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奪取
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奪取の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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上下合わせて文庫で950ページ。かなりの分量の小説なのだが、その長さが全く苦にならない。 やはりノンストップ、息もつかせぬ展開が読者に飽きを許さないのだろう。 サスペンスあり、頭脳ゲームあり、人間ドラマあり。様々な要素が高次元で融合した極上のエンターテイメント作品。この分量は必要十分と言えると思う。 最後の二転三転には手に汗握り、落とし方に思わずうなり、読みきって本を閉じた途端「面白いっ!」と声を上げてしまった。文句なしの★5つ。 | ||||
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読んだのは何年か前ですが、未だに私が読んだ中で 一番おもしろかったと言えてしまう作品です。 上下巻 平日2日で読み終わった記憶があります。 | ||||
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ここ数年、偽一万円札や偽ドルなどが世間をにぎわせている。 主人公たちのドキドキするような偽札つくり、そこには儲けてやろうとかいう利益を追求するというより、お金は目的でないゲームのような高揚を感じる。 読みながら、印刷の勉強にもなったが、一緒に偽札を作っているような気持ちにもなった。 ドラマ化したら面白いと思うけど、無理だろうな・・・ | ||||
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今まで読んだ小説の中でも1位、2位を争う程の面白さでした。 とにかく話のテンポがよく痛快です。全く長さを感じさせません。 次から次へと起こる予想外の展開、綿密な取材に基づいた見事な描写、 臨場感溢れる卓越した文章力… どれをとっても見事! 真保裕一氏の並々ならぬ才能に驚きを禁じえませんでした。 見逃すのはあまりにも惜しい傑作です。 是非一読を!! | ||||
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面白い章立てです。出世魚のごとく、章毎にレベルアップしていくみたいです。 最初は裏物オタクみたいな青年が、得意の裏物知識を披露してくれます。 でも、鮮度が命の裏物情報は、小説になって出てくる時点 ではもう完全に時代遅れになってます。ちょっとしらけました。 まあ読者の興味を引く事はできるかも知れませんが。 この小説を読んでる途中、何度もお札を手にとって、じっくりと眺めました。 普段何気なく使ってるお札に、様々な印刷技術が使われてるんだなと あらためて感心しました。 物語はユーモラスで、スピード感あふれる展開です。 どの章にもきっちりタイムリミットが設定されています。 限られた時間の中で、主人公たちが必死に偽札作りに励む様子には共感を覚えます。 ただ、偽札作りの工程は文章ではちょっと判りにくかったです。 図解でも入れて欲しかった所です。 大金入手まで後一歩と迫った主人公、意外な展開の連続、そして新たな仲間の出現。 物語は一気に後半に突入します。 | ||||
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先が気になって気になって一気に読んでしまいました。偽札作りや各印刷工程など、色々と興味深かったです。でも一番の凄さは、あのラストじゃないでしょうか?今まで色んな作品を読んでましたが、このラストには「やられた!!!」って感じでした。最高の1冊です | ||||
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奪取、とても良かったです。涙、感動、笑い、すべてがつまっています。始めは読んでいる内は雅人の借金返済が目的かと思いましたが謎のおっさん、じじいが出てきてから完全にはまりました。どんでん返しに次ぐどんでん返し、読んでいる自分を「あっ!」とさせるような予想を裏切る展開、そして独特の爽快感。「こんなこと何処で知ったんだ!?」と言う様な一万円札の材質、偽札の作り方、等もかなり詳しく掲載されてます。ここまで手が込んでるとは思いませんでした。長編ですが一気に読みきりました。読む価値は十分にあると思います。 | ||||
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紆余曲折があってさまざまな動機から紙幣偽造の道(?)をまっしぐらに進む若者3人の物語。最初はパソコンとプリンタだけで作った偽札で両替機を騙し、最終的には人間を(銀行員でさえ)騙せる偽札を作り上げるまでに腕を上達(?)させます。立派な犯罪でありながら(登場人物達の究極の目的は金儲けではないにせよ)、物語のプロットや展開の巧みさから、読者はその犯罪の成功を大いに期待させられます。物語自体も楽しめますが、この小説で印刷技術の初歩を知ることができますし、紙幣印刷がいかに複雑で巧妙かを伺い知ることができるのも面白いところ。 | ||||
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笑いあり、涙あり、友情あり、恋あり。そしてスリルとサスペンス。事態はめまぐるしく展開する。長編だが、読者を飽きさせずに最後まで引っ張っていくのは、やはり作者の筆力のすごさだ。専門的な知識の描写は理解しづらいが、それもこの作品には必要だと納得させられてしまう。いかに人を欺くか。読んでいてとても楽しめた。ラストも見事!読んだ人はあっと驚くに違いない。 | ||||
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上巻から引き続き「完璧な偽札」の製造に執着している主人公の四苦八苦が面白いです。ページ数は約500ありますが上巻同様最後まで楽しんで読めると思います。あと、最後の終わり方がちょうど予想してなかったとこを突いてきて、やられたって感じでした(この前読んだ本が同じような終わり方をしたので警戒してたつもりだったんですが・・・)まだこの本を読んでない方は、偽札製造のメンバーの変わり行く名前に注目して読んでみても面白いのではw | ||||
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偽札作りの描写は非常に細かく実際に作っている様が見に浮かぶようです、また、アクションシーンもイメージを描きやすく本を読みながらも映画を観ているような感じでした。ラストも結構凝っていてまさしく映画のようなどんでん返し・・・主人公には動機からしてあまり共感できる部分がないので感情移入しにくかったのが残念でしたが、はらはらドキドキさせてくれたので面白さの点では満足できる本だと思います。なかなか面白く読むことができました。 | ||||
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スピード感がまさに絶妙!軽快なタッチで描かれるこの作品。上下巻あるにも関わらず、全く重さを感じさせません。これぞ真保裕一の代表作!ぜひごらんあれ。 | ||||
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とにかく息つく暇もありません。ぐいぐい引き込まれます。ほのかな主人公とユキオとの恋。そしてムショ帰りの友との友情。なぜ割に合わない偽札作りの為にここまで執念を燃やせるのか?それは本を読んでみてください!難を言えば、ヤクザどもとのやりとりでちょっと分かりにくかった所。そしてエピローグのずっこけそうなオチ でしょうか・・・とにかくピカレスクユーモア小説として最高峰です。 | ||||
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第10回山本周五郎賞&第50回日本推理作家協会賞W受賞作品。 「宝島社 このミステリーがすごい!」 97年版 2位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 96年 4位 友達がヤクザから多額の借金をし、その返済のために主人公は偽札作りを始める。主人公は「本物と寸分違わぬ紙幣を作ることができれば、偽札作りは犯罪を超越する」これを信念に、仲間と共に自分を陥れた者達に闘いを挑む。 印刷に関しては専門用語も多々出てくるため、多少難しい感は否めないが、ユーモアたっぷりの文章なので、読んでいて苦は全くない。 前に出てきた部分とつながり、「なるほどそういうことだったか」と感心するところ多数あり。 ラストは全く予想だににしなかったものだったが、物凄く気持ち良いものであった。まさに、「超気持ちいい!」であった。 上下巻合わせて約1000頁に及ぶ超長編だが、一気に読破できる。 また、この本を読んだ誰しもが普段あまり意識せずに取り扱っている紙幣を手にとってじっくり眺めることになるだろう。 ソレデハ… | ||||
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ストーリー展開もさることながら,登場人物の立居振る舞い&セリフ回しがイイ!チンピラの鼻の穴に包丁の切っ先を突っ込み,「サブちゃん,好きかい?」とか,日焼けサロンと金縁メガネ,イタリア製スーツで外国人を装って,「それが,基本となる大事なルール,ネ」,「特に,領海を離れてしまえば,監視の目はぐっと減ります。実にグットな環境なのです」とか。これってダジャレです。念のため。一夢庵風流記の前田慶次みたいな正統派ヒーローも好きだけど,中悪党(ちょっとショボ目)の活躍もスカッとするなーと思った一冊。セリフにひとつだけ注文をつけるとしたら,サチオの「ゲーっ」。登場して間もなく,よく使ってたのが印象に残ったので,再会してからもゲーゲー言って欲しかった。とはいえこれは枝葉の問題。文句なし★★★★★です。オモロイぞう。 | ||||
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97年度版 このミス 2位96文春ベスト 10位第50回 日本推理作家協会賞 長編部門平成9年度 山本周五郎賞本作品は「偽札づくり」をテーマとしたミステリー。軽快なテンポで進むクライムノベルである。作者の他の「取引」「震源」などの作品と同様、本作品も綿密な取材に基づいて作られており、本作品を読むと、自分も偽札を作れそうな気になってくるから不思議である。また、ボリュームたっぷりでありながら、一気によませるあたり、さすがである。一方、あえて難をあげるとすれば、「エピローグ」である。さまざまな妨害に遭いながら「偽札づくり」を成し遂げようとする主人公達にどんどん感情移入し、上下巻で900ページ以上を読むことになるのだが、このたった5ページの「エピローグ」によって、作品による充足感が損なわれたと思うのは私だけだろうか?面白いミステリーである。しかしこの「落語の落ち」のような「エピローグ」をあえてつけた意味が理解できない。 | ||||
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偽札を作る話です。3部構成になっていて、だんだん偽札の完成度が上がっていく。話の大きな流れは、2つから成っていて、偽札作りと復讐劇がその2つです。どちらの流れも面白い。偽札作りと復讐劇と書くと、暗い感じがしますが、そんなことも全くありません。むしろかなり軽いタッチに描かれています。ゆえにどんどん読み進んでいってしまいます。残念なことに、人物描写はあまり深くなく、登場人物の人間味が軽い感じはあります。でも、上の2つの流れが強力であるため、娯楽小説としては(作者もこの話を純文学とは思ってないでしょう)、そんな欠点など関係なく面白い。軽い娯楽小説を読みたい人にお勧めです。 | ||||
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この人の他の作品は読んだことがないし、どの様な人なのかも知らず、面白そうだったので買いました。なんともはや・・映画の様なお話しでした。偽札作りに執念を燃やす人達の話で、犯罪をしているのに(中には犯罪者として刑務所での生活経験者もいるのに)ものすごい信念を貫く生き方をしているので、どの世界でも一流っていうのは大事だな~、それから何でも長い目で見なくちゃとか、みみっちい生き方じゃ、駄目だな~なんて想いながら読みました。昔見たハリウッド映画などの金庫破りや強盗などの映画を見ている様で、悪いことをしているのに、なんだか痛快な感じ、爽快感がありました。星が4つなのは、途中、あまりに偽札の作り方などを細かく書いてあって、印刷などの分野には全くの素人の為、わかりにくくなってしまいました。かなり詳しく偽札作りについて書かれてあるところも作者の意図だと思いますけどね。楽しかったです。 | ||||
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月並みな言い方ですが、まさにエンターテイメントの最高峰です。ここまで一気に読めた作品は久しぶりです。最初のスタンガンを使った軽犯罪から一気に引き込み、徐々に犯罪をエスカレートさせていく主人公達にがっちりハートを掴まれます。後ろ暗いはずの「犯罪」なのに、なぜかスポーティーであり、一種の犯罪スポ根小説といった風情です。それは彼らが人を傷つけず、理想を追い求めるロマンチストであり、ルパン三世に通じるかっこ良さがあるからです。あえて難を言えば、主人公の偽札作りの情熱への動機というか、必然性が弱い点や、勝手に保証人にされている不可解さがありましたが、作者ご本人のコメントにもあるように、とにかく面白さ重視でエンターテイメントに徹しているので、細かい点を気にするのは、この小説の正しい読み方ではありません。前編通して、非常に映画的・映像的であり、情景はもちろん音楽まで聞こえてきそうなシーンもあります。この本を読みながら財布から札を取り出した人は、決して私一人ではないはず。この絶妙なリアリティーとアンリアリティのバランス。傑作です。 | ||||
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とにかく、スピーディで、痛快で偽札の人間ドラマなんだけど、全然嫌味がない。イメージが簡単に湧いてくるような、描写。圧巻です。ホワイトアウトも、よかったですが、痛快さではこちらのほうが気持ちよく読めた気がします。 | ||||
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