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火の粉
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火の粉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全216件 21~40 2/11ページ
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概要には"犯罪小説"と書いてあるのでミステリーを期待してたのですが、サイコスリラーでした。「謎が解けて気持ちいー!」って読後感ではないのでご注意ください。 以下、ネタバレ含む感想↓ ・他レビュアーさんも指摘されてますが、一家惨殺事件の容疑者ともなれば、幼少期の家庭環境や小学校への調査がいって当たり前では?犯人の異常性は特に親しい友人でなくとも把握できそうだったので、そこが一番の違和感でした。 ・介護や遺言、子育ての描写がリアルで、個人的には面白かったのですが、物語にあまり関係ないのでそんなにページを割かなくても…?と思いました。 ・男性キャラにイライラする。笑 元裁判官は介護を理由に退職しておきながら実態は介護を妻と婿嫁に丸投げ。しかも出来事に対して心理描写が薄くて、主人公っぽい役なのに全く共感できなかった。 またその息子は定職につかず親のスネかじりまくってる身で、なんであんなに偉そうなのか?ちょっとよくわからない。検事の野見山って人も途中で味方になると思いきや最後まで嫌なやつだったという…あまり男性キャラに魅力がなかったです。 ・結局、出来事のどこまでが犯人に仕組まれてたのか説明されてない。いかに犯人が周到に観察し準備してたかが知りたかった。あとヤクルトのブランドイメージが無駄に下がりました。 ・全体的に作者の人、法曹嫌いなの?冒頭のシーンでは裁判官たちの遺族への姿勢は冷たすぎだし、検察はまるで冤罪を起こす生き物のような書き方に感じた。実際は使命感を持ってがんばってないと出来ないハードな仕事だと思うのですが…リスペクトが薄い気がします。 ということで、高いレビューで期待値が高かっただけに少し残念でした。というか、幻夏、13階段、黒い家など、同じような点数帯の他作品に比べると、なぜこんなに評価が高いのか…??と勘ぐってしまいました。 | ||||
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この不気味な雰囲気。あれよあれよと日常に入り込み侵食しじわじわ家庭が破壊されていく。思い違いか、考えすぎか。日常でありがちな人々の仔細な行動や言動を丹念に重ね読者を上手に取り込む。アクシデントの絶え間ない発生で息つく暇もない。 | ||||
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個性が強い登場人物がつぎからつぎと現れ、近所に住んでたらそら恐ろしい。最近この小説よりも恐ろしい事件が次々とおこり家を出るのが恐ろしい。家に居ても恐ろしい。 | ||||
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じわーっと来る不気味さがあり、読んだ後ゾッとしました。何気ない普通の生活がちょっとづつ壊れていく様子が読んでいて切ない感じがありました。 | ||||
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仕事に対する意識を考えさせられました。 人は感情で動く。と信じていますが、感情を排除して決断しなければならない場面では何を根拠にどのように判断していくのか・・正解は無い中では自分を信じるしかない! | ||||
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冤罪物語が多い中、一石を投じる作品。裁判官すなわち人が人を裁く以上、誤審はあり得る。冤罪を作り出してしまう一方、有罪を無罪にする可能性すらある。冤罪は自身また家族の人生を無茶苦茶に来るのに対し、逆は新たな被害者を出す可能性がある。裁判官の責任の重さを再認識させられた。人である以上ミスは起こる。だが、裁判官においてはそれは致命的なミスであり、あってはならない。こんな職業に就いている人はどんな考えで仕事をしているのか興味を持った。 | ||||
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以前テレビドラマで見たことあったな~、って思いながら購入したのですが、内容がわかっていたのでつまらなかったです。もっと考えて、購入すればよかった。 | ||||
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いつも隙間時間を利用して数週間にわたってダラダラと一冊の本を読み切りますが、今回は続きが気になり2日で読んでしまいました。 介護や育児の描写が細かくリアルで、そういったところがより内容に深みを加えていると思います。 ちょっと最後がドタバタしすぎで物足りなさが残りましたが、ダメ夫が一番被害を被り、そこはスッキリしました。 ドラマ化しているのを読後に知り、隣人役がユースケと知り、妙に納得! | ||||
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初めての作家さんですが、面白いです。まだ途中で、毎日寝る前に少しずつ読んでいますが本を閉じるタイミングがむずかしく、ついつい夜更かししてしまいます。他の作品も読むのが楽しみです。 | ||||
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面白い本は、初っ端から読者を引き付ける魅力があります。読みやすくて、分かりやすい表現力、細やかな心理描写もうまく伝わってきます。まさしくこの作品です。 「冤罪」「被害者親族」「介護」「三世代家族」「子育て」「近所付き合い」等々、それらの問題も 掘り下げて書かれています。よって、単なるミステリー小説だけでなく、ストーリーに深みさえも感じます。是非、皆さんにも読んで頂きたい作品です。ドラマ化されてDVDも出ているようなので、そちらも観てみたいと思っています。 しかし、裁判で無罪判決のポイントになっていた「バットで背中を殴打する」点ですが、そのカラクリ・その方法がいまいちしっくりきません。やや納得できない分、星1つ減らして3つに評価を下げています。この点が残念です。 次は『望み』を挑戦します。 | ||||
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吸い込まれるように読んでしまいました…。 ドラマのキャストを思い浮かべながら読んでましたが、想像も容易にでき、すごく楽しめました。 介護のシーンは実にリアルで、将来の事を考えさせられました。 | ||||
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最後までハラハラドキドキの展開、特に終盤に畳みかける構成は出色の出来。この作品に巡り合えたことに感謝したい。お勧めの作品です。 | ||||
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登場人物の心理描写がとても上手い! 文章もシンプルなので非常に読みやすく、情景も浮かびやすかった。 途中、胸糞が悪くなるような気分にさせられたのも登場人物(特に雪見)の心理描写が非常に上手く、物凄く感情移入させられたから。 ただ、武内が背中に傷跡を付ける真相のシーンは文章を読んでも想像するのに難しかった。(自分の読解力がないからかも…) それ以外はとても楽しく読めました。 著者の他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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介護のつらさ、嫁姑問題、児童虐待、ストーカー、モラハラ夫など、ドロドロ要素を詰め込んだサスペンスです。不気味で不穏な空気が常にまとわりつきますが、それでもページをめくるのをやめられませんでした。これぞサスペンス。予想外の展開が次々に押し寄せてくるので飽きません。文章も非常に読みやすかったです。 | ||||
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雫井さんの本を読んだのは火の粉が初めてで、あまりの内容のドロドロさに続きが気になって仕方なかったです。あっという間に読めます。他の作品も読みましたが、私にとってはこの本以上ではありませんでした。 | ||||
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ネタバレしないように書きます。ご近所トラブルって、些細な事から始まるけれど、あなたの隣人に、殺人事件で無罪になった人がやってきたら。冤罪なら良いのかな?多分、恐れずに言えば、他人事ならふーん、だろうけど、基本的に人は、警察沙汰に巻き込まれる人間が隣人なると、何となく、距離を置きたいものだと思う。ましてや自分が裁いて死刑判決になりそうだった人を裁判官と言う立場で、無罪にした人物。その人が、たまたま、隣人として引っ越してきたら。 でも、やはりこの作者の話は、すごいと思わされるのは、いくら裁判官の家言っても、自分の母親の介護を妻に全部、押し付け、実の姉には、頭が上がらない。30歳になっても、司法試験さえ受からない。司法試験は難しいので、以前の法科大学院制度が導入される前までは、司法試験に通らない10年、20年、の人はいただろうけど、無職って!奥さんも子供もいてるのに、バイトもさせずに、甘すぎる。お父さん、しっかりしてくださいと、なんだか、イラッとさせる。こういうところが、この作品の面白い点ですね。 ただ、やっぱりラストが、しっくりこない。ネタバレするから書かないけど、この終わり方だと、ちょっと、事件の真相が…。でも面白い事、間違いない。 | ||||
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衝動殺人の容疑で起訴された被告人武内真伍に裁判長の梶間勲は無罪判決を下した。それから2年後裁判官を退官して大学教授になった梶間家の隣に、武内真伍が引っ越しをしてきた!果たしてこれは偶然なのか?次々と起こる家庭内での問題に武内の影が⁉ これはかなりぐいぐい惹き付ける本だったなぁ~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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日本の司法の中で冤罪と闘っている人たちが今も数多くいる。人が人を裁く難しさと恐ろしさ。 この作者は女性の気持ちがわかるんだなぁ・・尋恵や雪見の心理描写が的確ですごい。俊郎の能天気ぶりにイライラさせられる。大事に育てられたお坊ちゃまって、人はいいんだけどなぁ。雪見は、娘が自分の嫁入り道具に買った冷蔵庫を売り飛ばすようなゲスな母親に育てられ、自分も子育てに悩みながら、健気に逞しく家族を守ろうとする。 梶間家の女性が健気で逞しい一方、家長である元判事の勲は退職後もやはり安いプライドから、家庭内の問題にも真剣に向き合おうとしない。家庭内のささいな齟齬に、音もなく巧みにクサビを打ち込み侵入してくる狂気を隠した男。 最後まで気をぬけないドキドキ感でした。 | ||||
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描写や会話のシーン等、細かな部分で”おやおや?”と一瞬心配になりましたが、読み終えてみるとすべてが大満足の良質娯楽コンテンツでした。この作者の作品は初めてでしたが、是非、他も試してみたいです。 | ||||
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途中から、「このまま凶悪犯の好きなようにさせたくない」という思いで、あっというまに読んでしまいました。 裁判長といえど、完璧ではない。 現実世界では、裁判長が間違えてました、とは言われず、責められず、冤罪もその逆も、有耶無耶に葬られてる感があります。そこを敢えて、ほじくってくれて、気持ちのよい終わり方でした。そして最後の章では、勲の性格をすごく的確に鮮やかに描写されていました。どの登場人物より年長であるにもかかわらず、勲の心の成長が一番大きくあったような気がします。どんなに高い地位と呼ばれる人でも、年がいっても、頑固者でも、変化や成長は自分次第でやってくるものだと勇気づけられもしました。 雪見さんまどかちゃんの母子像も好きでした。 | ||||
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