猫の尻尾も借りてきて
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点10.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的にはロジカルなタイムトラベルものの日本の最高峰だと思ってます。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
80年代の「マイナス・ゼロ」という評価がある.実際,本作の「ライター型のタイムマシン」というのは「マイナス・ゼロ」中の有名なエピソード「存在の環になったライター」にちなんでいる(多分).彼の作品へのオマージュだろう. 個人的には,けっこう楽しめたが,パズルの根本がこれだけ多数の「存在の環」に依存していることや,前半の人物描写などに比べて,後半とくにラストの謎解きの展開が速すぎるというか,もうちょっと尾ひれがあってもいいのではと思うところや,肝心のタイムマシンがまるで携帯電話の開発のようなノリで行われたりというところは,いくらタイムトラベル好きのSF者でも戸惑ってしまう.読者を選ぶかもしれない. また主人公らのロマンスもあっけなくて肩透かしぎみの感がある.「幻の名作」の所以か. しかし図書館で借りた本作の扉頁に次のような落書きがあったことは報告しておこう. 「この作品は絶対感動します.読んで損はありません.」 「同感.」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムトラベル物の名作を年代別に列挙すると 60年代は、「時をかける少女」 70年代は、「マイナス・ゼロ」 80年代は、「猫の尻尾も借りてきて」 90年代は、「タイム・リープ」 となると思います個人的に。 20数年前に確かにこの本を読んだんですが、ストーリー もプロットも頭から蒸発してしまいました。 本の方は時の狭間に置き忘れて行方不明・・・ なので、読み返すことができません。 印象に残っているのは、『面白い!』、『本格的な時間物だなぁ〜』 と言う読後感です。 このまま埋もれさせるのは惜しいと思いますので 皆さん『復刊ドットコム』に行って投票しましょう。 是非とも復刊させましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本のタイムパラドックスSFでは、広瀬正『マイナス・ゼロ』に匹敵する傑作ながら、絶版状態にあり、隠れた名作扱いとなってしまっているのが非常に残念です。『マイナス・ゼロ』がレトロモダンな装いだとすれば、この『猫の尻尾も借りてきて』は、いかにも80年代初頭っぽいリリカルナイーブな装いを持った作品だと紹介してもいいでしょうか。・・・ このリリカルナイーブな装いと、出版元のジュヴナイルSF的な売り方に騙されて(?)しまいがちなのですが、本質的にはハードSFと呼んで良いほどにタイムパラドックスの骨格はしっかりしています。意外にもその根底にある完璧主義的徹底性は広瀬正と同じなのかもしれません。広瀬正を読んで瞠目したような方にはぜひ読み比べて欲しいです。尚、リリカルナイーブな味付けはこの作品そのものを決して貶めているわけではなく、逆に、たとえば、ハインラインの『夏への扉』に感銘を受けた方たちならば、「日本にもこういう作品があったのか。」と、思っていただけるだけのある種の魅力にまで昇華しているものだと私自身は思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムパラドックスものの傑作です。 ミステリー要素も加味されていてSF,ミステリーどちらのファンも楽しめます | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|