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首挽村の殺人
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首挽村の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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雪閉ざされた村と赤熊、マタギの描写力が素晴らしく、自分もそんな村に閉じ込められている気分。殺人はおまけと考えては? | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 第27回横溝正史ミステリ大賞の受賞作で、横溝の再来とも言われたほど、それっぽい内容になっている。 岩手の雪深い寒村で奇怪な殺人が続き、巨大な熊まであらわれて人々を襲う。怪しげな旧習、不気味な昔話、マタギ、血塗られた過去の歴史と、読者の心をくすぐるような要素がてんこ盛りで、それなりに楽しい作品に仕上がっている。 ただ、やりすぎ感があり、特に熊は……。 真犯人も意外だし、主人公の「動機」の意外性はなかなかのもの。 とはいえ、これはダメだろうと思わなくもない。 今後に期待。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞や21世紀の横溝正史等のうたい文句を抜きにして読めば、 物足りなさは感じるものの、設定自体はそこそこ楽しめるのではないかと思う。 ストーリーを楽しむ小説ではないという感想。 | ||||
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「 21世紀の横溝云々 」 と裏表紙にあったので購入しましたが、正直いって期待外れでした。 金田一耕助のような魅力的な登場人物もいませんしね …… 。 地方の村が舞台ということで因習などが取り入れられたところなどは悪いとは思いませんが、 文体が3人称であり、中心となるのが一般人の医師というところで物語に制約ができてしまったのかもしれません。 そして、当たり前のことですが警察関係者が登場するのは事件が起きてからのため、 登場人物に感情移入ができませんでした。 せめて藤田警部補の内面でも、もう少し詳しい掘り下げてくれたなら良かったのですが …… 。 赤熊が人を襲う場面は臨場感がありますが、殺人の方はそれに比べると最後の方が急すぎると感じて、 ついていけませんでした。 舞台が田舎というだけであり、内容そのものは割合と現実的という印象でした。 ドロドロしたものなども無いように見え、横溝正史というよりも内田康夫氏に近いと思いましたね。 | ||||
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2007年、第27回横溝正史ミステリ大賞受賞作の文庫版。 まず、横溝正史の作品を読んだことが無いので、作品の雰囲気が横溝正史と比べてどうか、という点についてはなんとも言えない。それ以外、読了後の全体的な印象としては、可もなく不可もなく、もしくは、ちょっとマイナス、位の評価。デビュー作という点から見れば、まあ、それほどひどい出来とは思わないし、ポジティブに評価できるところもあると思う(例えば、背景となる部隊の設定など)。一方で、「21世紀の横溝正史」とか「各方面から絶賛」とか書かれているのを見ると、それはない、と思う。以下、細かいところ。 舞台の設定や、村の昔話になぞらえた連続殺人など、それ自体は有効な装置だと思う。ただし、それらについても、もっと効果的な使い方を練る余地は十二分にあると思う。例えば、マジシャンが自分のマジックを見せるときに、観客にどちらの方向から見せるかまで、細心の注意を払うような感じ。その他、これは、ちょっと、と思えるところは熊の使い方。熊の生態について殆ど知識がないので、あまり断定的なことは言えないが、あまりに都合よく現れすぎている、という印象を抱いた。もっと、不確実な存在、偶然の要素という扱いのほうが適切と思う。その他、肝心の謎についても、もっと練って欲しい。少々安易過ぎるように思う。 | ||||
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人物の書き分けができてないので、誰が誰なのかわかりにくい。 それと会話ですが、反復が多すぎるのには辟易した。 犯人もなんだかなあって感じです。 それでも☆3つなのは、この作者の人間に対する目にどこか共感するものがあったから。 これからも田舎の今を、もっととことん描いて欲しいと思います。 | ||||
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なかなか酷評なようですが私は良かったと思いますよ。確かに足りない部分は多いし熊退治のほうが目立つ。とは思うんですが、あのマタギのじいちゃんは好きですね。すごく格好よかったです。他のキャラももう少し掘り下げれたらうれしかったですね。これからの作品を期待したいです。 | ||||
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最早、現代には、横溝正史が書き連ねることのできる世界はないのか・・・。 犬神家の一族、悪霊島、本陣殺人事件・・・。 集落に澱となって残る、因習という設定は、十分に横溝を彷彿させるが、 ・・・伝わってこない。 著者の筆力のせいなのか、 また、二桁平成の世のせいなのか、 わからない。 一方、本格ミステリーという意味では、横溝的ではある。 だが、後半部分を成り立たせるために、 首挽村は必要だったのか・・・。 必然性がわからない。 中央から離れた集落が設定として必要だったのだろうか、 東京・・・それも下町でも、この物語は完成したような気がする。 それも、もっと横溝的に・・・。 前半部分の物足りなさは、 全体のプロットに少なからず影響がでている。 前半部と後半部が有機的につながり、 昇華していたらと思うと、 ちょっと残念な作品ではある。 | ||||
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