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(短編集)
貴族探偵
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貴族探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 1~20 1/4ページ
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ドラマは放送時に見ていましたが、原作を読んでいなかったので購入しました。色々変えてありますがドラマも小説もどちらもおもしろいです。貴族探偵と使用人の設定がとにかく良いです。 | ||||
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毎回新たな「名探偵」を創造する著者の本作の探偵は貴族。あくまでわたしが読んだのが「今回は」というだけで、貴族探偵初登場は2001年だが……。 ミステリ史において、貴族の探偵は何人かいる。 最も有名どころで、ピーター・ラムジィ卿。最近読んだのは「奇妙な跡」の探偵、おそらくはオーストリア貴族のダゴベルト。プリンス・ザレツキーというのもいる。 足を使って汗を流しての捜査は「貴族」という属性に似つかわしくないので、こういった物語では、聞き込み等の作業は家臣(使用人)が行い、それを聞いて「貴族」が推理する流れだ。 ところが、本作の貴族探偵は推理すらしない。使用人にまかせっきりである。 ただし、場を与えるのは貴族探偵にしかできないということは言える。 著者の作品だから、ここに深い意味があるのかと考えてしまうが、最初の二篇と次の作品で六年の間が空いていることからも、まぁ短篇用のネタ探偵だろう。 事件の調査は使用人に任せきりで、貴族探偵は紅茶をくゆらせながら、女性にちょっかいをかけるのが毎度のお約束である。 それよりも、個人的に興味深かったのは、この貴族探偵の名前は開示されないのだが、毎度々々執拗に呼称される「貴族」という称号。 乱歩の『化人幻戯』の第一章のタイトルは、「大貴族」wなのだが、日本では、「貴族的な」という形容以外に、貴族という階級が存在したことがない。貴人という言い方はあるが。 それを云うなら「華族」であろう。 華族探偵、いや彼の台詞の端々からは、華族どころか皇族探偵のようだw おそらく現代を舞台にした物語で、「皇族」や「華族」を名乗れば、あちらこちらからクレームが入る可能性を考えて、貴族としたのではないだろうか。著者が、というよりも日本社会の空気として情けない話である。 そーだ。「殿さま探偵」にしておけばよかったのでは。 使用人に「殿さま」とだけ呼ばせておけば、中身は華族で問題なかった。 ピーター卿の話を読んで、「御前」という名称に違和感があったのだが、実際にそんな呼び方はあったのかな。下々なのでわからないが……。 うーん、皇族の場合は、殿さまはないか……。 【注3】と云いながら、 (2021/6/25記) | ||||
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麻耶雄嵩とはとても思えないシンプルなパズラー短編集。 しかし探偵のキャラ造形は素晴らしく、これが毎回笑える上に、パズラー短編という形式に見事にマッチしている。殺人事件の被害者や加害者というのは短編で扱うには重たすぎて、掘り下げるにはとてもページが足りない。だから開き直って掘り下げずユーモア作品として書く方がよかったりするのだが、これが貴族探偵のキャラで見事に達成されているのである。 ミステリとしての読み応えはたしかに物足りないところがあるが(最後の一編『春の声』で絶対にもうひとつどんでん返しがあると確信して肩すかしをくらった読者は多いのではないだろうか?)、しかし『こうもり』で使われている超絶技巧トリックひとつで自分としては大満足である。さすが麻耶雄嵩としか言えない。開いた口が塞がらなかった。 | ||||
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すごいミステリーが提示される訳ではない(人は死ぬが、どこか軽い)のに、読まされてしまう感覚がある。 どうしてなのか。 貴族という掛け離れた設定。それもネットで調べでも名前さえわからないという存在。妬みを超えて呆れるほどの財力に、読書が我が身を重ねられるからなのか。さらには、妙な二層性になっている、ミステリーの謎解きにつき合い、女探偵の詰めの甘さを、貴族探偵の視点(上から目線)で真相にたどり着くカタルシスと、短編という物語の長さが丁度いいのか。 よくわからないが、読んでしまったという感じだ。本格とか、社会派とか、そういうのがないのがいいのかもしれない。 | ||||
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途中で読むのを止めた作品は☆ひとつにしてます。短編の書き方をもっと練習したほうがいいと思います。普通に始まって普通に終わるので何も残りません。短編は着眼と人物が中心でないと引き締まりません。人物の造形も浅く台本を流し読みしてる感じでした。開高健は「短編は乾いた雑巾を絞り出して作るようなもの」と言っています。軽いノリでも着眼で頭抜けている有栖川有栖さんの短編の読了感とはだいぶ差があります。 | ||||
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「隻眼の少女」とほぼ同時期の作品。この2作から麻耶先生は覚醒した。メルカトルを引きずっていたころとは違い、これ以降、吹っ切れたような内容の作品が続く。傑作。 | ||||
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妻用に購入です。ドラマが放映されてたので原作を読みたかったらしいです。 感想は聞いてないですが、すぐに読めたみたいです。 | ||||
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こうもりが高評価みたいですが、これ普通に読んでたら叙述というか混乱するんじゃないのかな……。 他の方で小説のルールとかフェアじゃないとかで議論してるみたいですが、単純にわかりづらかったです。 唐突に出てきた貴生川敦仁がだれだかわからないけど、止まってもしょうがないから読み進めました。 地の文で嘘は言ってはいけないっていうのも微妙なルールなんですよね、嘘を言ってないのか、真実を言ってないだけなのかって部分にもかかってきますし。 地の文と会話で同じ人物を指してるのに違う名前を使ってるっていうのが突っ込まれてるみたいですね。 完全に読者をだますためだけの仕掛けなのでそれはそれでよいとは思うんですけどね、気づこうとしたら気づける部分はほかにもありますし。 ただ単純に貴族探偵っていうキャラ設定がおもしろいかって言われると別におもしろくなかったです。ミステリ部分は短編だから仕方ないかもしれませんがそんな大層なものではないですし。探偵は「え、コイツ別にいらなくない?」って思ってしまうので……。 ミステリ部分はどこかで見たことのあるような凡庸なトリック、必要性を感じない貴族という身分の探偵、動悸も短編ならではのありがちな内容。 シリーズだから2作目を読んだら評価がかわるかもしれませんが……。 | ||||
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予想以上に主人公のキャラ設定が酷いね ゴミを散らかして片付けないとか犬以下の池沼だね いかにもリア充らしい頭の緩さである(笑) 作者は警察に恨みでもあるのかな? ま、一度読めばハイサヨナラですわ | ||||
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TVドラマ版と違い山本、佐藤、田中の能力がほとんど同じ。3人とも控えめなよく出来た使用人で、警察以上に捜査・推理能力に優れている。 ・・・3人にする必要は? TVドラマ版はちゃんと能力と役割に個性を持たせており、また再現映像でも3人がいる必然性を感じるが、原作では同じ仕事を3人で交代にやっているようにしか思えない。 また加速度円舞曲でこんなセリフがあった。 「御前。僭越ながら優れた犬を持つと狩をする意味がなくなってしまうと存じますが。ハンティングは成果ではなく過程を楽しむスポーツですから」 「確かに。うまいことを云う」 僭越ながら優れた部下を持つと探偵をする意味がなくなってしまうと存じますが? はて、趣味:探偵だったのでは? | ||||
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相葉君は好きだ。 ただ演技が上手くないだけで。 あとメイドさんを中山美穂さんに選んだのは誰なんだろう。 なんだろうな、センスが桁外れにおかしいというか、 最重視するキャスティングを、そこじゃねーだろって。 そんなことを原作を見て思った。 本自体は、★3.5くらいなんだけど、 ジャニーズに汚染されてしまったので、★を1つ増やしました。 麻耶雄嵩さんの小説は、殺人を犯す→トリックでごまかすじゃなくて、 このトリックがやりたいがためにムチャクチャなイチュエーションを作る、なのが面白い。 人間ドラマとかそっちのけで、犯人やトリックを知った瞬間、 なんじゃそりゃーーーーーって。 それが面白いと思う人と、ふざけんな面白くないって怒る人がいると思う。 人間の希望的観測を、ぶち破ってくるから。 | ||||
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着想は面白いと思いますが、先の展開が推測しやすい構成だし、推理小説としてのトリックは驚きや感銘を受けることが少なかったです。 シリーズ第2作と合わせて現在放送中のドラマの原作になっていることを知りました。ドラマは辛口の批評を浴びているようですが、原作に忠実であろうとした結果ではないかと感じます。 | ||||
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まあまあ面白いかと思います。 気になったのは言葉の使い方。 嘘を吐く。ため息を吐く。 方言でしょうか?若い女性が使うには違和感があります。 嘘をつく。ため息をつく。 | ||||
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月9ドラマ化されると聞き、ドラマを見る前に読もうと思い購入しました。 まず、読み始める前に「自分の固定概念」を全て捨ててから読むことをお勧めします。その方が楽しめます。「探偵とはこうあるべき」を捨ててからページを捲って下さい。 既存の「探偵」に対する概念に挑戦している作品で、「探偵とは何か」が常にテーマにあるように感じました。 登場する人物も魅力的で、実在したなら敬遠したい…出来れば友人にはしたくないタイプの人物も出てきましたが、それこそがこの作品の調味料で、丁度良い具合に自分の中にある「普通」を覆してくれます。 短編集なのですが、1話を読んだ後、落ち着いてから再読…を繰り返す作品で、特に収録されている「こうもり」は直ぐに読み返し、非常に悔しい思いをさせられました。 読了後、何とも言葉にするのが難しい燻りが胸に残り、表紙を見ると憎たらしくなりつつも再度手に取ってしまいます。 | ||||
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ドラマが始まると言うことで 読んでみました。 貴族が 必要なのかどうかというところが気になって 推理が入ってきませんでした。 物語としても 私にとっては あまり面白くなかったです。 | ||||
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麻耶雄嵩作品には既成の概念をぶっ壊す破天荒さを期待してしまうが、本作品集は真っ当な本格ものであり、フツ―に楽しく読むことができる。多少目をひくのは、得体が知れぬ高貴な身分の探偵と、彼の手足となって事件の謎を(実際に)解き明かす執事、運転手、メイドというキャラクター設定の妙。 主人公の鼻もちらならない言動や女ったらしっぷりはご愛敬だが、素人探偵が捜査に強引に介入するくだりはあの有名作品を思い起こしてしまった。 本作品集は、事件の発生から解決まで短編ならではでスッキリとまとまっているし、衒学的なくどさがないので読みやすくはある。「こうもり」の現実離れしたトリックやオチは著者の作品らしいが、全体的に物足りなさを感じるのは長編でみられる”らしさ”が希薄だからだろうか。 | ||||
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ドラマが始まるということで、前もって読んでおきたいと本屋へ行ったのですが、どこも売り切れでした。 こちらで購入できてよかったです。 探偵なのに主人公は推理をしないというところが面白いです。 ドラマではこの小説をどこまでうまく反映できるのか楽しみにしております。 | ||||
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ドラマで相葉雅紀さんが「貴族探偵」をやると言う事で、読んで見ました。1話完結で、読みやすかったです。 | ||||
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嵐 相葉雅紀さん主演ドラマが貴族探偵と決まり、あまり推理小説は読まないのですが興味が出まして購入しました。面白いですね!早くドラマ見たくなりました。 | ||||
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2014年のレビューにて、Kindle版で見取り図が省略されているとの指摘がありましたが、現在は掲載されています。(現在手元に文庫版がないため比較できませんが、Kindle版に掲載の図面は3枚です。情報に不足は感じませんでした。) | ||||
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