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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数52

全52件 21~40 2/3ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.32:
(4pt)

亜智一郎の恐慌の感想

「亜愛一郎」シリーズの外伝の位置付けですかね、時代は江戸終期です。
だからってわけではないのですが、現代とは違いが多すぎて当時では当たり前の事にも頭を悩ませる構成になってます。つまり、読みにくい・・・。
単純に「亜」シリーズを期待して読むとしっぺ返しをくらうと思います。まぁ、論理的に解決してなくもないのですが、そもそもの謎自体が認識不明瞭な点がありまして・・・。

故人である泡坂さんには申し訳ないのですが、この作品を出す余力があったのなら「亜」シリーズの4作目をファンとして望んでやまないというのが正直な感想です。
というか、4作目が読みたかったです(涙)

亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)
泡坂妻夫亜智一郎の恐慌 についてのレビュー
No.31:
(5pt)

女子大生桜川東子の推理 ベルサイユの秘密の感想

今回のテーマは「宝塚」ですが、前作の「歌舞伎」同様に俺には馴染みの薄いものであったので事件との関連に意外性が感じられず「へ~、そうなのか」程度に終わってしまったのが残念でした。
知名度の高くないテーマを選ぶならメルヘン絡みのマザーグースや遠野物語、もしくは日本で紹介されていない世界の童話などを取り上げた方が桜川東子のキャラが活きる気がします。

今回登場の脇役二人は鯨ファンの中でも影の薄いキャラだった上に必然性が全くなかったのでむしろ邪魔でしたね・・・。
俺個人の意見では東子、工藤、マスターの三人がいれば成り立つシリーズだと思うので、その他のキャラを増やす必要もなく、むしろテンポが悪くなるのでむやみに登場させるのは控えて欲しいですね。(山内は厄年トリオとして、いるかはキャラが立ってるので居ても問題ありませんが)

▼以下、ネタバレ感想
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女子大生桜川東子の推理 ベルサイユの秘密
No.30:
(5pt)

新・日本の七不思議の感想

シリーズ3作目なのですが、バーから飛び出してしまった為に松永さんの出番も減り、いつのまにか付き合ってる宮田と静香の歴史バトル自体がなくなってるのが残念でした。

他にも日本の七不思議の筈なのに前2作よりも個人的に馴染みが薄いネタであったため宮田の説自体に意外性や魅力を感じませんでした。次作はスリーバレーでの歴史バトルに戻ることを期待します。

▼以下、ネタバレ感想
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新・日本の七不思議 (創元推理文庫)
鯨統一郎新・日本の七不思議 についてのレビュー
No.29:
(6pt)

バイロケーション スプリットの感想

続編で繋がりもありますがミステリーではなくなっています。前作で謎のまま残った「バイロケーションとは何か?」の解答編といったところですかね。

▼以下、ネタバレ感想
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バイロケーション スプリット (角川ホラー文庫)
法条遙バイロケーション スプリット についてのレビュー
No.28: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

殺人鬼の感想

綾辻さんの作品だから・・・というので読んだ覚えがあります。が、館シリーズとは全く違い非常にグロテスクな内容になっています。読書中も嫌悪感しかなかったのですが、そこはやはり綾辻さんらしく一筋縄ではいかないオチを持ってきてくれています。

ただ、やはり好みの作品ではありませんし、人に薦めることもできません。
殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻行人殺人鬼 についてのレビュー
No.27:
(6pt)

江古田ロック - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿2の感想

今作でもママの正体は明かされず・・・引っ張りますね、鯨さん♪
天然キャラのママが今作でもいい味を出していました、なぞなぞに至ってはもはや何が何やら(笑)・・・ただ、波田煌子シリーズを通して言えることなのですが相方が弱い。まぁ、彼女の良さを出すツッコミは難しいのかもしれませんが小林少年では役不足に感じますね・・・本人も望んでないし(笑)

「お化けのロック」は個人的に秀逸に感じたのでこの作品に関してのみ8点で。
江古田ロック - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿2 (中公文庫)
No.26:
(6pt)

しゃべくり探偵の四季の感想

出だし二編は前作同様に地の文が一切無く、会話だけで話が進む展開ですが、三編目からは様々な叙述形式に取り組んでいます。これはこれで面白かったのですが、個人的にはこの二人のシリーズは漫才形式ミステリで統一して欲しいですね。(実験は他の短編集あたりで)

内容自体は、お茶らけたキャラのやり取りとは裏腹に結構しっかりした本格物に仕上がっています。二編目の「奇妙なロック歌手」は作者の他作品「揺歌」を読んでいたので、より楽しめました。三・四編目の「夏の思い出」はこのシリーズらしくなくしっとりした話でしたが本作を通じて読む上では良いアクセントになっていて好印象でした。
しゃべくり探偵の四季―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの新冒険 (創元推理文庫)
黒崎緑しゃべくり探偵の四季 についてのレビュー
No.25:
(6pt)

邪馬台国殺人紀行の感想

題名からは「邪馬台国はどこですか?」の続編を想像しますが、どちらかというと「すべての美人は名探偵である」の続編という感じです。なので、歴史ミステリを期待すると肩透かしをくらうのでご注意。(ネタバレ?)

ほんわかした女子会のノリが各シリーズでは見られない一面を見れたので楽しめましたね。特に東子がここまで妹キャラに馴染めているのも静香の存在があればこそ、と思うと意外といいコンビなのかもしれませんね。


▼以下、ネタバレ感想
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邪馬台国殺人紀行 (実業之日本社文庫)
No.24: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

リビジョンの感想

「リライト」の派生作品ですかね。「リライト」が面白かったので期待したのですが、正直なところ期待外れだったので厳しめの点数で。

アイデアは悪くなかったんだけどなぁ・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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リビジョン (ハヤカワ文庫 JA ホ 1-2)
法条遙リビジョン についてのレビュー
No.23:
(5pt)

哲学探偵の感想

競馬・短歌・哲学の蘊蓄が山盛りですが、肝心の哲学が中途半端すぎて作品の面白さには繋がってなかった気がします。(なぜ競馬?)


▼以下、ネタバレ感想
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哲学探偵 (カッパ・ノベルス)
鯨統一郎哲学探偵 についてのレビュー
No.22:
(6pt)

なみだ特捜班におまかせ!の感想

猟奇殺人を扱った短編集ですが、鯨さんの作風(ユーモア)と主人公・波田の個性によってグロさはやわらげられているので後味悪い作品にはなっていません。

本格ミステリではないので肩の力を抜いて読みたい人向けです。

▼以下、ネタバレ感想
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なみだ特捜班におまかせ! (祥伝社文庫)
鯨統一郎なみだ特捜班におまかせ! についてのレビュー
No.21:
(6pt)

弟切草の感想

同名のゲームの小説版ですが、ゲーム未プレイでも楽しめます。
主人公の男女2人の目線で書かれてるのですが、男性目線と女性目線がコロコロ変わるゲームのような感覚で進むのでお互いの心情がわかりやすかったです。

▼以下、ネタバレ感想
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弟切草 (角川ホラー文庫)
長坂秀佳弟切草 についてのレビュー
No.20:
(6pt)

浦島太郎の真相 -恐ろしい八つの昔話-の感想

桜川東子(及び厄年トリオ)に好印象をもっている人は楽しめると思いますが、一般的には☆5の評価ですかね。



▼以下、ネタバレ感想
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浦島太郎の真相―恐ろしい八つの昔話 (光文社文庫)
No.19:
(6pt)

弥勒の掌の感想

納得はできるんだけど、なにかが物足りない・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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弥勒の掌 (文春文庫)
我孫子武丸弥勒の掌 についてのレビュー
No.18:
(6pt)

MORNING GIRLの感想

「睡眠」を題材にして蘊蓄を盛り込んだSFです。

そもそもSFなので現実では証明不可能なんですが、一つの説として成立しうる綺麗なまとめ方をしているのですが、綺麗すぎて印象には残りにくいかなぁ・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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MORNING GIRL (ミステリー・リーグ)
鯨統一郎MORNING GIRL についてのレビュー
No.17:
(5pt)

江古田ワルツ - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿の感想

作中では「ママ」になっていますが、伝説(?)のサイコセラピスト兼プロファイラーの彼女であることは間違いないと思います。(海江田さん等も出てきてるし)
なぜ名前を明かしていないのかは、さだかではありませんが、大人の事情(出版社が違う?)なのか遠大なパラレルワールドの伏線なのか・・・。

作品自体は過去のシリーズ物と同様な展開です(殺人のないユーモアミステリ)。ただ、本作は「ママ」の良さがいまいち出ていない気がするので次回作に期待するということで辛めの点数にしておきます。

▼以下、ネタバレ感想
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江古田ワルツ - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿 (中公文庫)
No.16:
(6pt)

マグレと都市伝説の感想

こじつけのプロの鯨さんらしい作品で、よくもまぁこれだけ歌謡曲をこじつけたもんだと脱帽します。しかも都市伝説まで絡めてるところが凄いのですが、こじつけかたが「邪馬台国~」のように論理的なものではなく無理矢理感が強いので、作成の苦労は偲ばれますが面白さにはいまいち繋がってないような気がします。

個人的には懐かしさも含め、それなりには楽しめました。
間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)
鯨統一郎マグレと都市伝説 についてのレビュー
No.15:
(6pt)

なみだ学習塾をよろしく!の感想

「殺人のないユーモアミステリ」とは作中でヒロインの波田煌子が語ったセリフだが、この小説のこと・・・じゃない?いやいや、鯨さんのこういうお茶目なところも好きです。連作短編集なので気軽に読めます。

シリーズ物なので波田煌子が好きな人(俺含む)なら7点で。
鯨さんの小説は美人が多いですが、なぜか波田煌子にはそういう描写がない、ところどころに可愛さらしい表現は使ってますが見た目よりも言動や行動に可愛さが感じられる。鯨さんのキャラの中で一番好きかもw

▼以下、ネタバレ感想
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なみだ学習塾をよろしく! (祥伝社文庫)
鯨統一郎なみだ学習塾をよろしく! についてのレビュー
No.14:
(6pt)

なみだ研究所へようこそ!の感想

一編が非常に短くショートショートに近い短編集です。空いた時間に読むのに最適なライトでコミカルなミステリーでした。
謎そのものよりキャラを好きになれるかで評価が変わると思います。

一般的に6点にしましたが、鯨さんのファン(俺含む)なら7点ということで。(「みなとみらいで捕まえて」を楽しく読めた方にはお薦めです)
なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル)
鯨統一郎なみだ研究所へようこそ! についてのレビュー
No.13:
(6pt)

エディプスの恋人の感想

ミステリーではありません。七瀬3部作の3作目完結編です。

推理小説ではありませんが、完結編にふさわしくラストへ向かっての謎が七瀬についてまわります。前2作と違い暗い内容ではないのでそれを期待した人には失望させるでしょう。
まぁ、3部作とはいえ主人公が同じだけでテーマがそれぞれ違うのでシリーズものとしての楽しみはありませんでしたが筒井さんらしさが出た各小説だったのではないでしょうか。

「火の鳥」を匂わす壮大さ・・・でいいのかな?
エディプスの恋人 (新潮文庫)
筒井康隆エディプスの恋人 についてのレビュー