。
血の雫 (幻冬舎文庫)
相場英雄血の雫 についてのレビュー
No.168: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ある閉ざされた雪の山荘での感想

著者の初期頃の作でした。
最近「仮面山荘殺人事件」を読んだばかりであり、内容的にはほぼ同じパターン。
調べてみると「仮面山荘殺人事件」の約2年後に出版されているようですね。
狙いは2匹目のどじょうでしょうか、、、どちらかというと事前に情報を入れていなかったせいか「仮面山荘殺人事件」の方が、スッキリ楽しめた。
やはり二番煎じであることは否めない。また、登場人物の人物描写が浅薄で画一的なため、リアル感にかけ薄っぺらい印象を持ってしまった。

▼以下、ネタバレ感想
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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
東野圭吾ある閉ざされた雪の山荘で についてのレビュー
No.167: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

この雰囲気いいですね

不穏な雰囲気。ごくごく普通の日常に迫る得体の知れない違和感。
この怖さは、絶妙にいいですね。雫井脩介の「火の粉」に似た雰囲気です。
ノー天気な夫秀嗣と不審な違和感に気づくがそれを正面切って口に出せない妻里佳子。読者をイライラさせる描き方が、著者は実に巧い。
突如現れた優平は、果たして本物なのか、目的は何なのか、それとも里佳子の思い過ごしなのか。
そんなことを考えさせながら、序盤から中盤にかけて、緊張感を持って読み進めさせてくれます。
また、妻里佳子の職業選択も、秀逸ですね。校閲者としての職業が、里佳子の真面目で神経質なほど几帳面さを浮き出させています。
お見事!これがあったから、その結末には驚いた。

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不審者 (集英社文庫)
伊岡瞬不審者 についてのレビュー
No.166: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

果断: 隠蔽捜査2の感想

実に読後感が良い爽快な1冊である。
勧善懲悪というか、最後はここまでするかという位、徹底的に登場人物を持ち上げる。
イヤミスの最対極のような小説であった。
(警察小説の体を取ってるけど、半沢のような読後感ですね。)

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果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)
今野敏果断: 隠蔽捜査2 についてのレビュー
No.165: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

クリムゾンの迷宮の感想

サイト内のランキングが高かったので読んでみた。
中盤まではやや間延びした流れで、少々退屈。
楢本らに追われる後半は、それなりに緊迫感もあり、あっという間に読み終えることが出来た。

▼以下、ネタバレ感想
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クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志祐介クリムゾンの迷宮 についてのレビュー
No.164: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

仮面山荘殺人事件の感想

東野圭吾の初期作です。
図書館で見かけて未読本だったので、読んでみました。
「○○殺人事件」というタイトルの小説は、いわゆる犯人探しのミステリー本という印象が強く、それほど好みでは無いので手にしないのですが、手ごろな厚さだったので読むことにしました。
結果的に予想通り犯人探しがテーマ。

▼以下、ネタバレ感想
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仮面山荘殺人事件 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾仮面山荘殺人事件 についてのレビュー
No.163: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隠蔽捜査の感想

警察キャリアの思考・行動を記した、いわゆる俗に言う警察小説。
事件を解明するというミステリー度は、ほとんどなく、ある連続殺人事件に向かい合う2人のキャリアとその上司たちの考えと動きを細かに描いていく。
正直、これだけだったらアマゾン評価の2点程度の内容。大して面白くもない。
しかしながら、なぜにアマゾン評価4点を計上したのかというと、主人公竜崎の家庭問題をうまく絡めて、読後感良く感動的に仕上げられたからである。

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隠蔽捜査 (新潮文庫)
今野敏隠蔽捜査 についてのレビュー
No.162: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

いつもの事ながら、著者の作品は読み易いですね。
いわゆる後妻業の話かと思って読んでいたが、実はそうでは無かった。
序盤から中盤にかけては、特に面白かったですね。少しずつ事件の本質に迫っていく。
以前読んだ著者の「ウツボカズラの甘い息」に似たような流れです。
ただ気になる点がいくつかあって、そこがマイナス要因でした。

▼以下、ネタバレ感想
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蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)
柚月裕子蟻の菜園 -アントガーデン- についてのレビュー
No.161: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

テスカトリポカの感想

なかなかハードで強烈な作品ですね。
かなり面白いです。どのように展開していくのか予想しづらいので、ゾクゾクしながら読み進めることができます。
特にⅡ章・Ⅲ章当たりの中盤は、秀逸な面白さです。
このペースなら、アマゾン5点なんだけど、Ⅳ章以降がちょっとショボかったかな。

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テスカトリポカ (角川文庫)
佐藤究テスカトリポカ についてのレビュー
No.160: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

隻眼の少女の感想

いわゆる「謎解き」がテーマの小説でした。本格ミステリと言うのですか。
当方この手の小説というのが、余りしっくりこないので、少々辛口の感想になってしまいご容赦願いたい。
どうしても、現実離れしたストーリーが展開するので、読書にのめり込めない。
第1部を読み終えるのが、少々しんどかった。

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隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.159: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

検事の信義の感想

検事・佐方貞人シリーズの4作目。
短編集ですね。
それぞれスッキリまとまっています。
そして、いつものように読み易い。
アッと驚くようなオチがあるわけではありませんが、それなりに切れ味も良く、良品が揃いました。
綺麗すぎるというか、やや上品にまとめられているので、もう少し灰汁(あく)のある下劣な場面が加味されてくると、よりアリティ感が出て面白くなりそうです。
でも、よくできた短編集だと思いました。
検事の信義 (角川文庫)
柚月裕子検事の信義 についてのレビュー
No.158: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

難解です。

あっさりと読み終えることは出来るのですが、一読で理解するのはちょいと難しいかなと思います。
「はしがき」と「あとがき」は、高橋美也子(早希子の妹)が書いた。これは、だれでも解る。

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殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子殺人鬼フジコの衝動 についてのレビュー
No.157:
(5pt)

ジウIII 新世界秩序の感想

ウ~ン(-_-;)なんだかなぁ。
ジウ2の続きなんだけど、ちょっと?が付いちゃった。
「新世界秩序」とかいう名称の大風呂敷を広げたんだけど、結局これで終わり?!という感覚。
2で展開したあの突拍子もない奇想天外さ。折角なら、あのギャグのようなノリで最後まで突っ走って欲しかった。
リアリティーにこだわって、上手くまとめようとしちゃったのかな⁉
中途半端に終わった気がして、どうも消化不良の三部作だった。
ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)
誉田哲也ジウIII 新世界秩序 についてのレビュー
No.156: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジウII 警視庁特殊急襲部隊の感想

これはジウⅠとは異なり、ⅡとⅢでワンセット。上巻・下巻という構成本でいいんじゃないんですか。
Ⅱを読み終わっても、Ⅲを読まないと結末をを知ることが出来ない。
よって、ここでの感想も中途半端にしか書けない。
ということで、早速、Ⅲを読み進めて感想を書くことにしよう。
ただ、ひと言書くなら…

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ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)
誉田哲也ジウII 警視庁特殊急襲部隊 についてのレビュー
No.155: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

悪の芽の感想

社会派小説。
「想像力の欠如」がキーワード。
想像力の無い安易な行動・コメントが悲劇を生んでしまう可能性を提起した小説。
現代社会では、こうした事例が普通に見られる光景なんだろう。
主人公の安達、そして犯人に娘を殺害された厚子は、それなりに自己決着できた。
犯人の過去に関わっていた真壁、事件を動画撮影した亀谷、両名は何故にか消化不良。これは著者の意図なのか。
読み終わり、考えさせられた一冊であった。

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悪の芽 (角川文庫)
貫井徳郎悪の芽 についてのレビュー
No.154:
(6pt)

ジウI 警視庁特殊犯捜査係の感想

読み易くて、単純明快ですね。
2人の女性刑事を対比させ、某誘拐事件を絡ませる。
事件そのものは、すこぶる単純。
しかし、犯人の深層心理・心情等の描写という犯罪小説の醍醐味は、少々不足気味。
よって、そういう面では物足りないが、軽快で平易な筋書きは映像向きで、気楽に楽しめる一冊。

▼以下、ネタバレ感想
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ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)
誉田哲也ジウI 警視庁特殊犯捜査係 についてのレビュー
No.153:
(5pt)

かなり古い小説でした

ランキングがある程度高かったので、何も知らずに読み始めました。
かなり古い作品だったんですね。
古典的な名作ミステリー小説ということでした。

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弁護側の証人 (集英社文庫)
小泉喜美子弁護側の証人 についてのレビュー