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火の粉



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【この小説が収録されている参考書籍】
火の粉
火の粉 (幻冬舎スタンダード)
火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉の評価: 4.19/5点 レビュー 216件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
12>>
No.22:
(3pt)

イライラする。

ネタバレ:

面白いが、登場人物のアホさ加減にイライラする。
覚悟して読んだ方が良い。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.21:
(3pt)

内容が回りくどい

あらすじはとても良いのにどうでも良い背景の文章が煩わしい。知識のひけらかしかなあ
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No.20:
(3pt)

見出し内容に惹かれたが

読み進むうちに、人間不振に陥った、と言うのが素直な感想。人の善意につけこむひとはいるのだろうが。ネット環境のような希薄な人間(関係が進むほど、悲しいことにこういった人の心に入り込んで悪意をもたらす人も出てくる。最後の家族の結束に救われる。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.19:
(3pt)

少しだけ、ページの折れが有った

ページの少しの折れが、何時もは無いのに、今回は有った程度で、ほぼ満足です。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.18:
(3pt)

初っ端から面白い

面白い本は、初っ端から読者を引き付ける魅力があります。読みやすくて、分かりやすい表現力、細やかな心理描写もうまく伝わってきます。まさしくこの作品です。
「冤罪」「被害者親族」「介護」「三世代家族」「子育て」「近所付き合い」等々、それらの問題も 掘り下げて書かれています。よって、単なるミステリー小説だけでなく、ストーリーに深みさえも感じます。是非、皆さんにも読んで頂きたい作品です。ドラマ化されてDVDも出ているようなので、そちらも観てみたいと思っています。
しかし、裁判で無罪判決のポイントになっていた「バットで背中を殴打する」点ですが、そのカラクリ・その方法がいまいちしっくりきません。やや納得できない分、星1つ減らして3つに評価を下げています。この点が残念です。
次は『望み』を挑戦します。
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No.17:
(3pt)

いいね

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。
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No.16:
(3pt)

ストーリーはおもしろい!

ずるずる、じりじりと恐怖に引き込まれ、あっという間に読みました。
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No.15:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

分厚いながらさらっと終わった。

ドラマを見て原作が気になり読みました。
私の周りも家の事は、諸々すべて女の役目。なんて所は沢山ありますし聞きます。うちもそういう感じです。
しかし、この話の男性陣はボケッとし過ぎと言うか家庭の面倒な事は嫌。お前がやるべき。みたいな所が多すぎて呆れました。
育ちがよくて勉強や仕事だけしていれば尊敬されたり褒められるとこうなるのかな。
とりあえず女性陣の勘は冴えてるのに、隣人竹内問題に真摯に向き合わないが為に竹内の火の粉が降りかかって来ます。最終的に梶間家の大黒柱である勲が竹内から家族を守る形になりますが、もっと早く対応していればこんな結末にはならなかったのでは?とちょっと冷めてしまいました。
検事の野見山が1番良かったかな。勲にスパッと忠告してて。
ドラマで出てくる竹内を愛してしまった雪見の親友は出てきません。どちらかと言われると私はドラマの方が濃厚な気がしました。
書籍で読むより異常な厚意や執着心を映像化すると余計に恐ろしく感じたので。
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No.14:
(3pt)

途中まで怒涛。

途中まで怒涛の勢いで読める展開ですが、終盤になるにつれ、ちょっと苦しい。
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No.13:
(3pt)

黒い家+13階段

サイコパス系のホラーとしては「黒い家」に及ばないし 「13階段」ほどの意外性もなかった。
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No.12:
(3pt)

なかなか

作品紹介を見ただけで結末や展開が予想できてしまう今作ですが、
分かってはいても面白いです。
かつて無罪判決を下した裁判長の隣の家に、その事件の被告人が引っ越してきて、
その家族に接近していきます。
次第に不可解な事が続き。。。。。。
実際にも、こういう気質の人って結構いますよね。
微妙にリアリティがあって恐ろしかったです。
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No.11:
(3pt)

秀逸!…中盤までは。

人物描写が非常によい。
裁判官を退官した後も「お公家根性」が抜けない梶間、
時に葛藤しながら育児に携わる雪見、
親のスネ齧りでありながらどこまでもお気楽極楽の俊朗、
夫を立て、小姑の嫌みにも耐えながら、
「魂をぶつけて」義母を介護する尋恵、
そして、かつて梶間コートの被告人であり、
数年後に彼らの隣人となった武内。

中盤までは一気に読ませる。
続きが気になり、頁を繰る手が止まらない。

…しかし、残念ながら、中盤までの勢いが後半は失速。
こちらの頁を繰る手も失速。

後半は、陳腐な映画のごとき展開になってしまったことが
残念でならない。 中盤までが大変面白いだけに。

梶間は自分の下した判決に
がんじがらめになっているとのことだが、
果たしてそこにリアリティはあるか。
在職中、死刑判決をおそれていたとされる
梶間の心情にも触れられているくだりもあるが、
しかしその部分での掘り下げは弱い。

疑わしきは被告人の利益に、の鉄則からすれば
背中の傷に関する検察側の立証が不十分である本件について
無罪判決に至ることは、ある意味やむを得ない
(しかし、果たして一家惨殺という重大事件で、
検察の立証がこの程度であろうかという疑問はある)。
梶間は、検察の立証が足りなかったが故に無罪判決を下したのであって、
武内が真実「無辜」であるとまでの確証を持つ必要はなく、
またそれは裁判官の役割でもない。
そうであるとすれば、無罪判決を下したからと言って、
現実に自分の家庭に異変が起こり始めたときに
判決を自らの「足かせ」にする理由はないのではないか。

梶間は、元裁判官という性質を際立たせるためか、
内心を殆ど開示しない人物に設定されており、
梶間の心理が見えにくい。

また、内容に踏み込むことになるので詳しくは書けないが
設定の季節(初夏?)からすれば、
遺体の腐敗が問題になるのではないか。
書かれているような方法だけで腐敗が防げるのかは
私にはよく分からず、疑問にも感じた。

…と、いろいろ注文をつけてみたが、
中盤までのストーリー展開と、
各人物の巧みな心理描写を楽しむだけでも
文庫本としては十分な価値があり、おつりがくる。

特に、介護に心血を注ぎ、姑や小姑の言動に
かき乱される尋恵や、
愛娘に対し大いに愛情を注ぎながらも、
3歳児特有の反抗に手を焼く雪見の心理描写は、
巧みの一言に尽きる。
個人的には、野見山や鳥越といった脇所の人物描写も楽しめた。

そういう意味では、後半の物足りなさにもかかわらず
「時間が勿体なかった」との読後感はない。
火の粉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:火の粉 (幻冬舎文庫)より
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No.10:
(3pt)

火の粉

ある程度結末が読めるのだが、それでもハラハラドキドキ最後まで一気に読まずにはいられなかった。限りなくクロに近いグレーな無罪確定者が隣に引っ越してくるという設定がとにかく怖い。
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No.9:
(3pt)

緊迫した展開における人物描写が秀逸

 裁判官の心理、義母の介護をする女性の心理、そこに嫁いだ嫁の心理、事件の被害者の心理、それらを巧みに描写しながら緊迫する物語が展開していく。「信じること」の単純さと難しさを絶妙に表現している。はらはらしながら最後まで一気に読んでしまいます。
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No.8:
(3pt)

前半、後半の中盤まで、とても素晴らしい。

読み出して前半そして後半の終盤までは、とにかくハラハラ、不思議な、不気味な、身近でありながらこんなに怖い、それは素晴らしい筆致だ。しかし終盤がどうしてこうなっちゃうのか。この雫井氏はいつもこうなのだ。最後は「ドタバタ」、「何でこうなるの?」ととにかく惜しいのだ。これは岐阜美濃加茂の放火殺人事件も、柔道有力選手のドーピング事件も、万年筆だ、小学校の担任の日記だ、全ての作品に共通しているような感じがして、とにかく残念だ。最初の怖い勢い、いい感じを、最後まで完結して欲しいものである。
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No.7:
(3pt)

判決の重み

あらすじは、とある家でおきた一家惨殺事件、警察もその犯人の手掛かりがなかなかつかめない。難攻する事件で、警察が炙り出した容疑者は、その事件の被害者であり、唯一の生き残りである被害者の友人・武内。警察に追求され、武内は自分のした罪を認めるも、無理のある動機と、武内の背中につけられたひどい打撲傷、それらをふまえて裁判長・梶間が出した判決は「無罪」。
しかし事件はこれで終わりではなかった。数年後、梶間の家の隣に武内が引っ越してきた。それから梶間家で起こる不可解な事件の数々、いったい武内とは何者なのか?梶間の判決は間違っていたのか・・・
なぜ「無罪」にした裁判官の家の隣に住み、不可解な事件が起こるのか?それは読んでいくうちに序々に明らかになっていきます。ただこの物語、犯人に全くひねりがなかったです。物語中に出てくるトリックの種も、そんな大したものではありませんでした。
この物語、「武内という男の性格」を描くことが作者は大変だったのではないかと思われます。1冊を通して、武内という1人の男を、多くの人々の話から構築していくことによって、読者に納得させる必要があったのではないのでしょうか。
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No.6:
(3pt)

力作スリラー

善人なのか狂人なのか、見極めようとハラハラ読んでいる内はなかなか面白かったです。細かい心理描写とリアルな人間ドラマで丁寧に外堀を埋めていて、読み応えがありました。しかし、コロコロ変わる視点はちょっと気になりました。雪見さんの一視点で固定しても良かったような気がします。貴志裕介の「黒い家」を彷彿とさせる怖さがありましたが、意外性はもうひとつでしたね。
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No.5:
(3pt)

物足りない・・・

判決を言い渡した勲、その妻尋江、息子の妻雪見と、次々に視点が変わる。視点が変わる作品は他にもあるが、読んでいてどうも物足りない感じがした。老人の介護問題、夫婦間の問題、子供の問題、嫁姑の問題など、今の社会にあるさまざまな問題を取り入れてそれなりに面白いのだが。越してきた男武内の人間性も、もう少し掘り下げたものがほしかったと思う。武内がなぜ犯行に及んだのか、説得力に欠ける気がする。だが、動機が無くても殺人が数多く起こる世の中だ。武内のような犯罪を起こす人間がいてもおかしくはないのかもしれない。ラストは、やはりそうなってしまったか!という思いだった。意外性はないが、納得できる気がした。
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No.4:
(3pt)

大器の片鱗

こいつが怪しいな、と思っていると案の定そいつが犯人だったりして、意外な展開という感じは致しません。その点でのスリルはありません。最後がアクションになるのもお約束通りの展開です。異常性格者の恐怖を描いた作品と見るべきでしょう。また、最初の方の判決主文で「被告人を無罪とする」というのは単純ミス。正しくは「被告人は無罪」であるべきでしょう。迫力十分な読み物ではありますが、難点が多くあるように思います。ただ、力業でこれだけの展開をしてしまうのだから、この作者はタダモノではない感じがしました。後に傑作『犯人に告ぐ』で大輪の花が咲きました。人間描写はよくできていると思います。最後に出てくるバウムクーヘンのエピソードなど、犯人の異常性格を示す出色の描写です。主人公の裁判官など、いかにも事なかれ主義な感じがよく出ています。
火の粉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:火の粉 (幻冬舎文庫)より
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No.3:
(3pt)

う~ん・・・。

確かに物語としてはかなり面白いと思います。中でも人物の心理描写は非常に巧みで、読み進むうち自然にストーリーの中に吸い込まれ、文庫本としてはかなり分厚い方に属するボリュームを全く感じさせることなく一気に読ませます。ただ、読んでて何かこう、すっきりしないものがあるんですよね。人の心の暗い部分とか、イヤらしいところがたくさん描かれていて、ちょっと重た過ぎるというか、憂鬱さを感じながら読んでしまうというか・・・。絶賛系のレビューが多い中でこんなこと言うのもとても気が引けますが、正直「もうエエわ」って感じです。
火の粉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:火の粉 (幻冬舎文庫)より
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