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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数22

全22件 1~20 1/2ページ
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No.22: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

死者は黄泉が得るの感想

前提条件があるSF西澤ミステリです。
今回はユーモア要素を極力排除してあるので本格ミステリとして読めなくもないのですが、前提条件が都合良過ぎるビックリドッキリメカなので、それを素直に受け入れるかどうかで作品の賛否が変わってくると思います。
具体的には、死人が装置で復活し、都合の良い記憶を残して記憶喪失になるという前提です。

最終的にはこの設定が伏線回収を含めて物語の面白さを膨らませているのですが、受け入れられない気持ちもわかります。
ただ、俺自身はこの手の設定には好意的であり読破した後の整合性及び構成力の精緻さに感嘆したので作品自体の評価には高評価を与えざるを得ません。
ただ、舞台が日本でなく登場人物の名前もカタカナなのが個人的には読みにくかったので☆9以上の評価を与えるにはいたりませんでした。
死者は黄泉が得る (講談社文庫)
西澤保彦死者は黄泉が得る についてのレビュー
No.21:
(9pt)

タイムマシンのつくり方の感想

ミステリーではありません。
タイトルから推察するとタイムマシンを作る話かと思われますが、全然違いますw
まぁ、タイムマシンを含めた時空ネタの短編集というのが本作の正当な紹介だと思います。

ミステリーではないのですが、非常にロジカルな構成になっているので、物語ではなく本格を求める人には楽しめる作品になっていると思います。
もちろん、タイムトラベルものが好きな人にはお薦めします。
個人的には早逝が悔やまれる作家の一人です。

▼以下、ネタバレ感想
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タイムマシンのつくり方 (集英社文庫)
広瀬正タイムマシンのつくり方 についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

永遠の0の感想

ミステリーではありません、第二次世界大戦での対米戦を中心とした歴史小説ですね。
読み易い文章と構成の上手さが手伝い、頁数の割にはそれほど長さを感じませんでした。

戦争の悲惨さをひたすら訴える作品ではなかったのが高評価につながった要因です。
現代の価値観と当時の価値観の違いを感じさせる濃淡が見事に表現されており、個人的に軽々しい感想はなるべく控えたいです。

▼以下、ネタバレ感想
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永遠の0 (講談社文庫)
百田尚樹永遠の0 についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

乱れからくりの感想

さんざん同作家さんの他作品を読んだ上で、今さらデビュー作を読むというのは順番が滅茶苦茶な気がしますが、そもそもの入り口が「11枚のトランプ」だったことを思うと氏の長編代表作としてはどちらから入っていたとしても好きな作家さんになっていただろう完成度の高さと泡坂さんらしさが出てる秀作だと感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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乱れからくり【新装版】 (創元推理文庫)
泡坂妻夫乱れからくり についてのレビュー
No.18: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

大誘拐の感想

骨組みのしっかりしたユーモアミステリーでした。
登場人物がそれぞれに魅力があり好感も持てますし、得意分野で活躍(?)するありがちな流れではあるのですが、誘拐という事件を通して繰り広げられるコンゲームはエンタメとしても楽しめますし論理的な視点から見ても非の打ち所がないほど良く出来ていました。

ただ、一昔前の作品なので、平成生まれの人には作品世界にすんなり入りにくいところはあるかもしれません。

▼以下、ネタバレ感想
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大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
天藤真大誘拐 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

銀河英雄伝説10 落日篇の感想

傑作

▼以下、ネタバレ感想
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銀河英雄伝説 〈10〉 落日篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説10 落日篇 についてのレビュー
No.16:
(9pt)

銀河英雄伝説の感想

ミステリーではありません・・・言うまでもないか。
未来を舞台にした国盗り合戦のようなものですね。中国の三国志や日本の戦国時代の英雄譚を好む人にはお薦めします。なぜこのサイトに登録されてるのかが謎ですね?

アニメの方で全部観てるので、その上での評価では10点なのですが、小説はところどころつまみ食い程度でしか読んでおらず、今後もよほどの空き時間がない限りは読まないであろう・・・ということで1点減点してます。(完全な俺都合です、すみません田中さん)
ちなみに、小説をつまみ食いした限りではアニメとほぼ同内容だったので好みの手段で鑑賞して下さい。

ちゃんとした感想は10巻のネタばれの方で。
銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説 についてのレビュー
No.15: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

バイロケーションの感想

あらすじを読んだ上で非現実的な内容を受け入れられる人にはお薦めです。

リライト絡み(法条さん)で本作を手にしたのですが、当たり前ですが全然違う内容でした。

▼以下、ネタバレ感想
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バイロケーション (角川ホラー文庫)
法条遙バイロケーション についてのレビュー
No.14: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想

ミステリ好きというよりかは「死刑制度」に多少なりとも関心がある人にお薦めしたい作品です。死刑制度に賛成の方も反対の方も読書後にいろいろ考えさせられる部分があると思います。賛成・反対自体が変わる可能性も・・・。

題材が題材なので全体を通して暗く、決して好みの作品ではないので点数は迷ったのですが、読むのが遅い俺が中盤~ラストまで無理矢理一気読みさせられた構成力・魅力・筆力に敬意を表して満点評価にしました。

▼以下、ネタバレ感想
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13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.13: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

星を継ぐものの感想

ハードSFなのである程度の科学知識がないと単語の意味がわからず話についていけないと感じました。まぁ、創作の単語っぽいのもあるので感覚で読み進めていけばある程度の内容は理解できましたが、もうちょっと説明文が欲しかったですね。

話の流れ自体は、序盤に謎が提示され、それを解明していくというわかりやすい展開だったので、先が気になり楽しめながら読めました。

もっと若い頃に出合っておくべき作品でしたね。

▼以下、ネタバレ感想
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星を継ぐもの【新版】 (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン星を継ぐもの についてのレビュー
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

夏への扉の感想

タイムトラベルものでミステリではありませんが、ロジカルな展開なのでよほどSFを毛嫌いしてる方でなければ楽しめる作品だと思います。

現在(いま)読むと、ところどころで古さを感じさせる表現がありますが、そこは目をつぶりましょう。

▼以下、ネタバレ感想
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夏への扉 [新版] (ハヤカワ文庫SF)
ロバート・A・ハインライン夏への扉 についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

そして誰もいなくなったの感想

俺自身が読んだのは旧訳版の方でしたが、この作品に限らず古い海外作品は読みにくいです。これから読む方は新訳版の方をお薦めします(未読ですが・・・)

現代の推理小説を読み慣れた方はさほどの新鮮さや衝撃は感じられないかもしれませんが、それはこの小説の影響力を受けたが故だということがわかります。当時の衝撃さが凄かったのが安易に予想できるほど画期的です、現代のオマージュ作品やパロディー作品のなんと多いことか・・・。

綾辻行人さんの「十角館の殺人」を未読の方はこの作品の後に読むことをお薦めします。

▼以下、ネタバレ感想
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そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

十角館の殺人の感想

ミステリ初心者から上級者まで楽しめる作品だと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

マイナス・ゼロの感想

ロジカルなタイムトラベルものでは日本の最高峰の作品です、ですが厳密にはミステリーではありません。
昭和初期がメイン舞台なので「三丁目の夕日」的なノスタルジーを感じさせてくれました。(生まれてないけど)

作者の広瀬正さんのファンになったきっかけの作品でもあります、この作品が気に入った方はこの作品とは直接の関連はありませんが「タイムマシンの作り方」という短編集もお薦めです。

早逝が悔やまれる作家の一人でもあります。

▼以下、ネタバレ感想
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マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
広瀬正マイナス・ゼロ についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ドグラ・マグラの感想

圧倒的に読みにくい、今まで読んだ小説の中でトップクラスの読みにくさでした。しかし、それを無駄に感じさせない面白さを秘めているのも確かだと思います。
一番驚かされたのはこの作品が数十年前に書かれていたという点ですね、古さを感じるとかそういうことではなく、当時はもちろん現在においてもこれほど脳科学に焦点を当てた考え方をする人はいないのではないでしょうか(専門家を除く)。長い間、そして現在も、更にこれからも読み継がれていく小説であることには納得できます。

ちなみに、表紙は本作と無関係といっていいと思います。エログロも俺個人としては気になるほどではありませんでした。

▼以下、ネタバレ感想
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ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
夢野久作ドグラ・マグラ についてのレビュー
No.7:
(9pt)

葉桜の季節に君を想うということの感想

出だしで読むのを止めようかとも思ったのですが、我慢して読み進めていくうちに見事に惹き込まれていきました、この辺の読ませ方の構成は秀逸だと思います。

ハードボイルド色の強いミステリーなので本格好きにはお薦めしません。

▼以下、ネタバレ感想
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葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

殺戮にいたる病の感想

いろいろな意味で衝撃を受けます。

グロい表現があるのでその手の表現に嫌悪感を示す人や心臓の弱い人は読まないことをお薦めします。

我孫子さんにはこれを上回る作品を書いて頂き、これが代表作にならないことを個人的には望んでいます。

▼以下、ネタバレ感想
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新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

猫の尻尾も借りてきての感想

個人的にはロジカルなタイムトラベルものの日本の最高峰だと思ってます。
「時をかける少女」よりは「タイムリープ ~あしたはきのう~」を楽しめた人に特にお薦めしたい作品・・・なのですが、当時の発行部数の少なさと現在絶版状態であることから本屋(古本屋含む)はもちろん図書館でも見つけるのが非常に困難だと思います。そのため「幻の名作」「隠れた名作」などと言われたりもしており、その希少さのため定価390円なのにヤフオクで一時期15000円くらいまで高騰したらしいです。

「夏への扉」「マイナス・ゼロ」や上記の2作と異なり、殺人事件が絡んでいるのでミステリーの要素もあってお得感満載です。とはいえ、ドロドロした内容ではなく読後には爽快感が味わえる良作に仕上がっています。

アニメやドラマで制作してくれれば本書を手に入れられない人にも楽しめる機会が増えるのにな~、残念。

▼以下、ネタバレ感想
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猫の尻尾も借りてきて (ソノラマ文庫 (239))
久米康之猫の尻尾も借りてきて についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

鯨統一郎ファンになるきっかけになった作品です。
個人的には本作の説得力(こじつけ)に非常に共感できたのですが、タイムマシンでもない限りはやはり真相が判らない、ということで9点にしておきました。
ミステリーのジャンルですが殺人はありません。


▼以下、ネタバレ感想
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邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
鯨統一郎邪馬台国はどこですか? についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

獄門島の感想

色々な意味で難しいが練り込まれた物語は横溝さんならではのものなのだと思う。
10点でも良かったんだけど、ラストが好みでないということで9点で。

▼以下、ネタバレ感想
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獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史獄門島 についてのレビュー


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