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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 21~40 2/27ページ

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No.507: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

必ず良いものがあるはず

「ブラックランズ」ほどの衝撃はありませんでしたが、ベリンダ氏の描く少年少女は(この本では少女ですが)ずば抜けて現実味があります。
それに加えて今回は父親像が群を抜いて書かれていたと思います。
あとはネタバレになるのでここまでです。


▼以下、ネタバレ感想
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生と死にまつわるいくつかの現実 (小学館文庫)
No.506: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

弁護士アイゼンベルクシリーズ二作目です

一作目「弁護士アイゼンベルク」の方がミステリーとしては出来が良かったと思います。
この「突破口」は私にはくどすぎて途中断念しようかと思いました。
翻訳も難しいところでしょうが、もう少し読みやすいミステリーが私には向いているようです。

でも、このシリーズではないフェーア氏の小説は面白いものもあって(たとえば「羊の頭」)
引き続き読んでいきたい作家さんではあります。



突破口 (弁護士アイゼンベルク) (創元推理文庫)
No.505: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

無理やり書いた感が無きにしも非ず

今までのシリーズからすると、物足りなさもあり。
でも、そこはジョーだから?見せ場はあります、それとネイトも良い味だしてます。

ただ、期待したほどではなく、なんだか同窓会に紛れ込んだような「会う前は楽しみだったけど、再会して良かった人もいたけど
これならわざわざ出席しなくても良かったかな」みたいな。

シリーズ愛好家としてはもちろん外せない本ですが、この本を初めて読む方にはちょっと理解できないことがあるかもです。
次に期待します!

越境者 (創元推理文庫)
C・J・ボックス越境者 についてのレビュー
No.504: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

設定が昔のことなので、物足りなさもありますが

その分、時代を思い出させてくれるという良さもあります。
特に上流階級の生活ぶりが珍しさもあって興味深かったです。
女性はこういう設定って好みなのではないでしょうか。

ミステリーとしても上質で全く読んだことのないものでした。
この時代だからこそできる?それも筆者の狙いなのではないでしょうか、未読の方にはお勧めです。

ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)
No.503:
(7pt)

最終的にはその人の好みだとは思うのだけど

期待したほどのものではなかったというのが率直な感想です。
もう一冊読んでダール氏の評価をつけたいと思います。

ミステリーとしては複雑でここまで内容を掘り下げないといけないのかな?という思いもあります。
でも、簡単なら簡単で物足りないとか言われるのでしょうね。
掘り下げること自体が成功しているかと問われると・・・あとは読む人の好みでしょうね。

狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)
アルネ・ダール狩られる者たち についてのレビュー
No.502:
(7pt)

フェーア氏の小説な二作目ですが、この雰囲気は何だろう

独特の雰囲気があります。
寒さ知らずのところで育った身としては北欧の厳しさがピンときませんが、それでも「厳しい」ということは十分伝わってきます。
タイトルの「羊の頭」というのが最初分からなかったのですが、これも独特の雰囲気を醸し出している要因ではないでしょうか。
こういう唯一無二の作風ってきらいじゃないです。

ミステリーに主体を置いたというよりも、人間対人間、駆け引きですね。
次の小説も楽しみです。


羊の頭 (小学館文庫 フ 8-2)
アンドレアス・フェーア羊の頭 についてのレビュー
No.501: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ホームズとワトソン君が記憶を呼び起こす

ホームズとワトソン君といえば、NHKのドラマです。
ベーカー街のあのなんとも言えない風景が浮かんできます。
作家さんの上手さなのか翻訳家さんの上手さなのか、あの頃の記憶が蘇ります。懐かしいな〜。

こういう気持ちになれたという点だけでも、私にとってこの「絹の家」は大成功です。
ミステリー自体は、それほど目新しいものはありませんでしたが、十分読ませる内容だと思います。



絹の家  シャーロック・ホームズ
No.500:
(7pt)

ボッシュシリーズとして外せないものの、とても単調でした

もうちょっとジェットコースター的な展開が欲しかったところです。
ボッシュシリーズだから読んでいますが、これが無名の?新人さんの?ミステリーならさてさてどんなものでしょう。

ここまでずっとシリーズを読んでボッシュの大ファンとしてこれからも読み続けるとは思います。ここまできたのだもの。
でも、正直以前のようにどんな本だろう〜とワクワクしながら読むことは少なくなりそうです。

鬼火(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー鬼火 についてのレビュー
No.499: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

こういう人間関係がイマイチ理解できません、おこちゃまなのか?!

ミステリーというより人間ドラマ感が強いです。
夫婦にも色々な関係が人の数だけあるのは分かっていますが、この小説に登場する男女の関係がよく理解できませんでした。
それは私が未熟なせいなのか、それとも登場人物が異色なのか。さてさて・・

マンケル氏は、人間ドラマよりもヴァランダーシリーズが合っていると思います。

イタリアン・シューズ (創元推理文庫)
No.498: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ヴァランダーファンの方には是非とも!

最終章と書いてあったのですが、ほんとにこれで終わりなのでしょうか。
続きがあったらいいな〜と願いを込めて「8」です。

ミステリーとしてもよく出来ていて、老体に鞭打って戦うヴァランダーが愛おしいくらいでした。
リンダもお孫ちゃんもいい味だしてます。
ずっとこのシリーズを読んできて、最後のタイトルが「苦悩する男」
彼にふさわしい題名と思いませんか?


苦悩する男 上 (創元推理文庫)
ヘニング・マンケル苦悩する男 についてのレビュー
No.497: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

やっぱりジョーは強かった!

シリーズものに関してたまにいえることですが、回を重ねるごとに下火になってしまう傾向がある中、このシリーズはジョー自身が年をとってしまっても、燃え盛り衰えを知らないようです。
ただ一つ不満があったのが、ネイトの出番が少なかったこと。
前回がネイト中心の小説だったので、作者としてはバランスをとったのかもしれません。

ネイトはどういうわけか魅力的な男性で、出てきた瞬間その場の(いい意味での)緊張感が生まれ、彼がどうするのか何を言うのか集中してしまいます。
次作に期待しましょう。




発火点 (創元推理文庫)
C・J・ボックス発火点 についてのレビュー
No.496:
(7pt)

期待したほどのものではないけれど、リーガルもの好きには堪らない?

リーガルものと思って読み始めたのですが・・・
想像とはちょっと違ったみたいです。

陪審員制度や大陪審の制度。
これらはミステリーから学んだといっても過言ではありません。
ムーア氏が目標としているものと私の好みがずれている?感覚が否めず、ムーア氏の小説はもういいかな~。
評決の代償 (ハヤカワ・ミステリ 1969)
グレアム・ムーア評決の代償 についてのレビュー
No.495: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

極上のミステリー、お勧めです

ホロヴィッツ氏の小説は毎回ワクワクしながら読み始めて、そして最後は(良い意味での)ため息をつく。
二人組の主人公にも(性格や秘密主義?それと皮肉屋)だいぶ慣れてきて、二人だから本の面白さが増すのだと思われます。たぶん主人公一人だと半減するのではないでしょうか。
ホロヴィッツ氏の特筆すべき点は、まずしっかりとしたミステリーであること。
それから謎解きではあるのだけど、主人公二人のユーモアも楽しめること。
殺人事件の本を読んだあとでも、一種の爽快感があること、ほんと不思議な作家さんです。



その裁きは死 (創元推理文庫)
アンソニー・ホロヴィッツその裁きは死 についてのレビュー
No.494:
(7pt)

こういうミステリーもアリだと思います

よく時代考証されたミステリーだと思います。
ただ、難点としては分かりづらくとても難しい・・・。
それに戦争ものをあまり読みたくない人にとっては、辛いものになると。

読み終えて考えるのは、私の場合単発ものではなくシリーズものが好きなのだと。
続きがあるから、新作を読んで昔の記憶をよみがえらせて楽しめる。
「狼たちの城」の続編があるかどうかは分かりませんが、ベール氏の新作はきっと面白いものになりそうです。


狼たちの城 (海外文庫)
アレックス・ベール狼たちの城 についてのレビュー
No.493: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

テキサスレンジャー、格好いい!

アメリカでは人種問題がまだまだ議論の最中なのでしょう。
日本にいると、こういう問題について全く考えずに暮らせてしまう・・・私の身近では。

独特の語り口と進展で全てが目新しかったです、たまにはこういうのもいいですね。
アッティカ・ロック氏、これからの小説が楽しみです。

ブルーバード、ブルーバード (ハヤカワ・ミステリ 1938)
No.492:
(6pt)

一連のシリーズものですが、イマイチでした、残念!

話が膨らみすぎててついていけませんでした。
もう少し分かりやすい内容なら面白かったのでしょうが、男性向き?というか、こういう話はこちらに理解力が欠けてて難しかったです。
続けて読んだ「三時間の導線」は面白いミステリーになっていたので、作家さんの力不足というわけではないのでしょう。
もっと幅広く勉強せねば!

三分間の空隙【くうげき】 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド三分間の空隙 についてのレビュー
No.491: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ロボサム氏、二作目!上々です!

「生か死か」に気をよくして二作目に挑んでみました。

好みは分かれるでしょうが、私は「生か死か」の方が断然好きです。
「天使と嘘」は読みやすくはあるけれども、ちょっと現実離れしたところがあって、どうかな~。

主人公のサイラスを追ってゆくと、「特別心理捜査官」でしたか、あの人を思い出しました。
人と接する感じがよく似てるな〜と。
ただ、こちらのサイラスの方が闇が深くてもっともっと隠していることがありそうです。それが続編(続編があると解説にありました)で明らかになるのでしょうか、神のみぞ知る。

ロボサム氏の魅力が伝わる良いミステリーです、未読の方にはお勧めです。

天使と嘘 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイケル・ロボサム天使と嘘 についてのレビュー
No.490:
(6pt)

タイトルがなんともね

もう少し何とかなりませんか、「素晴らしき世界」
ボッシュシリーズは大好きでほとんど読んでいますが、原題を使わないのならもう少し格好いいものにして欲しかったところです、ボッシュ泣いてないかな。

ミステリーとしてももう一つ物足りなくて、ボッシュシリーズだから読みましたが、悪くはないけど良くもない。
コナリー氏の著作はよくこんなこと考えだしたな〜と(意表をつく)感心することが多いのですが、目新しいものが少なくファンとしてはガッカリでした。

素晴らしき世界(上) (講談社文庫)
マイクル・コナリー素晴らしき世界 についてのレビュー
No.489: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「三」シリーズでは一番好き!

前二作がものすごく読みづらく頭が混乱しそうになったのに比べ随分と読みやすかったです。
主人公と準主人公の役割がだいぶわかってきたということもあるのでしょうが、すっきりとミステリーだけを楽しめました。
「三時間の導線」に関しては面白いのか面白くないのかそれさえもハッキリとせず、「三」シリーズはもういいかな~と思い始めていました。
こういう感じで「三」シリーズを続けてもらうと、楽しみが一つ増えそうです。



三時間の導線 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド三時間の導線 についてのレビュー
No.488: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

シェットランド諸島シリーズ七作目、今までと比べると物足りないかな~

及第点はあると思うのです。
ですが、今までシェットランド諸島シリーズを楽しみに読んできたものとしては、やはり物足りなさは否めません。

この点がシリーズ化の残念なところだと思います。
一作一作をその都度ワクワクしながら読んでゆく・・・面白くて当たり前。
つまらないと感じたら、作者の腕が落ちたな〜などと勝手に思ってしまう。
次に期待しています、きっと八作目は面白いものになると信じてます。


地の告発 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス地の告発 についてのレビュー