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ふたりのシンデレラ
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ふたりのシンデレラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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鯨氏がもともとは原書房のミステリーリーグから出した長編作品である。今までと違ってノベルス刊行ではなく、単行本ハードカバー刊行でしかも著名ミステリー作家が数々の力作を発表したミステリーリーグからの刊行ということで、いつもの雑学こじつけ連作解決ものでお茶を濁すのはまずいと思われたのかどうかは知らないが、鯨氏の作品としては最後までシリアス趣向でダジャレ落ちやメタ落ちではない凝ったトリック一本で勝負した異色作である。 鯨井氏はこういうのも書こうと思えば書けるんじゃん。 冒頭から犯人であり被害者であり探偵であり、共犯者であり・・・とミステリーにおける一人の登場人物が全ての役割を担うという一人8役というネタに挑んでいる。 このトリック、実際にやれば最初の段階ですぐバレてしまうリアリティ皆無のトリックだが、それがいい。この小説の中でしか成り立たないトリックだからこそ一人八役という離れ技を実現できたのだ。 鯨氏の作品としては最もオーソドックスな本格ミステリーに仕上がっており、普通のミステリーファンが読んでも非常に楽しめる作品だ。 | ||||
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著者の作品には、歴史的な題材を扱ったミステリが多いと思うが 本作品は実験的要素が濃いミステリかな!? また、著者の作品では味方だと思っていた人物が実は敵方(スパイ)だったというパターンも多い気がします ある意味、それらのパターンを極めたともいえるトリッキーな作品だと思います | ||||
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鯨統一郎の「意外な犯人」もの。この作者は実験的な作風が多いが、これはまた極端な作品だ。 解説を読むまで知らなかったが、下敷きにしている「意外な犯人」ものが別にあるようだ。確かにクリスティを始めとしてその手のミステリは古今東西枚挙にいとまがない一ジャンルになってはいる。だけどこれ、ちょっとやりすぎだなあ。 技術的なところをかな〜りはしょっている気もするので、もう少しSF的手法を磨いてほしい。結局このへんが東野圭吾との違いか? それに慶應に限らず医学部は6年制ですってば。誰か校正で直してくれぇ。(笑) | ||||
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冒頭に「一人八役」と書かれているので、結末が見えてしまいました。 この設定に囚われて、ストーリーは二の次になっている感があります。 鯨統一郎の独特の世界観を堪能できませんでした。 | ||||
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作品の煽りはこう…「ふたりのシンデレラ」を演じる劇団の合宿中に、1人が殺され、1人は重傷、そして1人がいなくなった…。事件の証人であり、犯人、犠牲者、探偵役、ワトソン役、記録者、容疑者、そして共犯者でもある「わたし」が語る事件の真相は?シンデレラが仕掛けた驚愕の「罠」。なかなか秀逸な煽りで、まずは「読みたい」気持ちにさせられます。そして、内容は…この煽りの意味が分かった時、思わず笑ってしまうか?怒るか?ニヤリとするか?それとも「やられた」と言うか…鯨さんらしいトリッキーな作品です。 | ||||
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