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密室・殺人
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密室・殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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「モザイク事件帳」に本作品の登場人物が何人も出てきます。ストーリー上の前後関係やネタ晴らしは無いようですが、時系列では本作品のほうが先のようです。なので、こちらを先に読んだほうが良いと思います。 本書の大ネタはひねった作品を読みなれた読者なら容易に想像がつくと思いますが、それを置いても、ひねくれた人物造形や提示される謎とその謎解きの見せ方など、なかなか高水準の作品だと思います。 また作者のミステリに関する見解が随所に挿入されており、ミステリ評論としての記述も興味深い点が多いと思います。 | ||||
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面白かったです | ||||
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殺人犯の疑いが息子にかけられている。母親が探偵事務所に依頼して息子の無実を証明して欲しいと… まだ、少ししか読んでいません。文字が小さく読むのが時間がかかったしまいます。面白いので頑張って最後まで読みます。 | ||||
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本格の骨格を使いながら、語りに関西弁を折り込み登場人物の描写もユーモアミステリー風、これにラストの大どんでん返しを用意して、スパイスにクトゥルフ神話。良くも悪くもこれは小林泰三にしか書けない作品。読み手の好みで評価が大きく分かれると思います。勿論わたしの大好物。続編を期待したい。 | ||||
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ホラーなのかミステリーなのか、著者の作品は初めてだったので期待して読み始めた。 四ツ谷さんが関西弁であること、そしてその心理状態も関西弁で記述されているため、緊張感はあまり感じない。 解釈は二通りあるが、メイントリックは論理的に解決される。もう一つの謎はホラー?なのか?その辺は読者に委ねられる。 マイナス点は、誤植も誤用もあること。 「公算」が「公質」と誤植されている。 「いそいそ」は「急いで」という意味じゃない。 「・・・と申しますと?」は相手の言葉に返す言葉じゃない。 ちゃんと推敲したのか疑問です。 でも・・・面白かった! 本作で触れられる四ツ谷さんの過去の事件も、派生作品として書いてほしいなぁ。 | ||||
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久々に傑作に当たった。 実は序盤はなかなかページが進まなかった。 理屈と御託のキャッチボールみたいな会話。 なんでも助手任せで依頼人の前にすら姿を現さない探偵。 若い女性らしからぬベタベタな関西弁で少しドタバタ騒がしい印象の探偵助手。 序盤は少し苦手なノリだなぁ、と読みながら思ってた。 物語が「密室」と「殺人」の捜査モードに入ると断然面白くなってくる。 捜査が始まっても調査、聞き込みをするのは助手ばかりで、探偵は相変わらず理屈を並べるだけ。 探偵助手に何やら陰惨な払拭できない過去があり、捜査中に意識を失ったり倒れたりを繰り返す。 探偵は助手にそれを克服させようと、あえて実践的な捜査をさせているのだろうな、と思ったけど‥‥。 反面、この探偵も何かおかしいな?と漠然と思ってた。 事件の不可能犯罪の謎は、それはそれでビックリな話でしたが、 話の本丸はそこじゃなかった。 必読です。間違いなく想像を絶する結末を味わえます。 最初、苦手だった彼女の関西弁が、最後は愛おしくさえ感じる不思議な読後感でした。傑作 | ||||
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久々に傑作に当たった。 実は序盤はなかなかページが進まなかった。 理屈と御託のキャッチボールみたいな会話。 なんでも助手任せで依頼人の前にすら姿を現さない探偵。 若い女性らしからぬベタベタな関西弁で少しドタバタ騒がしい印象の探偵助手。 序盤は少し苦手なノリだなぁ、と読みながら思ってた。 物語が「密室」と「殺人」の捜査モードに入ると断然面白くなってくる。 捜査が始まっても調査、聞き込みをするのは助手ばかりで、探偵は相変わらず理屈を並べるだけ。 探偵助手に何やら陰惨な払拭できない過去があり、捜査中に意識を失ったり倒れたりを繰り返す。 探偵は助手にそれを克服させようと、あえて実践的な捜査をさせているのだろうな、と思ったけど‥‥。 反面、この探偵も何かおかしいな?と漠然と思ってた。 事件の不可能犯罪の謎は、それはそれでビックリな話でしたが、 話の本丸はそこじゃなかった。 必読です。間違いなく想像を絶する結末を味わえます。 最初、苦手だった彼女の関西弁が、最後は愛おしくさえ感じる不思議な読後感でした。傑作 | ||||
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内側から鍵がかかった窓と、外から三人の人間に見張られ ているドアしか、出入り口のない部屋に入っていた被害者。 しかし、なぜか被害者は、戸外の池に転落死したという……。 ホラーレーベルに属し、作中でも、露骨に「久都流布川」といった地名が出てくる本作は、 事件にどの程度、超自然的要素が介在するか、予断を許さないわけですが、密室の謎 については、きわめて合理的な解明がなされます。 密室の隣の物置部屋に溢れている、雑多なガラクタのなかに、さりげなく、 密室を構成するための最重要小道具を紛れ込ませる手つきや、現場の机 の引き出しに入れられていた、コードのないプラグの冴えた使用法(結局 事件では未使用でしたが)などが秀逸。 ホラー要素を煙幕にしたオーソドックスなミステリだったんだなあ、と思ったのも 束の間、最後の最後で、本作全体に仕掛けられていた大仕掛けが発動します。 読後に思い返してみると、巻頭に引用された『鏡の国のアリス』の一節や、 探偵とその助手がケータイでやり取りする際の不自然さなど、随所に伏線 が仕込まれていたことに気づかされ、感嘆せざるをえません。 また、大仕掛けによって事件自体がまったく違った意味合いを持つかもしれない、 とラストでほのめかすあたりも心憎く、なんとも確信犯的な企みに満ちた作品です。 最後に、余談ですが、私は本作を読んで、某有名ミステリを連想しました (真相開示のベクトルは逆ですが)。本作のほうが、一年早く発表されて いることにも驚かされます。 | ||||
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はい、ミステリです。 ただし、何か話そうものなら全てネタバレになりそう、そんな作品。 はい、賢い方ならもう分かりますね。 読んで、楽しんで、騙されて、もう一回読み直したくなる、そんな作品。 | ||||
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はい、ミステリです。 ただし、何か話そうものなら全てネタバレになりそう、そんな作品。 はい、賢い方ならもう分かりますね。 読んで、楽しんで、騙されて、もう一回読み直したくなる、そんな作品。 | ||||
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ハードカバーのこの本を手にした時、そのページ数の多さに圧倒されそうになりました。 しかし、私自身「小林泰三信奉者」のような者でして、裏切られることは無いだろうと、 一日を使って一気に読み上げてしまいました。 後半を過ぎた辺りから、少しずつさらされて行く「小林先生」の仕掛けたトラップ。 それに気づかされた時の鳥肌の立ち具合。 私自身、それ程たくさんの推理小説を読んでいる方ではないのですが、 これからも記憶に残るであろう、一冊になったと思います。 | ||||
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読んだ後しばらく放心状態。こんな感じは久しぶりでした。 作者の仕掛けた最大の罠はいやはやなんとも・・・。 このトラップを共通する作品は映画やドラマで見たことがありました。それでも全然気がつきませんでした。小林さんの筆力に脱・帽です。 ミステリー、サスペンス、ホラー、コメディ、そして愛・・・。 これだけ読み応えのある作品はそうそうお目にかかれないでしょう。必読です! | ||||
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読んだ後しばらく放心状態。こんな感じは久しぶりでした。 作者の仕掛けた最大の罠はいやはやなんとも・・・。 このトラップを共通する作品は映画やドラマで見たことがありました。それでも全然気がつきませんでした。小林さんの筆力に脱・帽です。 ミステリー、サスペンス、ホラー、コメディ、そして愛・・・。 これだけ読み応えのある作品はそうそうお目にかかれないでしょう。必読です! | ||||
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ホラーの要素はほとんど皆無。ミステリ。 ミステリの要素はまったく普通のミステリでして、ちょっと拍子抜け。小林さんらしいしかけがあるにはあるのだが、謎が謎を呼び、微妙に解決されたないのかなぁ、なんて感じがします。 関西弁も主人公はなかなか魅力的にかけていてナイスです。 | ||||
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ホラーの要素はほとんど皆無。ミステリ。 ミステリの要素はまったく普通のミステリでして、ちょっと拍子抜け。小林さんらしいしかけがあるにはあるのだが、謎が謎を呼び、微妙に解決されたないのかなぁ、なんて感じがします。 関西弁も主人公はなかなか魅力的にかけていてナイスです。 | ||||
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不思議の国で迷子になりたくないならば、ウサギの出すサインを見逃さないことです。 この小説はミステリでありながら、謎を解くのではなく謎を作り出す。終盤で物語全体にしかけられた大きな罠に気づかされ、初読の人は膝を叩くに違いない。そして絶対に再読するはずだ。そこかしこに罠がしかけてあることに気づいて、絶対に続編を読みたい衝動にかられるだろう。その内容には触れないでおこう。おそらく、十中八九の読者が作中(もしくは”劇中”と言ったほうがいいかもしれない)でおきる密室・殺人とは別の叙述トリックにひっかけられてしまう。 その罠とは別の部分、小説内でおきる密室・殺人はきわめてオーソドックスなミステリ。なぜ密室・(点)殺人なのかということも説明されている。これが今回の事件のキーポイントとなる。こっちの謎はしっかりと名探偵(これもまた罠)によって解き明かされていくのでご心配なく。 | ||||
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不思議の国で迷子になりたくないならば、ウサギの出すサインを見逃さないことです。この小説はミステリでありながら、謎を解くのではなく謎を作り出す。終盤で物語全体にしかけられた大きな罠に気づかされ、初読の人は膝を叩くに違いない。そして絶対に再読するはずだ。そこかしこに罠がしかけてあることに気づいて、絶対に続編を読みたい衝動にかられるだろう。その内容には触れないでおこう。おそらく、十中八九の読者が作中(もしくは”劇中”と言ったほうがいいかもしれない)でおきる密室・殺人とは別の叙述トリックにひっかけられてしまう。その罠とは別の部分、小説内でおきる密室・殺人はきわめてオーソドックスなミステリ。なぜ密室・(点)殺人なのかということも説明されている。これが今回の事件のキーポイントとなる。こっちの謎はしっかりと名探偵(これもまた罠)によって解き明かされていくのでご心配なく。 | ||||
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冬の山の中、別荘で起きた不可解な状況の事件を、四里川、四ッ谷の探偵コンビが調査していくミステリー。最初はてっきりホラー小説かと思いきや、しっかり本格ミステリしている作品でした。 タイトルにあるように、密室が出てきます。殺人かどうか確定できませんが、人が死ぬ事件も出てきます。密室と殺人を繋ぐ「・」の中丸の意味は、書かないほうがいいかなあ。とにかく、事件の現場の状況が非常に不可解なんです。これに論理的な解決ができるんだろうか、ホラーを交えた超絶的なオチになるんじゃないの?と疑心暗鬼を覚えながら、読んでいきました。 四里川(よりかわ)探偵の横着に、「ったく、しょうがないなあ」と内心思いつつ、助手を務める四ッ谷礼子のぼやきがいけてました。大阪弁のぼやきや台詞なんですけどね、これが妙にツボをくすぐってくれたところ、ナイスでした。 ホラーとSFの作家だとばかり思っていた小林泰三さんに、こんな本格ミステリの作品があったなんて! 予想以上に面白く、印象的(衝撃的でもある)な作品。確かにホラー色、幻想色いうのもありましたが、基本の部分は本格ミステリになっていたと思います。おしまいのほうでは、「むうぅっ。おぬし、やるなー」って感じで、唸らされましたよ。 | ||||
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冬の山の中、別荘で起きた不可解な状況の事件を、四里川、四ッ谷の探偵コンビが調査していくミステリー。最初はてっきりホラー小説かと思いきや、しっかり本格ミステリしている作品でした。タイトルにあるように、密室が出てきます。殺人かどうか確定できませんが、人が死ぬ事件も出てきます。密室と殺人を繋ぐ「・」の中丸の意味は、書かないほうがいいかなあ。とにかく、事件の現場の状況が非常に不可解なんです。これに論理的な解決ができるんだろうか、ホラーを交えた超絶的なオチになるんじゃないの?と疑心暗鬼を覚えながら、読んでいきました。四里川(よりかわ)探偵の横着に、「ったく、しょうがないなあ」と内心思いつつ、助手を務める四ッ谷礼子のぼやきがいけてました。大阪弁のぼやきや台詞なんですけどね、これが妙にツボをくすぐってくれたところ、ナイスでした。ホラーとSFの作家だとばかり思っていた小林泰三さんに、こんな本格ミステリの作品があったなんて! 予想以上に面白く、印象的(衝撃的でもある)な作品。確かにホラー色、幻想色いうのもありましたが、基本の部分は本格ミステリになっていたと思います。おしまいのほうでは、「むうぅっ。おぬし、やるなー」って感じで、唸らされましたよ。 | ||||
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元々小林さんのファンで、この本が図書館にある最後の本でした。 探偵モノ(とは言えない?)を見るのすら初めてで上手く言うことが出来ませんが、どんな話であれやはりそのジャンルから逸脱して作られていると思いました。 探偵モノに飽きた人(そうでない人にも)オススメデス!! 探偵の先生と助手の四ッ谷さんが大×∞好きデスv 谷丸警部も徳さんも(と言うか順子さんと西条さん以外は大体)好きデスvv 皆良い人だな~と思いました。 最後まで読んで一番心に残っていることは、泣けるほど切ない…。 の一言です。 後は最後のページの二文目が答えと取っていいのですか?という疑問が残った気がしました。 | ||||
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