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火の粉
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火の粉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全216件 81~100 5/11ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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サイコパス系のホラーとしては「黒い家」に及ばないし 「13階段」ほどの意外性もなかった。 | ||||
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文庫本の裏の紹介文に「最後まで読者の予想を裏切り続ける」と ありますが、それはありません。武内真伍が梶間勲の前に現れた その時から読者は武内がクロであることを疑いません。 それよりも雫井先生って男だよなぁ、どうしてこんなに女性の 心理描写が上手くかけるの?と感嘆するほかありません。 尋恵の介護の苦労と遺言での行き場の無い憤りと悔しさ。 雪見の育児に対する悩みと家族から孤立する哀しみ。 読んでいてこちらが辛くなるほど上手く書かれています。 それに対して男性陣の愚鈍さよ。女性陣に対比させられるように こちらは描写が抜け落ちてます。あえてそう書かれているようです。 勲には当初感情が欠落してるのでは無いかと思うほど淡白に 書かれていますし、俊郎にいたってはただの道化。 でもその道化としての役割を俊郎は最後の最後まで演じてくれます。 五百数十頁も苦にならない面白い小説です。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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クリーピーと黒い家を足して2で割ったような怖ろしさ。ホラーなんかよりよっぽど怖い。そして、この家の奥さん、嫁さんの夫たちが実に不愉快で読んでいてイライラしっぱなしでした。 女性が書いているのではないかと、何度著者の名前を確認したことか。 安易にオススメできない怖さでした。 | ||||
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静かに淡々と進む描写の中、話の展開がかなり間を大切に、かつ読書を焦らして進んでいきます。正直、最初から結末はネタバレなのですが、それでも継続して大変面白く最後まで読み進めることができました。 ただ・・・数々行われる工作のうちいくつかが「あれ?あれってどうやって実行に及んだの?」と宙ぶらりんな点や、最後までキーとなってくる「背中の傷」の立証が、正直「うーん。。。ちょっとそれ厳しいんじゃないの?」という感想が残ってしまい、-1としました。 | ||||
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最初は梶間家の生活の描写がなんだか退屈でしたが、武内が越してきたあたりからじわじわとシミが広がるような嫌な感じを持ちながら読んだ。 とてもいい人なのになんとなく嫌な感じがする人。具体的になにがどうと説明できないけどなんとなく関わりたくない人。 そんな感覚的なことは通用しない司法の世界に長年いた勲が、雪見の感覚的に感じた武内の危険性など理解できるわけもなく...。 相手に一生懸命尽くしているのに疎おしがれる、人との距離を上手にとれない人は世間には少なくないと思う。 武内にとって義理を欠かれてしまうことは自分を否定されることと等しく、それが狂気に及んでしまい、ストーカーっぽさも含んでいてあまりにも怖すぎる。 | ||||
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お見事。これは怖い、怖いけど一気読み。怪しさ満点の人物が、実際そのとおりなのだが、その描写が絶妙!読み終えた後、表題のセンスに再び脱帽。 | ||||
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この作品は玄人好みでしょうかね? 凡人・・・ただの小説が好きな自分にはさっぱりでした キャラが立ってなく感情移入もできない なんだろこれ | ||||
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想定したとおりに進んでいく。最後が「なるほど」と思わせる。ただ、少し非現実的かな。いや、事件はこのように起こるのだろう。 | ||||
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武内に翻弄される梶間家の話 ビターブラット的なノリで購入して軽く読んでいたら、 自分がダメなパターンのノリでゲッソリ笑 梶間の家に浸食して来る武内に梶間の人間が身内から徐々に排除されて行く様は本当に怖い 中盤~終盤辺りでは梶間の人間も武内の狂喜を徐々に感じ始める様になるが、 疑問を抱かない人間から見れば、世話好きのオッちゃんで済んでしまう所が又怖い所 読み終えてみれば、まどかのヤクルトの謎は「ああっ」と納得出来るモノだったが、 未だに分からないのが犯人がいつ死体を運び出したのか?と言う謎が自分の推理力で解決出来ないのがもどかしい笑 | ||||
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いままで読んだ本で徹夜本を教えて、と言われたら間違いなく火の粉をBest3に勧めます。 | ||||
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好みの問題かも知れませんが、本筋のストーリーとは無関係な話しが多かった。 特に嫁と姑で、看病について身内ともめる尋恵さんの部分は要らなかったのでは。 それでも、中盤から徐々に盛り上がっていくぞっとするような展開にはぐっと入り込めました。 人は見かけによりません、多少知ったくらいでも分かりません。 育った境遇、親兄弟など、どういう育ち方をしたかが問題ですね。 犯罪者になるべくしてなった人。 用心深い人は興信所(探偵)などで人物背景を確認できますが、 それを防止する手立てはないでしょう。 警察も事件が起きるまで何もできません。 事後の臭いもの蓋の論理です。 この本に出てくる自己中心的な考えの人はいくらでもいますね、 このストーリーに背筋が寒くなると同時に、人間にとって何が大事か、 精神面を教育する必要があると改めて痛感しました。 | ||||
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相手のために献身的に尽して尽して・・・・。 登場人物の 「武内」 は脳内では役者の 「松重豊」さんで再生されていました。 | ||||
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いかにも裁判長らしい物静かで理性的な梶間勲。 その家族にじわじわと忍び寄る巧妙な罠。 異常な犯人に「ひぇ〜」と声が出てしまいます。 | ||||
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現実にこんな人がいたらと思うと背筋が寒くなります。最後まで展開が読めなくて最後の最後で えーって感じ。でも実はこんな人、どこかにいるのかも??分からないだけで。 | ||||
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「隣人ほど恐い存在はない」ということを現代の社会に照らし合わせて再確認できる小説でした。 歪んだ現代社会のどこかにいそうで恐いです。一気に読めました。 | ||||
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金持ちと貧乏人の立場が変わって…とか、王子様と乞食がそっくりで入れ替わるなどの話がありますが、まさにあれを現代の日本で裁判官とシリアルキラーと普通の家族を使って表現された作品です。(構図はちょっと違うのですが)途中普通の人達の嫌な部分がこれでもかと描写されますが、不思議と読むのをやめられません。中毒性のある作品です。 | ||||
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物語が進むに連れ、盛り上がり、夜更かししてしまいます。 どの登場人物に感情移入しても面白い。 そしてラストもしっかりしていて、たくさんの社会問題についても考えさせられる作品です。 | ||||
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本屋の真ん中に平積みしてあって裏表紙の解説をちょこっと見て面白そうだなと思って読んでみた。正直前半から中盤、武内が梶間の家の隣に引っ越してくるあたりまでは間延びするというかあまり面白くなかった。が、武内が梶間家の隣人となり、家族にさまざまな形で関わって、事件が起こってゆくあたりから、だんだん物語のスピード感が増してくる。息子の嫁の雪見が武内に疑いを持ち始め、武内が罪に問われて無罪になった事件の関係者夫妻が現れ、本当の悪人がだれなのか、混沌とする場面、そうこうするうち、その夫が行方不明になり、さらに武内への疑惑が濃くなってゆく。それを知ってか知らずか、武内はさらなる罠をしかけ、梶間家の家族を追い込んでゆく。 武内をかつて無罪にした、退役裁判官の父も武内を怪しみ、周辺を探るが、そこで判明する武内の自傷癖や異常なまでの人への執着、不幸な生い立ちにいよいよ武内の本性が現れ始めるころ、母も疑惑を深めてゆく。そんなある夏の日、弁護士浪人している息子が友達の別荘に誘われたと、自分の娘と母親をともなって行くのだが、それを出迎えたのは何と武内。そこからラストまでは目が離せない。 惨殺された一家の事件の謎を追って、武内に疑いの目を向けていた夫妻の夫は殺されていて、母がその死体を戸外で発見する場面や暖炉で焼いた衣服の切れ端を見つける場面、その暖炉で平然とバームクーヘンを焼いて見せる武内の描写は本当に気味が悪い。 結局、最後には、父がかつて自分の下した判決への贖罪をすることになるのだが、どういう形で決着をつけるのかは読んでのお楽しみ。 電車を乗り過ごしてしまうほど、没頭できて面白いけれど、武内の動機、無罪にしてくれた裁判官に恨みはないはずなのにどうしてそこまで執着し、小細工し、命まで賭けないといけないのか、その異常性こそが物語の種になるということなのかどうか、釈然としなかった。また、一家惨殺事件で自分も被害者であることを装うために背中につけた傷のつけ方(バットにネクタイを結んで柱を背に思い切り振りまわしたとか…)そういう小細工が若干雑なような感じもした。なので星は4つ。 | ||||
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