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空中庭園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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角田さんの作品、とても読みやすくて、大好きです。今回のストーリーは、今までのとは少し違う様な気がしました。それも魅力です。 | ||||
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読みやすく、わかりやすい内容だが、読み終わった後面白かったっという気持ちにはならない本かな。 | ||||
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作者がサワコの朝にでていたので興味をもって、作者が路線転換のきっかけとなったという作品を読んでみたもの。隠し事がなくオープンという建前の家族だが、実態はそれぞれ・・・という切り口で、着想は面白いし、女性らしくない(私の思い込み?)赤裸々な表現など、斬新で受賞に値する作品であることはうなずける。然し、極めて個人的な嗜好の問題だろうが、こうした作品は好きになれない。50年以上物づくりの現場で過ごし、具体的に「物」を創造する面白さや世の中の役に立てる喜びを知っているから、こうしたジャンルの作品で世の中の裏面や暗い事実を垣間見たところで「どんな意味があるの?」「なんの役に立つの?」と思ってしまうのです。作者は編集者のジイサンから「暗いばかりじゃダメだよ」と何度も言われたそうだが、私には転換後という作品でもまだ「暗い」と感じてしまう。なぜなら、明るい未来への展望が見つけられないままで終わらせているから。 | ||||
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角田作品は好きで、映画化もされ有名なこの作品を楽しみにして読んだ。 結果、登場人物それぞれの視点で描かれた物語の終着点は描かれておらず、それを想像させる要素も不足しているために、読了後の後味は悪かった。「え、で?」と。Kindleで目次ページも戻ってこれが最終章か確認してしまった程。 終わりの(見え)ない現実や家族を描写してるまでかもしれないが。 ただ、中身については他の角田作品同様、皆が持つなかなか言葉にできない微妙な心象をうまく文章化するその表現力に感銘するばかり。 物語はタイトル通り、作中の母親が自身のマンションのテラスを必死に飾り付ける事と同様、「地に足ついていない」家族を必死に理想の家族像に作り上げようとするその空中庭園について描かれている。 「理想の家族像」を持つ一人の父親として、独りよがりの空中庭園でなく、家族みんなが少しでも居心地の良い庭を創れるか、考えさせられた作品です。 | ||||
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家族と言えども所詮他人、心の内なんて分かりっこない、そんなお話です。全ての出来事を共有する、何でも言い合える、なんて事は不可能です 全て読み終って何気に一番年下のコウ(中二)が一番大人で、一家の大黒柱である筈の父がクズだと思いました。そして母の抱える心の病みと、一番ナイーブそうなお年頃のマナは意外に爽やか。 この話と自分の家族とは出来れば切り離して考えたい。どの家族にもそりゃー色々あると思うのですが、できれば知りたくない、知らなくて結構、だというのが私の結論です。 皆さんはいかがですか?? | ||||
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結論からいえば あまり好きな部類の小説ではない。 しかし 細やかな文章表現や構成の仕方は卓越していて 全く飽きさせない。 特に絵里子やミーナの親との確執や 絵里子が 自分の家族が何かしらの秘密を抱えてるのでは、と感じながらも必死に理想の家庭を作ろうとし また そう信じようとしている姿が 同じ主婦として 非常に共感できるものがあった。 構成として唯一残念に感じたのは 6人がそれぞれの視点で語ってる小説なので 前章での出来事が あとになって ああこういう事だったのか、とわかるシーンがあるのだが それがあまりにもストレートで もう少し含みを持たせてほしかったなと思った。 ただ この家族には最後まで着地点が見いだせていない。それはそれで良いのだが小説としてもどこに着地点があるのかよくわからない。 空中に浮かんだままのラストはなんとも後味が悪い。あくまでも個人的な好みなのだが。 | ||||
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あのね、お伽噺スタートでリアリティーがないわけだよ。学校生活で、ヤンキーでもない女子が女友達を全くもたずに森崎くんのような男子とだけつるむことは現実的でないわけだよ。まず、女友達を作って地盤を固めてから男子だろ普通は。いつも男子とのみいたら、反発力のあるヤンキーでもない限りいじめられちゃうよ?本人もそうゆうことを知ってるから、普通は大半と同じにしようとするもの。小説にはこういうことが多々ある。まぁ、そこは目つむって読むけど。 | ||||
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角田さんは旅やエッセイ等、子供の手の届くところに何気に置いておいても安心な本。と思っていたので今回の本がそれらと異質なものでびっくりしてしまった。 文芸賞を取った作品ということもあって一度読んでみたかったのですが、ちょっと違ったかなー・・というのが本音です。 まず、父親の奔放さ。2人の姉弟の父でありながら、17年連れ添う愛人がいて、また今は20才そこそこの女と付き合っている。そしてそれはのちに息子の彼女?のような存在にもなる。 それ以外にも一時期の女のようなのもいて、自身も早くに結婚し、早々に子供が出来ている。 おそらくもう30台後半なのに、おそろしく甘え症。彼女に甘える時の言葉が幼児言葉。 でも約束の場所を決める時に「ま、いーや、わかった。ディスカバのスタバ、あ、なんかこれヒップホップ調?ディスカバのスタバ、いければやれば、くればーおさらばー」には呆れながらも爆笑してしまいしたが・・・。 こういうのに限って外ではいっぱしの顔してるんだろーな。 でも普通のサラリーマンで長らくの愛人と彼女+α?と繋がっていけるというのは、家のローンを考えても、外には子供はいない、ことを考えてもやっていけるの?って単純に思ってしまいます。 動物園での一コマでも、小さな淡いピンクのマナ、同じく水色のコウ、と2人ぴょんぴょんしている 回想で「すごく可愛かった」と振り返りそのまま口にするあたり、しかもミーナはこんなことは気に しない。と思っているあたり阿呆な男だと思う。 このまま書いていくと長くなりそうなので他の家族については割愛しますが、全体に暗くなることも 重くなることもないので読みやすいのは読みやすいです。 | ||||
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クニ河内さんの『切狂言(芝居小屋の名役者)』という楽曲があります。 (ヴォーカルはジョー山中さん、ギターは石間秀機さん)。 本作はこの『切狂言』の世界観ととても近いのではないかと感じました。 http://www.youtube.com/watch?v=BGhSJhAvUsE 角田さんの文章、とにかく面白いので最期まで一気に読んでしまいました。 キーワードは<学芸会><逆オートロック>あたりなのでしょう。 でも、人間ってそんなに複雑なのでしょうか。 そんなに深い闇を持っているものでしょうか? (描かれている闇は実はそんなに深くない気もする。。。。) 『対岸の彼女』ほど何か心に響くものはなかった。 読み終えた正直な感想です。 | ||||
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現代の家族を、その内面をよく描けている作品 だと思います。 隠し事をしない、をルールにしている 家族それぞれの視点から自分の秘密が暴かれる。 構成もよくできているし、読んでる者を飽きさせない。 しかし、どうしてもあることに引っかり、入りこめなかった のも事実だ。 それは、各人の視点から書かれる文章が、結局は小説家の 文章になっているところだ。 高校生が、中学生が、主婦が、サラリーマンが、やや馬鹿 そうな27歳の女が、さほど学があるわけではない老女が、 あんなうまい文章を書ける訳がないだろ、という突っ込みが 頭から離れないのである。 彼らが、小説家なみの知性や感性を持っているのであれば、 そもそも、このような裏表のある家族には出来上がっていない はずだ。 1人称で書かれる小説を読む場合でも、同じような疑問を 持つことはあるが、今作は、多角的な視点から書かれている だけに、より一層をこの疑問が際立つ。 いや、こんなことは読者は、気にしていないだろうし、 気にするのが間違っているのかもしれない。 この作品で、直木賞を逃した角田氏は、「対岸の彼女」 で受賞した。確かに、「対岸の彼女」の方がいい。 とはいえ、「空中庭園」も、佳作であるのは確かであり、 角田光代は、ディティールの人だなぁとつくづく感じる。 かなり知識を持った人であり、イタコ的に老若男女の心理に なりきれる才能もあるように思う。 同時代にこのような作家がいることは幸せだ。 | ||||
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『マザコン』を読んだ時にも思いましたが、家族ってなんだろう、母親ってなんだろう…。 他の方の感想を読むと、「家族ってこういうもの」的な意見も多く、我が家も端から見たらこんな感じなんだろうかと思うと、ゾッとします。 今まで、自分の家庭に対して疑問を抱いたことがなかっただけ、余計に。 それとも結婚して自ら家族を作る段階になると、考え方も変わるんでしょうかね? 基本的に不倫ものが苦手なので、「鍵つきドア」の章を読んでいるのは辛かったです。 私だったら、堪え性がないので、父親の秘密をあらゆる所で暴露してしまう気もする。 しかし、もし自分の父親がタカシのような男だったらと考えたら、軽く絶望したくなります。 いくらなんでも馬鹿すぎる…。 見ていてイライラするタイプの馬鹿です。 現実世界では、できればお目にかかりたくはない…。 | ||||
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多分世の中の家族ってみんなこんな感じなんだろうなぁと他人事のように思ってしまった。 それぞれの独白にオチはなく、それ故に、この先も延々こんな感じで この人達は暮らしていくのだろうなというのが感じられる。 ある時秘密がひとつ露見して、そこから崩壊が始まる・・・なんてのは実は幸せな事なのかもしれない。 崩壊すれば建て直しの策を練ることも見切りをつけることもできるけど、何もなければこのままなんでしょ? 気味悪いわぁ。 | ||||
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女性の登場人物、祖母や母親、長女、父親の愛人の物事に対する考え方や感じ方が自分とは激しく違い過ぎて、同調や感情移入し難いことが多かったように思う。フィクションだから極端な人物描写なのか、作家さんが女性で、読者である自分が男だからなのかは分からないけど。 | ||||
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家族ってなんだろうと考えてしまう。 家という舞台でそれぞれが父、夫、母、妻、娘、息子、子供という役割を演じている。 みんな表の役とは別に、裏の事情がある。それをだれに見せる? | ||||
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違う事を考えている。ひろく考えると家族とはそーいうものなのかもしれない。軽いタッチで重い事を書いてるので読みやすく一気に読んだ。一話ずつが短編かと思う程ちゃんと作ってあってだけど最後の章でちゃんとおとす。おもしろかった。 | ||||
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各章がそれぞれの主人公からの立場から見た世界が描かれているが、全体のストーリーからは感動は沸いてこない。映画化するにしても何にポイントを置いたのだろうかと考える作品です。事実は1つでも見方によれば大きく歪んでおり、今の世の中はこんなものかと嘆きたくなる作品ではないでしょうか。石田氏の解説も、作家仲間?からか、かなり甘めだったような気がする。 | ||||
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テーマは家庭の崩壊です。みんなが独立した部屋と世界を持ち、リビングで「幸せな家族」が表面的に演じられる。各章は視点が異なり、人物の描き分けには大きな成功を収めてる。老若男女すべてが違和感なく表現され、その語り口もごく自然。読書体験として非常に興味深い。 | ||||
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登場人物1人ずつが1章の語り手となっている小説だった。私はこういう形式はあまり好きではなかった。時差が生じることに付いていけないから。でもこれは時間はそのまま進み、その流れにそって、語り手がリレーしていく小説なので、ついては行けた。ただちょっと表現が卑猥なところがあり、私としては残念。母の帰宅時間が遅い本当の理由が明確になはらず(祖母の家に寄るからなのか?)最後に母の兄が言いかけたことは何なのか?それがとても気になった。確かに夢中になって読み進むことはできるが、なんだかすっきりしない結末だった。 | ||||
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