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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数37

全37件 1~20 1/2ページ
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No.37:
(7pt)

方舟は冬の国への感想

「擬似家族」が謎と言えなくもないのですが、厳密にはミステリーではないと思います。
論理的西澤作品を求めている人にはお薦めできません。(違う意味での西澤作品ですけどね)

▼以下、ネタバレ感想
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方舟は冬の国へ (双葉文庫)
西澤保彦方舟は冬の国へ についてのレビュー
No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

念力密室!の感想

シリーズ3冊目にして1作目が収録されるという、不可思議な発行順になってしまってます。1作目が短編であったのに1冊の本として短編がまとまる間に書き下ろしで長編2作品を書いてしまった結果です。
とはいえ、どの本から読んでもそれほど違和感無く楽しめる内容になっているので、読む順番にはさほどこだわる必要はありません。
むしろ、この本から読むと「?」となる内容もあるので、発行順に読んだ俺自身はむしろ納得できました。

短編自体は、それぞれが独立完結しているので、前知識がなくてもスラスラ楽しめる内容になってます。
それと、密室を作る方法が超能力(サイコキネシス)を使ったインチキ設定(?)になっているので、その手の作品が嫌いな人には薦められません。(解決方法は論理的なんですけどね)

▼以下、ネタバレ感想
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念力密室!―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)
西澤保彦念力密室! についてのレビュー
No.35:
(7pt)

実況中死の感想

長編でのシリーズ2作目で、主人公達3人の関係も、だいぶくだけてくると同時にシリーズキャラらしさも確立してきます。
まぁ、短編含めると数作目なので当たり前かもしれませんが・・・。
とりあえず、この3人の関係を受け入れられない方は今後の作品を読破するのはきついかもしれませんね。

さて、このシリーズのもう一つの目玉である、超能力が登場するミステリという特殊設定ですが、本作は厳密には超能力ではありません、ですが西澤さんらしいSFミステリにはなっているので、そちら目当てでシリーズを読んでいる方は満足できると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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実況中死―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)
西澤保彦実況中死 についてのレビュー
No.34: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

隕石誘拐-宮澤賢治の迷宮-の感想

宮沢賢治さんに限らず、ゴッホなど生前は貧困で悲惨な生活を送ったとされる人が多いのが芸術の世界と思っているのですが・・・偏見ですかね?確かに画家に関しては当時の流行及びアホな評論家に左右される世界なので報われない人が多い気もします。
ただ、小説自体はどの時代においても胸を撃つ作品というのは不可変な物のような気が個人的に思われます。
童話自体は幼児期も記憶に無く、現時点でも無関心なので多くは語れないのですが、小説とは違うのでしょうか?
純真な子供に刺さる作品は簡単なようでもあり、奥深い作品に仕上げるには難しいジャンルであると思います。
隕石誘拐―宮沢賢治の迷宮 (光文社文庫)
鯨統一郎隕石誘拐-宮澤賢治の迷宮- についてのレビュー
No.33:
(7pt)

殺す(猟死の果て)の感想

登場人物の性格やグロ描写で、なんとも嫌な気分にさせられる作品なので、その手の作品が苦手の人にはお薦めしません。
設定が強引なのが逆にフィクション性を強めてくれているので、非現実として読めるのが救いと言えば救いでしょうか?

ただ、西澤さんらしく(若干強引ではあるものの)論理性は取れていると思うので甘めですが7点入れておきます。

▼以下、ネタバレ感想
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殺す (幻冬舎文庫)
西澤保彦殺す(猟死の果て) についてのレビュー
No.32: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アンデッドガール・マーダーファルス 1の感想

題材は怪奇物ですが、笑い有り、バトル有り、そしてもちろんミステリ有りと、盛り沢山の中編2本です。
しかも、おちゃらけ小説かと思いきや、ちゃんとした本格ミステリになってるところも好感持てました。(まぁ、人によってはアンフェアと言うかもしれませんが)

おまけに、主人公達(2人と1個?w)のかけあいも何故か人間臭さが出ててほのぼのしましたし、ある種の信頼関係が築けてる点も良かったです。


▼以下、ネタバレ感想
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アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)
No.31: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

奇跡の男の感想

連作ではないと思うのですが、微妙な繋がりを感じる5編の短編集。
泡坂さんの他作品を読んでいればいるほど小ネタを楽しめるかも?(もちろん、未読でも十分楽しめます)

▼以下、ネタバレ感想
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奇跡の男 (光文社文庫)
泡坂妻夫奇跡の男 についてのレビュー
No.30: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゆきなだれの感想

ミステリーではありませんが、泡坂さんらしい技巧が尽くされた8編の良作が収められている短編集です。

短編ながら、いずれの作品もよどみなく起承転結が流れていく文章の上手さは流石です。


▼以下、ネタバレ感想
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ゆきなだれ (文春文庫)
泡坂妻夫ゆきなだれ についてのレビュー
No.29:
(7pt)

退職刑事〈2〉の感想

前作と同様に親子の会話のみで展開する短編集ですが1作だけ第3者が登場する作品が混ざっています。ファンからの要望なのか、作者自身の気まぐれなのかはわかりませんが、俺としては好みのマンネリズムの場合は崩されるのがいやなので、やはり親子のみの展開で続けて欲しいですね。まぁ、1作くらいなら隠し味的に入れられても問題ありませんが。本作の場合も、良い意味での隠し味になっていると思います。

本作も良質な短編が揃っているのですが伏線の張り方が前作に比べると若干弱いかな?と、いうところで次作への期待も込めて厳しめの点数にしました。
個人的ベストは「銀の爪きり鋏」ですね。不自然な状況からの論理的な推理の組み方が見事すぎます。

退職刑事〈2〉 (創元推理文庫)
都筑道夫退職刑事〈2〉 についてのレビュー
No.28:
(7pt)

月に吠えろ!萩原朔太郎の事件簿の感想

大正から昭和にかけて活躍した詩人の萩原朔太郎さんを探偵役にしたユーモアミステリの短編集です。

初期の鯨作品にみられるアイデア盛りだくさんの傾向が本作でも発揮されていますが、残念ながら俺自身は詩というものに無知・無関心(歌詞には関心がありますが)なので、そういう点では楽しみが半減してる可能性がありました。まぁ、それでも違う点では大いに楽しめましたが。

肝心のミステリ部分はライトな作りになっているのでミステリ初心者にも真相が読み易くなっていると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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月に吠えろ!―萩原朔太郎の事件簿 (徳間文庫)
No.27: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

銀河英雄伝説外伝2 ユリアンのイゼルローン日記の感想

もちろん、ミステリーではありませんし、外伝から読む人はいない前提で感想及び紹介文を書くと、アニメの方を全部観ている方には知っているエピソードが多少あります(俺自身は小説未読です;)。知らないエピソードの方はと言うと、アニメ版でもキャラが立っている人物が物語を牽引してくれるので頭の中での映像化がセリフの声も含めてしやすくなっているし、未発表作を観てる感覚に陥ると思います。

ただ、日記という形式上致し方ないとは言え、帝国側の人物はほとんど出てきませんので帝国ファンには物足りない内容でしょう。

▼以下、ネタバレ感想
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銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫)
No.26:
(7pt)

猿蟹 saru・kaniの感想

詐欺師対詐欺師の騙し合いです、最後まで飽きさせない展開は良かったのですが・・・。

童話の「猿蟹合戦」とはほぼ無関係なので深読みする必要はありませんね。

▼以下、ネタバレ感想
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猿蟹 saru・kani (小学館文庫)
鯨統一郎猿蟹 saru・kani についてのレビュー
No.25:
(7pt)

黒い鶴の感想

表題作の「黒い鶴」は好みの作品で面白かったのですが、他の作品がミステリー色が薄く感じたのが残念でした。
ただ、ミステリーとして読まなければ、それぞれの作品には独特の良さがあるので読んで無駄に感じることはないと思います。

猫カフェの話が個人的なベストですね、猫好きなので。
本作家さんの他の作品を先に読んでいれば楽しみ方が多少は変わったのかもしれません。(変わらないかもしれません)
潮文庫 黒い鶴
鏑木蓮黒い鶴 についてのレビュー
No.24:
(7pt)

陽気なギャングが地球を回すの感想

テンポの良さと練られたシナリオがキャラクターに活躍の場を与え、映画を観てる錯覚に陥りました。ページ数が多い作品の割にはスラスラとすぐに読み終えることが出来ます。

▼以下、ネタバレ感想
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陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングが地球を回す についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

404 Not Foundの感想

ラスト以外は好みの作品でした。

世界観の矛盾を証明する2つの説のうちで俺が望まない方に行ってしまったのが残念でしたね。

▼以下、ネタバレ感想
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404 Not Found (講談社ノベルス)
法条遙404 Not Found についてのレビュー
No.22: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ビロードの悪魔の感想

主な舞台が17世紀後半の英国なので、当時の時代背景を知らないと楽しみが半減すると思います。残念ながら無知な俺は半減した部類です;
時代考証がしっかりしているので、読書中は臨場感を楽しめます。

ただ、タイムトラベルものやミステリーを期待して読むと、分量が多い分だけ肩透かしを食らうというか違うテーマに感じるので歴史ファンタジーとして読むのが楽しく読める秘訣だと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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ビロードの悪魔 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-7)
No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術の感想

泡坂マジック炸裂!

注)未読で本作品を読むときは以下の事を確認することを薦めます。
本作品は新刊当初、特殊な形で販売されており、約15頁ごとに袋とじされていました。この状態で読むと13頁ほどの短編小説として読むことができ、短編小説を読んだ上で袋とじを開封して本編の長編小説を楽しむことで作者の意図通りの作品が完成するそうです。
残念ながら現在では袋とじが開封された状態で読む機会の方が多いため、短編小説に気付けない方もいるようです。(特に古本で手にした場合)
ちなみに、短編小説の該当頁は16-17、32-33、48-49、64-65、80-81、96-97、112-113、128-129、144-145、160-161、176-177、192-193、208です。
俺自身は図書館で借りて読んだのですが、上記の説明が付属されていたので本来の形で楽しめました。(幸い)

▼以下、ネタバレ感想
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生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
No.20:
(7pt)

幕末時そば伝の感想

鯨流の古典落語であって、ミステリーではありませんね。

現代風に脚色されてる辺りは笑わせてもらいました。

▼以下、ネタバレ感想
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幕末時そば伝 (実業之日本社文庫)
鯨統一郎幕末時そば伝 についてのレビュー
No.19:
(7pt)

大阪城殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿の感想

歴女三人組シリーズ第2弾です、今回も歴史的な新事実というのはありませんのでそこには期待しない方がいいと思います(ネタばれ?)。
俺個人は三編とも楽しめました、ミステリー自体も良作揃いでしたが三人組のコントっぷりが好きです。役割分担も確立してきたので今後も読みたいシリーズですね。
大阪城殺人紀行 (実業之日本社文庫)
No.18:
(7pt)

ふたりのシンデレラの感想

最初のページで「鯨さん、また凄いことに挑戦したな~」と驚きながら読み進めたのですが、正直に言って中盤までは読むのがかったるかったです。
オチに行く前にあれこれ自分なりに想像(推理?)したのですが、かすりもしない予想外の展開でした。

▼以下、ネタバレ感想
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ふたりのシンデレラ (光文社文庫)
鯨統一郎ふたりのシンデレラ についてのレビュー


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