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はんちょうさんのページ


自己紹介
ふだんそこまで読みませんが、モーレツな読書熱が不定期的にやって来ます。
ミステリが好きになったきっかけ
西村京太郎トラベルミステリーシリーズ
好きな作品の傾向
ジャンルの好みは特にありませんが、どんでん返し系のような、物語に不自然な感じを受けるものは苦手です。
特に言い訳めいたネタバラシが苦手。そういう話はさらっとひっくり返して欲しい。
オススメしたい作家や小説
稲見一良「ダックコール」
風間一輝「男たちは北へ」
貴志祐介「青の炎」
東野圭吾「秘密」

レビュー数
13
最近のレビュー
7pt

ダークゾーンの感想

  ()

この作品の評判がイマイチなのも知っていましたが、貴志先生の著書は一通り読みたいと思い手に取りました。読み終えた感想としては、やっぱりうーんな感じ。以前読んだ「クリムゾンの迷宮」と同じく、登場人物の描写が浅くてイマイチ感情移入出来なかったり、キャラクターの造形や戦闘しているシチュエーションのイメージができなかったり。一気読みさせる筆力はさすがではありますが、「クリムゾンの迷宮」と同じくこの作品も漫画やアニメ・映像向きかなあと思いました。何よりもがっかりだったのは、皆さんがおっしゃる通り物語の着地点ですね。合理的に終わらせるにはやっぱりそうなるかあと予想しつつも、貴志先生だからとついつい期待しちゃいますね。この作品のメインテーマは将棋。自分は比較的将棋やチェスなどのゲームについて知識がある方なのでその分楽しめましたが、そのあたりに疎いとさらにつまらないかもしれません。作品自体の純粋な評価は6点ですが、ヒロインとのシーンでの「早逃げ」に大爆笑させて頂いたので+1点。しかも早逃げに失敗してるし(笑)。ある行為を将棋用語に例えているんですけど、表現力というかワードセンスが相変わらずスゴいですね。

9pt

新世界よりの感想

  () 【ネタバレあり】

貴志作品を読むのは今回で8作目。猟奇的ホラーや青春ミステリー、SFに本格物などなど、作者の引き出しの多さには毎回驚かされて来ましたが、今回はSFファンタジー。以前から聞いていた評判通り、その期待を裏切らない素晴らしい作品でした。何しろ物語の世界観や設定が独特かつ秀逸で、あっという間に物語に引き込まれてしまい、文庫本3冊の大ボリュームが逆に物足りないくらい。今から1000年後の世界なんて自分では考えたこともないし想像も出来ませんが、貴志流のホラーテイストなのにその構築された世界が異様にリアルに感じました。物語の場所が現代の茨城県神栖市というのが、渋いというか奥ゆかし過ぎます。この作品はミステリーというカテゴリーには入らないとは思いますが、読み物としては間違いなくオススメできる超一級のエンターテイメントです。今までこういうファンタジー系の小説は小野不由美さんが個人的にダントツでしたが、今作で貴志流ファンタジーに魅了されまくりました。この物語の1000年前や1000年後の話もぜひ読んでみたいです。そんな称賛の中、あえて一つだけ不満を言わせてもらえれば・・所々に出てくる難しい漢字。あんなのルビなしでは読めません(笑)。

2pt
8pt

クリムゾンの迷宮の感想

  () 【ネタバレあり】

読み始める前は火星で起きたSFサスペンスのような作品と思ってましたが、実際に読んでみてこんな場所が世の中にあるとはビックリ。インターネットで調べて見ると、本当にカバーのイラストみたいな風景で自分もいつか行ってみたいと思いました。逆に、こんなロケーションを見つけて物語の設定にしようと考えたアイデアはさすがです。本作はサスペンスというよりエンターテイメント作品ではありますが、ゲームみたいにドキドキする設定や貴志先生お得意のホラー色も加わり、序盤から物語に心を奪われ最後までノンストップで読んでしまいました。ほぼ閉ざされたサバイバルな空間において、激変してしまった追っ手の存在が猟奇的でとても恐いです。が、皆さんおっしゃる通りそこまでの話の流れや盛り上がりを考えると、ラストは少し残念な感じ。主人公以外のキャラが薄いので、エピソードを加えるなどして登場人物の作り込みをもっと深くすれば良かったかもしれません。ゲーム自体のエンディングはあれがベストだったにしても、作品としてもう一捻りあれば最高でした。この作品は漫画にもなっているようですが、確かにそっち系のメディアの方が表現しやすいし面白く描ける内容かもしれません。何はともあれ、読みやすく面白かったです。

6pt
8pt

ジェノサイドの感想

  () 【ネタバレあり】

「これがミステリー?」「作者の偏見的な歴史観だ」等々、少なからず批判的な感想もあるようですが、読み物としては一級品のエンターテイメントだと思います。物語はアフリカ・日本・アメリカのパートに別れており、まさに「静と動」のようなメリハリがあって退屈することなく一気に読むことが出来ました。「十三階段」を読んだ時にも感じたことですが、作品を作る上での作者の取材は恐ろしいくらい徹底しているので、細かいところまでとてもリアルで引き込まれてしまいますね。そして、このような圧倒的スケールを持つ物語をたんたんと纏めてしまう筆力にもビックリ。元々映像系が出自の作者だけあって、もしもこの作品をハリウッド映画で実写化できたら原作よりもスゴいものが出来上がるかもしれません。が、そんなことは絶対に無理なんじゃないかなあとも思ってしまいました。そもそもタイトルの「ジェノサイド」とは「大量殺戮」の意。本文中のアフリカパートにおいて殺戮描写が幾度となく出て来ますが、まさに鬼の所業のような、人を人と思わなければ出来ない惨殺シーンが描かれております。こんな恐ろしいことが実際に行われているのか真偽のほどは定かではありませんが、もし映画を作製するにしてもこの惨状を抜きにしては作品の意趣がそがれることになります。でもあんな惨殺シーン、文章でもしんどいくらいなのに、ましてや映像なんか絶対に見たくないですから。最後までドキドキの展開が続き、エンディングの感じからは続編を期待してしまいます。確かにミステリーというカテゴリーには当てはまらないかもしれませんが、SF冒険小説と思って対峙すればとても楽しめる作品だと思います。

6pt
8pt
6pt
5pt

読書数
169
最近の読書で 8pt 以上の小説

S 9.04pt 8.50pt 4.56pt

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

A 7.93pt 7.86pt 4.25pt

失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。

S 8.04pt 7.80pt 4.14pt

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

A 7.73pt 7.43pt 3.97pt

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

A 8.10pt 7.56pt 3.98pt

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。

A 7.42pt 7.62pt 4.17pt

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。

S 8.75pt 8.37pt 4.46pt

カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。

S 8.30pt 8.01pt 4.30pt

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

A 8.16pt 7.81pt 4.35pt

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。

A 8.15pt 7.51pt 3.61pt

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。

B 7.00pt 6.79pt 3.85pt

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

C 0.00pt 6.50pt 4.00pt

父の自殺はウソで、実は殺されたのだと告げる手紙が、沢木を奇怪な事件に引き入れた。

B 8.00pt 7.50pt 3.83pt

インド洋上で原油を満載した巨大タンカーが炎上沈没した。

B 0.00pt 7.25pt 4.33pt

昭和19年の夏、海軍の関谷中佐は密命を帯びてヨーロッパに渡った。しかし協力者の駐在武官矢部は、謎の死を遂げていた。

A 7.38pt 7.08pt 3.71pt

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

B 0.00pt 8.00pt 3.77pt

全ヨーロッパをおおわんとするファシズムの暗雲に対し、一点の希望を投げかけたスペイン内戦。

S 8.26pt 8.30pt 3.97pt

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

A 7.79pt 7.81pt 3.93pt

この一冊で世界が変わる、かもしれない。実業之日本社創業120周年記念!小社文庫限定の書き下ろしあとがき収録。

B 0.00pt 6.80pt 4.52pt

廃墟と化した雁国の復興に励む延王・尚隆と延麒。

B 0.00pt 7.44pt 4.17pt

天啓にしたがい王を選び仕える神獣・麒麟。

A 0.00pt 7.77pt 4.63pt

恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。

B 0.00pt 7.45pt 4.57pt

「私を、異界へ喚んだのは、誰?」海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。

A 7.98pt 7.51pt 4.23pt

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。

A 8.71pt 7.60pt 3.99pt

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。

A 6.89pt 7.27pt 4.10pt

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。

A 7.67pt 7.70pt 4.08pt

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

S 7.86pt 8.20pt 3.78pt

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

S 8.19pt 8.06pt 3.75pt

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

B 6.00pt 6.97pt 4.22pt

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。

A 7.68pt 7.69pt 4.12pt

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

S 8.43pt 7.97pt 4.25pt

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。

A 7.60pt 7.69pt 4.17pt

85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描く。

A 8.02pt 7.55pt 3.88pt

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。

A 7.88pt 7.28pt 3.74pt

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。

S 8.42pt 8.03pt 3.83pt

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。

A 8.51pt 7.86pt 4.12pt

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。

B 7.67pt 7.18pt 4.12pt

奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。

A 7.13pt 7.51pt 4.15pt

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。

B 6.00pt 8.00pt 4.38pt

“竜門猟犬探偵舎”に奇妙な依頼が舞いこんだ。

B 6.67pt 6.90pt 4.37pt

石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち鳥と男たちについての六つの夢を見る―。

B 7.00pt 7.57pt 4.40pt

失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。

S 7.94pt 7.97pt 4.35pt

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。

S 7.43pt 7.81pt 3.97pt

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

S 8.70pt 8.16pt 4.38pt

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

S 8.06pt 7.93pt 3.88pt

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。

S 8.24pt 8.11pt 4.25pt

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。

A 8.40pt 8.08pt 4.36pt

東京から青森まで―緑まぶしい五月の国道四号線を完全装備の自転車でツーリングする中年グラフィク・デザイナー、桐沢風太郎。

S 8.39pt 7.93pt 3.84pt

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。

S 8.70pt 8.54pt 4.18pt

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。

S 7.97pt 8.02pt 4.07pt

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

S 8.77pt 8.59pt 4.19pt

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。

S 8.41pt 8.40pt 3.76pt

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。