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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数159

全159件 21~40 2/8ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.139:
(8pt)

聯愁殺の感想

海外の作家さんの作品をあまり読むことが無い俺にとっては新鮮な展開でした。
これ以上は書けない・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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聯愁殺: 新装版 (中公文庫, に18-9)
西澤保彦聯愁殺 についてのレビュー
No.138:
(8pt)

アンデッドガール・マーダーファルス 2の感想

シリーズ物なので前作を読んだ方が楽しめますが、読んでなくても楽しめる内容にはなってます。
前作と違い怪奇要素は薄まっていますし、中編2編のうち後編の方はバトルがメインになっているので、ミステリを期待して読むと肩透かしをくらいます。
とはいえ、前編の方は新登場の人物に始まりワクワクする展開になっているので読み応え抜群です。

それにしても、他人が生みだしたキャラクターをここまで使いこなす青崎さんの作家としての能力の高さには感嘆をきんじえません。

▼以下、ネタバレ感想
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アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)
No.137: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アンデッドガール・マーダーファルス 1の感想

題材は怪奇物ですが、笑い有り、バトル有り、そしてもちろんミステリ有りと、盛り沢山の中編2本です。
しかも、おちゃらけ小説かと思いきや、ちゃんとした本格ミステリになってるところも好感持てました。(まぁ、人によってはアンフェアと言うかもしれませんが)

おまけに、主人公達(2人と1個?w)のかけあいも何故か人間臭さが出ててほのぼのしましたし、ある種の信頼関係が築けてる点も良かったです。


▼以下、ネタバレ感想
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アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)
No.136:
(6pt)

脳男の感想

新しいタイプのミステリと言えなくもありませんが、エンタメ色が強いです。
と言っても、ストーリー自体はなかなか進まないので、蘊蓄に興味を持てるか否かで読書を楽しめるか苦痛かが分かれると思います。

いわゆる本格ミステリを期待して読むことは出来ません。

▼以下、ネタバレ感想
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脳男 (講談社文庫)
首藤瓜於脳男 についてのレビュー
No.135:
(6pt)

黄金色の祈りの感想

西澤さんの作品は、論理思考要素が強い作品と人間の内面(特に負の要素)を掘り下げる作品に大きく分かれると思うのですが、この作品は後者ですね。
なので、前者のファンの方は読まない方が良いかもしれません。

一応、作者(西澤保彦)の経歴と主人公の経歴が非常に似ているらしいのですが、自伝ではなく完全なフィクションだと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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黄金色の祈り (中公文庫)
西澤保彦黄金色の祈り についてのレビュー
No.134: 21人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

ジェノサイドの感想

ミステリーの分野ではコンゲームの部類ですね。
「13階段」の作者でありサイトでの評価も高かったので、「ジェノサイド」とのタイトルから虐殺についてどれだけ掘り下げてくれるのかと期待してたのですが、個人的には期待外れでした。

自虐史観がところどころに散りばめられている点で興醒めしてしまい、大長編であるのが輪をかけて、最後まで読むのがしんどかったです。

▼以下、ネタバレ感想
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ジェノサイド
高野和明ジェノサイド についてのレビュー
No.133: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

永遠の0の感想

ミステリーではありません、第二次世界大戦での対米戦を中心とした歴史小説ですね。
読み易い文章と構成の上手さが手伝い、頁数の割にはそれほど長さを感じませんでした。

戦争の悲惨さをひたすら訴える作品ではなかったのが高評価につながった要因です。
現代の価値観と当時の価値観の違いを感じさせる濃淡が見事に表現されており、個人的に軽々しい感想はなるべく控えたいです。

▼以下、ネタバレ感想
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永遠の0 (講談社文庫)
百田尚樹永遠の0 についてのレビュー
No.132: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

乱れからくりの感想

さんざん同作家さんの他作品を読んだ上で、今さらデビュー作を読むというのは順番が滅茶苦茶な気がしますが、そもそもの入り口が「11枚のトランプ」だったことを思うと氏の長編代表作としてはどちらから入っていたとしても好きな作家さんになっていただろう完成度の高さと泡坂さんらしさが出てる秀作だと感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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乱れからくり【新装版】 (創元推理文庫)
泡坂妻夫乱れからくり についてのレビュー
No.131: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

奇跡の男の感想

連作ではないと思うのですが、微妙な繋がりを感じる5編の短編集。
泡坂さんの他作品を読んでいればいるほど小ネタを楽しめるかも?(もちろん、未読でも十分楽しめます)

▼以下、ネタバレ感想
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奇跡の男 (光文社文庫)
泡坂妻夫奇跡の男 についてのレビュー
No.130: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゆきなだれの感想

ミステリーではありませんが、泡坂さんらしい技巧が尽くされた8編の良作が収められている短編集です。

短編ながら、いずれの作品もよどみなく起承転結が流れていく文章の上手さは流石です。


▼以下、ネタバレ感想
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ゆきなだれ (文春文庫)
泡坂妻夫ゆきなだれ についてのレビュー
No.129:
(6pt)

Another(アナザー)の感想

面白く読むためには俺自身が年を重ねすぎていたようです・・・正直なところ物語重視の学園物という点では作品にのめりこめませんでしたね~、しいて言えば感情移入できたのが千曳さんでしたから・・・;

綾辻さんの作品だと、どうしてもハードルを上げてしまいがちになり、館シリーズでは期待を裏切らない作品が多いのですが、本作は逆効果になってしまったようです。個人的にはホラーもミステリーも中途半端に感じました。(それと、長すぎる・・・)

▼以下、ネタバレ感想
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Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.128:
(7pt)

退職刑事〈2〉の感想

前作と同様に親子の会話のみで展開する短編集ですが1作だけ第3者が登場する作品が混ざっています。ファンからの要望なのか、作者自身の気まぐれなのかはわかりませんが、俺としては好みのマンネリズムの場合は崩されるのがいやなので、やはり親子のみの展開で続けて欲しいですね。まぁ、1作くらいなら隠し味的に入れられても問題ありませんが。本作の場合も、良い意味での隠し味になっていると思います。

本作も良質な短編が揃っているのですが伏線の張り方が前作に比べると若干弱いかな?と、いうところで次作への期待も込めて厳しめの点数にしました。
個人的ベストは「銀の爪きり鋏」ですね。不自然な状況からの論理的な推理の組み方が見事すぎます。

退職刑事〈2〉 (創元推理文庫)
都筑道夫退職刑事〈2〉 についてのレビュー
No.127:
(7pt)

月に吠えろ!萩原朔太郎の事件簿の感想

大正から昭和にかけて活躍した詩人の萩原朔太郎さんを探偵役にしたユーモアミステリの短編集です。

初期の鯨作品にみられるアイデア盛りだくさんの傾向が本作でも発揮されていますが、残念ながら俺自身は詩というものに無知・無関心(歌詞には関心がありますが)なので、そういう点では楽しみが半減してる可能性がありました。まぁ、それでも違う点では大いに楽しめましたが。

肝心のミステリ部分はライトな作りになっているのでミステリ初心者にも真相が読み易くなっていると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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月に吠えろ!―萩原朔太郎の事件簿 (徳間文庫)
No.126:
(5pt)

タイムスリップ明治維新の感想

前作の森鴎外では森鴎外自身が現代にタイムスリップするのでタイムパラドックス的には破綻は見えにくかった。しかし、今作では未来人が過去にタイムスリップするというタイムパラドックス的に正解のないパターンでの作品になっている。
その上で、俺自身は今作のパターンは好みではありませんでした。明治維新絡みの辻褄さえ、作者は苦労して創造してるのは伺い知ることは出来るのですが、多少なりとも知識のある人目線に立つとトンデモ話に興醒め感が否めませんでした。

まぁ、明治維新に関して完全に無知な人が読めば、流れを知る意味では楽しみながら読める作品ではあるかもしれません。

▼以下、ネタバレ感想
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タイムスリップ明治維新 (講談社文庫)
鯨統一郎タイムスリップ明治維新 についてのレビュー
No.125:
(8pt)

ヴィーナスの心臓の感想

各作品が問題篇と解答篇に分かれているので、純粋に自分で謎解きを楽しみたい方には特にお薦めします。
各作品が本格風に仕上がっているので、東野圭吾さんの作品のように物語性や人物描写を重視するような方にはお薦めしません。



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ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)
鮎川哲也ヴィーナスの心臓 についてのレビュー
No.124:
(8pt)

退職刑事の感想

安楽椅子探偵の究極の構成である対話形式のみの進行で語られる中で、惹き込まれる展開には個人的に大好物の部類に入る作品でした。本格好きにはこういう作品に好意を持つことが同様の作品の向上に繋がるのではないかと個人的には思います。
物語全体の面白さを追求するのも読書家としては当然であるかと思うのですが、ミステりーとしては謎とその解決に主眼を置くのが本質だと個人的には思うので、短編で中身の濃い本作は本来は9点を付けたいところですが、シリーズ物ということで次作以降により良作を期待する意味も含めて8点に抑えておきました。

本作を手にしたきっかけは西澤保彦さんの「パズラー」という短編集の中にある「贋作・退職刑事」だったのですが、良い意味で横の繋がりがより良い作品への周知に貢献してるということに読書家側から感謝します。

▼以下、ネタバレ感想
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退職刑事 (1) (創元推理文庫)
都筑道夫退職刑事 についてのレビュー
No.123: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

銀河英雄伝説外伝2 ユリアンのイゼルローン日記の感想

もちろん、ミステリーではありませんし、外伝から読む人はいない前提で感想及び紹介文を書くと、アニメの方を全部観ている方には知っているエピソードが多少あります(俺自身は小説未読です;)。知らないエピソードの方はと言うと、アニメ版でもキャラが立っている人物が物語を牽引してくれるので頭の中での映像化がセリフの声も含めてしやすくなっているし、未発表作を観てる感覚に陥ると思います。

ただ、日記という形式上致し方ないとは言え、帝国側の人物はほとんど出てきませんので帝国ファンには物足りない内容でしょう。

▼以下、ネタバレ感想
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銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫)
No.122:
(6pt)

幻惑密室の感想

西澤さんお得意のSFミステリーであり、シリーズ物の1作目なのですが、厳密には本作中でも触れられていますが「念力密室」という短編が本編中の時系列的な意味での1作目らしいです。しかし、本作から読んでも問題ありませんでしたし、作者自身があとがきで本作から読むことの不都合の無さを保証しています。

特殊設定での事件であり、その説明に頁数が取られるのは致し方ないとは言え、ちょっと長すぎるというのが素直な感想ですね・・・。
一応閉鎖的な空間での事件であり、謎自体も特殊設定を上手く使っているので先が気になる展開ではあるのですが、もう少しコンパクトにまとめられた気もしますし、その方が個人的に点数が伸びたと思うのでこの辺が残念です。

ただ、西澤さんらしい論理的な解決が最後に控えているので期待は裏切られず楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想
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幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)
西澤保彦幻惑密室 についてのレビュー
No.121:
(8pt)

パズラー 謎と論理のエンターテイメントの感想

短編集限定の評価としてなら9点付けるほど好みの作品でした。
短編なので物語の深みという点では長編に劣るものの、ミステリーの醍醐味を味わい楽しませてくれる点では勝るとも劣っていないと思います。
全6編ですが、作品の雰囲気がこれまで読んだ西澤作品らしいと感じたのは最後の「アリバイ・ジ・アンビバレンス」のみで、その他の作品は透明感のある万人向けの雰囲気で読めるので過去に西澤作品に抵抗を感じた方にも違和感なく読み進めると思います。


▼以下、ネタバレ感想
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パズラー (創元推理文庫 M に)
No.120:
(4pt)

ドラゴンリップ 刑事・竜めぐみの体当たり捜査の感想

う~ん・・・いわゆる倒叙ミステリーなんですけど、キャラにも魅力を感じないし、ストーリーも短編(中編?)という点を差し引いても盛り上がりに欠けるというか王道的なオチがない気がしました。

物語の前半で犯人と犯行動機がわかっているので、主人公がどうやって解決するかが見どころの筈なんですが、論理的というよりはご都合主義的な展開なのが好みに合いませんでした・・・。
まぁ、どこかで再登場するかもしれないので鯨ファン限定で一読してアナザーストーリーに期待する作品でしょうか・・・。
ドラゴンリップ 刑事・竜めぐみの体当たり捜査 (双葉文庫)