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子どもの王様
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子どもの王様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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子供にとって大人はミステリ。 大人にとって子供はミステリ。 だから、事件が解決しても真実はすれ違う。 それに、子ども同士の真実もすれ違う。 正義を信じる子どもと、子どもだった人たちに。 | ||||
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ネットのニュースを見ていると、20年近く迷惑をかけられら来た隣人を殺した犯人に、懲役9年の実刑の判決が出ていた。記事によると、犯人だけではなく他の住人や被害者の親族にもかなり迷惑をかけていたとのこと。鎌を持って苦情を言ってくるような人だ。裁判には1000人分の嘆願書が寛大な判決を求めて提出された。被告は、今後他の住人にも迷惑がかけられることが無いように、とどめをさしたそうだ。それで、懲役9年は重いように思う。裁判官(員)の常識を疑う。 そういうことを考えると、この小説のような結論も悪くは無いと思う。しかも、フィクションの世界だから。 主人公は子どもの王様の顔を見て頭の中が真っ白になったというからには、顔見知りだったようだ。他の方も書いていたが、読み返しても誰かわからない。それだけ驚くのなら、学校の担任先生とか自分の親とか兄弟だろうがもちろんそうではない。いったい誰だろうか。ひょっとして書かれてないのかもしれない。 ただ、文庫本の最後の解説にもあるように書いてある。なぞだ。 追加 私には、最後に近い夜の受水槽の場面で初めてトモヤの父親だとわかったのだが、その時ショウタにはトモヤの父親だとは分からなかったという設定のようだ。影から二人の会話を聞いたのだが、大人には分かるが、決定的な発言が無いので子どもには分からないということのようだ。確かにはっきりとは言っていない。そのあと、子どもの王様の顔を間近で見てトモヤとよく似ていることがわかり、頭の中が真っ白になったということだろう。 | ||||
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ミステリーランドの第一回配本だった作品である。 明確には書かれていないが、昭和40年代後半くらいの団地を舞台にしたダークなノスタルジーに浸れる一編。 本書のトリックらしいトリックは中盤の団地の案内図にペンキを重ね塗りするところのみ。このトリックの発想自体はいかにもトリッキーな氏らしい発想だ。 が、それ以外のミステリーらしい要素は皆無なまま不穏な空気感を残して物語は終わる。 これはミステリーなのか・・・と最初は思ったが、考えるにこの子供の王様の正体が子供にはよく理解できないが、大人には自明過ぎて謎にもなっていないという子供と大人の常識を逆手にとった一種の叙述トリックだったのでは・・・と思えてきた。 | ||||
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決してマジメではない、大人たちの顔を見ては「こども」を演じていた醒めた幼少時代を過ごした私には、いろいろと共通することが多く作品を読み進めるにつれて妙な親近感が湧く作品でした。 なぜ子どもの王様が現れたのか?斜に構えて読めば、あなたの子どものころの自分を再発見できるかもしれません。 | ||||
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児童書としてとらえると、子供のうちに潜む悪を容赦なく、等身大のものとして描いたという点で画期的だ。 いわゆる童話的な子供像を打ち砕く冷徹さは、読み手に不快感を感じさせるかもしれない。でもそれは、書かれるべきことでもある。 | ||||
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講談社の「ミステリーランド」シリーズ 少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける思い切ったシリーズで 豪華な装丁が素晴らしいと思う。 自分の子供向けに購入したが、自分がいろいろ読み漁っている。 児童向けの内容ではあるが、大人も昔を思い出して読むのにちょうどいい。 全体に暗い感じではあるが、少年が活躍する話として面白い。 | ||||
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ミステリーランドシリーズということで、内容的にははっきり言ってありきたり。ミステリー度は低いです。 しかし、本書はミステリーランドシリーズの一作という事で、対象年齢を低く設定してある作品が基本となっており、子どもから大人まで幅広く楽しめる趣向の作品ということを頭においておきましょう。 しかし本作は以外にも高年齢の人に向いている気がします。30代、40代の人たちの子供時代に妙に感覚的に近いのです。このあたりは作者の子供時代の反映があるみたいです。子供時代を懐かしむ、へんに和む小説でした。ただし物語的には、幼児虐待などの社会問題も含むヘビーな面ももつお話です。 ただ「ハサミ男」の殊能将之、として読むのは避けたほうがいいですけどね(笑)。 | ||||
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ミステリーランドシリーズということで、内容的にははっきり言ってありきたり。ミステリー度は低いです。 しかし、本書はミステリーランドシリーズの一作という事で、対象年齢を低く設定してある作品が基本となっており、子どもから大人まで幅広く楽しめる趣向の作品ということを頭においておきましょう。 しかし本作は以外にも高年齢の人に向いている気がします。30代、40代の人たちの子供時代に妙に感覚的に近いのです。このあたりは作者の子供時代の反映があるみたいです。子供時代を懐かしむ、へんに和む小説でした。ただし物語的には、幼児虐待などの社会問題も含むヘビーな面ももつお話です。 ただ「ハサミ男」の殊能将之、として読むのは避けたほうがいいですけどね(笑)。 | ||||
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~あとがきでは“子ども向けらしくない”と謙遜している作者ですが、 3冊読んだ中では最もジュブナイルらしかったです。 これは作者の器用さというか、文章テクニックを示すものでしょうか。謎の人物“子どもの王様”を、友達が恐れているのを聞き、 身辺に迫る子どもの王様から、自分達を守ろうと主人公が奮闘する、という内容。殺人事件ではなく~~、子どもの王様の意外な正体がメインの謎となる、 というあたりがジュブナイルらしいところ。ところが、大人が読んでも分からないのが、 主人公が気付いた子どもの王様の正体。 どうも知っている人物らしいのですが、どう読み返しても分かりませんでした…。敢えて書いていない範囲の知り合いにしたのか? それとも単に私がアホで分からなかった~~だけなのか…??~ | ||||
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~あとがきでは“子ども向けらしくない”と謙遜している作者ですが、3冊読んだ中では最もジュブナイルらしかったです。これは作者の器用さというか、文章テクニックを示すものでしょうか。謎の人物“子どもの王様”を、友達が恐れているのを聞き、身辺に迫る子どもの王様から、自分達を守ろうと主人公が奮闘する、という内容。殺人事件ではなく~~、子どもの王様の意外な正体がメインの謎となる、というあたりがジュブナイルらしいところ。ところが、大人が読んでも分からないのが、主人公が気付いた子どもの王様の正体。どうも知っている人物らしいのですが、どう読み返しても分かりませんでした…。敢えて書いていない範囲の知り合いにしたのか?それとも単に私がアホで分からなかった~~だけなのか…??~ | ||||
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ショウタの友だちで同じ団地に住んでいるトモヤは、登校拒否を続けていた。学校が終わってトモヤの家でいつも、トモヤは沢山の空想の話を作り、ショウタはそれを聞いているのだった。その作り話の中に「子どもの王様」の話があった。子どもを虐げるという「子どもの王様」の話も、いつものトモヤの作り話だとショウタは思っていたが、トモヤの語る外見通りの男が団地に現れ始めたのだ……。 物語は少年達の世界を題材にした作品で、これまでの殊能将之独特のミステリではないだけに、ファンにとっては大きく評価が分かれる作品だろうとは思います。ただ自分の子供の頃をフト思い出しましたし、子供の空想力の世界をうまく表現できている作品だと感じました。 | ||||
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ショウタの友だちで同じ団地に住んでいるトモヤは、登校拒否を続けていた。学校が終わってトモヤの家でいつも、トモヤは沢山の空想の話を作り、ショウタはそれを聞いているのだった。その作り話の中に「子どもの王様」の話があった。子どもを虐げるという「子どもの王様」の話も、いつものトモヤの作り話だとショウタは思っていたが、トモヤの語る外見通りの男が団地に現れ始めたのだ……。 物語は少年達の世界を題材にした作品で、これまでの殊能将之独特のミステリではないだけに、ファンにとっては大きく評価が分かれる作品だろうとは思います。ただ自分の子供の頃をフト思い出しましたし、子供の空想力の世界をうまく表現できている作品だと感じました。 | ||||
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