■スポンサードリンク
首挽村の殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
首挽村の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかくつまらない。最初から最後まで一貫してつまらない。 第一に人物描写がまるでできていない。そもそも魅力的なキャラが皆無なのだが、それでも個性が描き分けれられていればマシだろう。ところが、まるで個性がない。名前が違うくらいなものだ。 第二に風景描写ができていない。雪深い山の村というハンデはあるが、それなりにダイナミックな風景であるはずな場所でもスケール感が全く感じられない。雪景色も書き割りにしか見えない。 第三に状況の描写ができていない。例えば、犯行現場は、首つりとか逆さ釣りとか、それなりの状況もあるのだが、まるでおどろおどろしさがない。全く心に響かない。クマが暴れるシーンもあるが、迫力ゼロ。 第四にストーリー展開に必然性がない。盛り上がりがない。ただでさえ展開に必然性がないのに、時間が前後して○○年○月○日○時のような感じで書いてあるので、いろいろなことが起きました程度の印象しか残らない。 第五にミステリーの中核部分がどうしようもない。ネタバレになるので深入りしないが、トリックや伏線云々とかいう以前の問題。 第六に動機が全くどうしようもない。ネタバレになるので深入りしないが、リアリティ云々とかいう以前の問題。 第七にミステリーの背景が全くつまらない。一応、因習らしきものが語られるのだが、全然消化されないでただ次の事件が起こる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
語り手が3人に別れていて、事件も個々に検証するので、ん?なんの話し?て部分が多かった気がします。 後半になって連続事件では?となりますが、小さい村でこんなに事件が起きたら関連してるに決まってるでしょ! また、現代の話しなのに携帯電話使わなかったり、警察のやる気なかったり、リアリティが感じられない割りには、マタギの話しも、村の昔話も中途半端でなんだかなでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあ、5つ星の採点がないのが分かるね。 なんというか、横溝正史風の地方の一村を舞台にしたという設定にもかかわらず、そこに熊による襲撃パニックやら過疎地域の医療問題やらDVやらを適当にぶちこんだ、という感じの、実におさまりの悪い感じがする作品だ。 読み口は悪くないから、文章自体はスラスラと読める。 しかし、犯人を特定するロジックがない、というのが本作の最大の欠点だ。 最終的に犯人の自白と平行して推理が展開されるのだが、これが推理というよりは推測のレベルなのだ。 どうして特定の一人が犯人と断定できるのか、という強力なロジックがあれば、本作の印象はガラッと変わっていただろう。 しかし、これはダメだ。 この提示された証拠だけでは犯人を推定はできるが特定することはできない。 これが横溝正史の名前を冠したプライスの受賞作というのが残念である。 ただし、犯人の犯行動機等には映像化に向いている部分がある。 コンパクトにまとめて(熊のくだりをはぶいたり)、2時間ドラマ化したら、それなりにキリッとしまった感じになるかもしれない。 もちろん役者の演技力が問題になるが、や過疎問題を強調しすぎないようにして、ドメスティックな面を強く押したらいいんじゃないかな。 あっ、そうすると犯人も動機もバレバレになっちまうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
綾辻行人絶賛ということだったので読んでみましたが、はっきり言ってイマイチでした。横溝テイストをだそうとしていますが、まるで気持ち悪さがないです。横溝正史の作品は、暗闇で何だか分からないヌルヌルしたものが巻きついているような不気味感がありましたが、こちらは単なるスプラッターのような感じでした。展開ですが、探偵役や容疑者役もはっきりせず、物語は全体として進行します。また、いわゆる本格とは違い、伏線が回収されて結末に向かうといった感じではなく、全くほったらかしのような部分もあります。ちょっと抽象的な表現ですが、ピースがきちんとはまらないまま、何となく絵が見えているといった感じ。読後にも爽快感はありませんでした。思うに、横溝テイストをだそうとしすぎて、それが悪影響を与えているように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おどろおどろしい表紙や帯のあおり文句に惹かれて購入しました。横溝文学を現代に再現させた!などと言われるものの本家とは力量が違いすぎます。登場人物に対して感情移入が出来ないというのもマイナスですし、村に伝わる言い伝えになぞらえての殺人にも恐怖感・猟奇感がわきません。殺人事件より熊出没の方が大事件の扱いになるのはいかがでしょうか?犯人の自白シーンはただ不快なだけでした。こんなに思慮が浅くて身勝手な馬鹿犯人はなかなかいません。購入を検討されるなら、古本か文庫が流通するのを待つべきです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝の匂いが味わえるという宣伝文句に期待したのですが、それほどでもなく。 小説そのものも、巻末の選評にあるとおり人物の書き分けが今ひとつで 新人さんだから仕方がないといってしまえば、それまでなのですが 私には、少々期待はずれでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!