黄金色の祈り
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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西澤さんの作品は、論理思考要素が強い作品と人間の内面(特に負の要素)を掘り下げる作品に大きく分かれると思うのですが、この作品は後者ですね。 | ||||
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西澤保彦氏らしくないです。こんな作品も書くんだと驚きました。途中までは作者本人の実体験を基にしているのかと思わされます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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キモオタの私は読めば読むほど苦痛でした でも案外キモオタも持たざる者ではないのかもしれませんね…そんな気にもなりました。オススメです | ||||
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西澤保彦作品にはすごく面白いと思えるものがある反面、最後まで読むのに苦痛を感じる作品も多い。本作は後者。他の方のレビューを拝見するとミステリー小説ではなく青春小説として読むのが正しいようですがそもそも青春小説としても面白くなかった。作品をエンタメとして仕上げるのではなく作者自身の経験と意見を詰め込み読者に発信することを選んだ結果こうなったという感じ。率直に言うとつまらなかった。☆1.5にしておきます。 主人公は自意識が非常に高く、有り体に言えば嫌な奴です。自分の理想と他者からの評価が乖離していることに気付くと「見る目がない」と現実から目を逸らし、ひとたび他人の成功を目にすれば「運が良かっただけ」と認めない。俺はやればできる、でもやらないだけ。こういう感情は人間誰しも持っている部分だと思います。私自身にも覚えがある感覚なので読んでいてリアルだなぁと思いました。ただ主人公は物語後半まで延々現実から逃げているだけで、話は遅々として進まず、ポッと提示される謎だけで物語を牽引していくには力不足でした。ページ数のわりには無駄が多くいつまでもダラダラと中だるみが酷いです。文章はそこそこ読みやすいのでなおさら引き伸ばし部分が気になりました。 登場人物のキャラ付けも滑ってます。女子高生の一人称にワガハイはない。喋り方も武士みたいだし、この時点で真剣に読む気がだいぶなくなりました。痛いオタク女を書きたかったならともかく人望のある生徒として書かれてるし、タックシリーズの時も思いましたが本当にこの作者のキャラ作りが受け入れられないなぁ…よく言えば斬新ということになるのかな…。 主人公が人生に躓き他人に嫉妬し延々その繰り返しなので中盤から飽きて流し読みでした。この主人公に強く共感できる方なら最後まで楽しめるかもしれませんが、小説にある種のエンタメ性を求めている私には共感はできても退屈な作品でした。長いし、あまりおすすめはできません。 | ||||
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西澤氏らしい凝ったトリックや奇抜な設定は本書には殆どなく、中学から高校からその後20年に渡る、どことなく西澤氏自身が投影されたような経歴を辿る主人公とかつての中学で発見された友人の謎を絡ませた、青春残酷物語であり、読後はかなりビターである。 輝ける青春時代ではなく忘れ去りたい青春を描いており、主人公はミステリー的には悪人でも何でもない普通過ぎるゆえにラストがより効果的に作用している。 西澤作品に皆が求める要素をあえて封印してまでも描いた異色の青春ストーリーであり、西澤氏の裏ベストワンと評してもいいくらいの完成度である。 | ||||
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確かに最後まで読んだのですが、 1か月後にはどんな内容かきれいさっぱり忘れてしまいました。 | ||||
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「誰が、何の目的でアルトサックスやトランペットを盗んだのか?」、「数年後、廃校になった学校の天井裏で死んでいた男は、果たして他殺か自殺か?」、このふたつの謎を主軸に、登場人物たちの中学時代から高校、大学、そして大人になるまでの半生を綴った、恐らく誰もがある程度の共感を以って読めてしまうであろう、青春時代の痛みを描いたミステリー。 私自身も、小学生の頃から親の気まぐれで絵画教室に通わされ、いくつか賞も取ったりしたせいで「オレって才能あるじゃん」と調子に乗って、そのまま何となく美大を目指していたけど、結局、落ちた事で才能の無さを痛感し、おまけに高校時代にはご他聞に漏れずバンド活動までしており(笑)、やはり才能の無さを痛感した経験があったので、この主人公には感情移入しまくって読んでしまった。 自己欺瞞に陥り、他人を傷付けながらも、自分に価値や存在理由を見出そうとする過程が青春時代の当然の行動であり、重要な自我形成を担っている。そこで歪んでしまう事も自分の人生の一部として受け入れられるか否か。 正直、ミステリーの謎解きとしてはアンフェアぎりぎりの内容だけど、青春時代の痛みをテーマに描いた作品としては赤裸々なまでにストレートで読みやすいです。 | ||||
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