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子どもの王様
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子どもの王様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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子供向けなんだけど、大人の方が楽しめると思います。 | ||||
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殊能さんだから何かどんでん返しがあるだろうと勝手に思い込んだこちらが悪いんだけど、最後まで読んでも特に何もありませんので、同じ期待をされている方はご注意を。 ジュブナイル小説にしては随分思わせぶりな描写が多く、毒気も強いのであまりすっきりしない読後感でした。あとがきを読むと著者の子供時代をモデルに書いたそうなので、変わった住人たちや友人同士の暴力を含むやり取りも現実にあったことなのかもしれない。そうはいってもじゃあドキュメンタリーかと言われれば子供の言動はあまりリアルな感じがしなくて共感できません。著者の思い出のいくつかが散らばっているだけで物語としてまとまっていない印象で、残念でした。 ※ネタバレ ペンキで子供の王様を騙そうとしたトリックはまあ良かったですが、実現させるにはかなり無理がある。また最後、子供の王様との対決時に顔を見て驚いた描写があったけど、それも結局なんだったのか。色々モヤモヤが残ります。 | ||||
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子供にとって大人はミステリ。 大人にとって子供はミステリ。 だから、事件が解決しても真実はすれ違う。 それに、子ども同士の真実もすれ違う。 正義を信じる子どもと、子どもだった人たちに。 | ||||
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ジュブナイルのレーベルから出た一冊ですが、先に読んだ麻耶雄嵩氏の作品と同様に毒気が強くて、本当に子供に読ませるの?という内容です。 その分、大人が読んでも楽しめるように書かれていると思います。 物語は、「子どもの王様」という存在に覚える友達がいて、、、というストーリーです。なんとなくですが、こういったメタファーをストーリーに核に据える点や、決して特別な能力を持たない子供が強い敵/恐怖/困難に立ち向かうという設定は、スティーブン・キングっぽいように思いました。 | ||||
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ジュブナイルと言うからにはティーン向けに書いた小説だよな? だったらこういうことしていいと思ってるのか?読者がティーンだからって舐めてるの? 小学生ももしかしたら読むかもしれない こどもをバカにするのは許せない ふざけるな、投げっぱなしにするなよ! ①なぜ、『子どもの王様』 と呼ぶの??? ②なぜ、イナムラさんは殴られたの? ②なぜ、コウダさんは予言めいたことを言ったの?ただの戯言? 本書は三浦しをんがエッセイ集で紹介している その語り口に魅かれて購読した そんな煌めくような話はここにはない 小学生の生活の描写もつまらない上になんのためにあるのか分からない 三浦しをんからこの本に辿り着いた人には読まないことを薦める | ||||
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殊能さんの作品は「ハサミ男」で、惹き込まれ 他の作品も読みたい!とハサミ男を読み終わってすぐにこちらを読み始めましたが・・・あれ?終わり?というのが、読み終わって初めに思った感想でした。 幼少期ならではのヒーローへの強い憧れや なった気分で遊んでいる描写も好きですし、おもしろくない訳ではないのですが・・・短いこともあり ハサミ男の興奮のまま読んでしまうと、肩透かしをくらった気分にはなってしまいました。。。 | ||||
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ネットのニュースを見ていると、20年近く迷惑をかけられら来た隣人を殺した犯人に、懲役9年の実刑の判決が出ていた。記事によると、犯人だけではなく他の住人や被害者の親族にもかなり迷惑をかけていたとのこと。鎌を持って苦情を言ってくるような人だ。裁判には1000人分の嘆願書が寛大な判決を求めて提出された。被告は、今後他の住人にも迷惑がかけられることが無いように、とどめをさしたそうだ。それで、懲役9年は重いように思う。裁判官(員)の常識を疑う。 そういうことを考えると、この小説のような結論も悪くは無いと思う。しかも、フィクションの世界だから。 主人公は子どもの王様の顔を見て頭の中が真っ白になったというからには、顔見知りだったようだ。他の方も書いていたが、読み返しても誰かわからない。それだけ驚くのなら、学校の担任先生とか自分の親とか兄弟だろうがもちろんそうではない。いったい誰だろうか。ひょっとして書かれてないのかもしれない。 ただ、文庫本の最後の解説にもあるように書いてある。なぞだ。 追加 私には、最後に近い夜の受水槽の場面で初めてトモヤの父親だとわかったのだが、その時ショウタにはトモヤの父親だとは分からなかったという設定のようだ。影から二人の会話を聞いたのだが、大人には分かるが、決定的な発言が無いので子どもには分からないということのようだ。確かにはっきりとは言っていない。そのあと、子どもの王様の顔を間近で見てトモヤとよく似ていることがわかり、頭の中が真っ白になったということだろう。 | ||||
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ミステリーランドの第一回配本だった作品である。 明確には書かれていないが、昭和40年代後半くらいの団地を舞台にしたダークなノスタルジーに浸れる一編。 本書のトリックらしいトリックは中盤の団地の案内図にペンキを重ね塗りするところのみ。このトリックの発想自体はいかにもトリッキーな氏らしい発想だ。 が、それ以外のミステリーらしい要素は皆無なまま不穏な空気感を残して物語は終わる。 これはミステリーなのか・・・と最初は思ったが、考えるにこの子供の王様の正体が子供にはよく理解できないが、大人には自明過ぎて謎にもなっていないという子供と大人の常識を逆手にとった一種の叙述トリックだったのでは・・・と思えてきた。 | ||||
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決してマジメではない、大人たちの顔を見ては「こども」を演じていた醒めた幼少時代を過ごした私には、いろいろと共通することが多く作品を読み進めるにつれて妙な親近感が湧く作品でした。 なぜ子どもの王様が現れたのか?斜に構えて読めば、あなたの子どものころの自分を再発見できるかもしれません。 | ||||
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児童書としてとらえると、子供のうちに潜む悪を容赦なく、等身大のものとして描いたという点で画期的だ。 いわゆる童話的な子供像を打ち砕く冷徹さは、読み手に不快感を感じさせるかもしれない。でもそれは、書かれるべきことでもある。 | ||||
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講談社の「ミステリーランド」シリーズ 少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける思い切ったシリーズで 豪華な装丁が素晴らしいと思う。 自分の子供向けに購入したが、自分がいろいろ読み漁っている。 児童向けの内容ではあるが、大人も昔を思い出して読むのにちょうどいい。 全体に暗い感じではあるが、少年が活躍する話として面白い。 | ||||
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講談社の「ミステリーランド」シリーズの第1弾として出たもの。 本格推理作家たちに子ども向けのミステリを書かせようという意欲的な試みで、しかし、それがゆえになかなか手に取る機会がなかった。箱入りの凝った装丁で、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打ってある。 子どもを取り巻く空間の残酷さや暗さを前面に押し出した作品だ。読んでいるあいだ、憂鬱な気分がつきまとって離れなかったほどである。逆に子ども向けということを意識しすぎたのか。 とはいえ、殊能作品としては、むしろ真っ当でひねらないつくりになっている。予期しないところにどんでん返しがあり、ビックリはするが…。 あまり期待はせずに読むべきだろう。 | ||||
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講談社の「ミステリーランド」シリーズの第1弾として出たもの。 本格推理作家たちに子ども向けのミステリを書かせようという意欲的な試みで、しかし、それがゆえになかなか手に取る機会がなかった。箱入りの凝った装丁で、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打ってある。 子どもを取り巻く空間の残酷さや暗さを前面に押し出した作品だ。読んでいるあいだ、憂鬱な気分がつきまとって離れなかったほどである。逆に子ども向けということを意識しすぎたのか。 とはいえ、殊能作品としては、むしろ真っ当でひねらないつくりになっている。予期しないところにどんでん返しがあり、ビックリはするが…。 あまり期待はせずに読むべきだろう。 | ||||
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この人の作品は全部読んでいますが、いちおう第三位に入れて良いと思います。 でも途中でやっぱり真相が解ってしまったので、残念ながら星3個。 定価で買うのは読後にちょっと高いかなと思うかも。 でも団地の閉鎖的な世界を表すのには成功しているかも。 雰囲気では僕はファンなので問題ないですが、他の人はどうかなあ、と。 ちょっと疑問視する出来。 中学校でこの小説が図書室や教室に置いてあったら、トラウマになる一冊ではありますね。 | ||||
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この人の作品は全部読んでいますが、いちおう第三位に入れて良いと思います。 でも途中でやっぱり真相が解ってしまったので、残念ながら星3個。 定価で買うのは読後にちょっと高いかなと思うかも。 でも団地の閉鎖的な世界を表すのには成功しているかも。 雰囲気では僕はファンなので問題ないですが、他の人はどうかなあ、と。 ちょっと疑問視する出来。 中学校でこの小説が図書室や教室に置いてあったら、トラウマになる一冊ではありますね。 | ||||
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前から気になっていた本でしたが、ミステリーランドの配本ということで児童向けの内容かと思っていました。 いざ手にとって読んでみると・・・ 子供の視点から日常を描いているところは児童向け、 でも作品の持つテーマは成人向け。 一体どんな人に読んで欲しかったのか・・・ そのためにいろいろと中途半端になってしまったように思います。 ということで点数は辛口で。 | ||||
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前から気になっていた本でしたが、ミステリーランドの配本ということで児童向けの内容かと思っていました。 いざ手にとって読んでみると・・・ 子供の視点から日常を描いているところは児童向け、 でも作品の持つテーマは成人向け。 一体どんな人に読んで欲しかったのか・・・ そのためにいろいろと中途半端になってしまったように思います。 ということで点数は辛口で。 | ||||
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ミステリーランドシリーズということで、内容的にははっきり言ってありきたり。ミステリー度は低いです。 しかし、本書はミステリーランドシリーズの一作という事で、対象年齢を低く設定してある作品が基本となっており、子どもから大人まで幅広く楽しめる趣向の作品ということを頭においておきましょう。 しかし本作は以外にも高年齢の人に向いている気がします。30代、40代の人たちの子供時代に妙に感覚的に近いのです。このあたりは作者の子供時代の反映があるみたいです。子供時代を懐かしむ、へんに和む小説でした。ただし物語的には、幼児虐待などの社会問題も含むヘビーな面ももつお話です。 ただ「ハサミ男」の殊能将之、として読むのは避けたほうがいいですけどね(笑)。 | ||||
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ミステリーランドシリーズということで、内容的にははっきり言ってありきたり。ミステリー度は低いです。 しかし、本書はミステリーランドシリーズの一作という事で、対象年齢を低く設定してある作品が基本となっており、子どもから大人まで幅広く楽しめる趣向の作品ということを頭においておきましょう。 しかし本作は以外にも高年齢の人に向いている気がします。30代、40代の人たちの子供時代に妙に感覚的に近いのです。このあたりは作者の子供時代の反映があるみたいです。子供時代を懐かしむ、へんに和む小説でした。ただし物語的には、幼児虐待などの社会問題も含むヘビーな面ももつお話です。 ただ「ハサミ男」の殊能将之、として読むのは避けたほうがいいですけどね(笑)。 | ||||
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ヒーローものの番組が大好きで、いつも友達とサッカーなどをしている小学生・ショウタ。そんなショウタに、学校を休みが血で本ばかり読んでいる親友のトモヤは途方もない作り話ばかりする。今日も、残虐非道な「子どもの王様」という話をトモヤはしていた。だが、ある日、ショウタはトモヤの言った通りの「子どもの王様」を目撃し…。 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための"ミステリーランド"」の一作として刊行された作品。 殊能将之作品っていうと、石動戯作シリーズの「アンチミステリ」とでも言うような作品が中心になっているんだけど、ジュベナイル向けの作品ということもあって、それとはまた違った印象。勿論、『ハサミ男』とも全く別物。 私がこれを読んでいると「懐かしさ」みたいなものを感じる。学校で友達と、ヒーローものの最終回について喧喧諤諤と議論を交わす。下らないバラエティ番組を見て大笑い。嫌味なオバサンや、口うるさい自治会長。なんとなく、ノスタルジィを感じる人は多いと思う。そして、子どもなりの考えで、親友を助けようと奔走する。ま、本当に小学生の考え方がこうなのか? と言われれば微妙なところで、むしろ、大人向けなんじゃないか? とも思うんだけど。 「大人向け?」という点で言えば、結末部分の後味の悪さも気になる。この辺りも、私は嫌いじゃないんだけど、これが子供向けなんだろうか? といわれれば、ちょっと疑問。子供向けの装いをしながら、それに懐かしさを感じるような世代をターゲットとした作品。そんな風に思えて仕方が無い。 | ||||
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